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※連続投稿が不可になるようでしたら、前の日誌と前後篇にするか、不採用でお願いします。 ―――――――――――――――――――――――― たけきの藩国の政庁、たけきの城内の一室。 深夜まで及んだ御茶会を終えて自室に戻るや、素早く竹戸 初は強力な胃薬・ワカモトの薬箱に手を伸ばした。 「お、おのれ…」 口には出さず、とある人物への呪詛を溢しながら湯呑みの白湯で苦々しげに薬を飲み干すと、空になった紙の薬箱をグジャリと握り潰し、足許に叩きつける。 まるで、その薬箱が憎くてたまらない相手の身代りか、代名詞でのあるかのように。 要するに、奴当たりだった。 少し前まで御茶会で見せていた、憂いと怒りを湛えつつも理性が全面に押し出された表情とも、少し前に下らない三文小説を書いていた時の弛んだ表情とも違う、深刻な感情を表わす顔。 俗に、それを絶望と言う。 絶望しているのは、自身の生死では無かった。そんなものは、剣士として剣を手にした時に、そして藩国に加わった時に、既に度外視している。そうでなくては剣士では無いし、他者に身命を捧げる誓いなど出来ない。 懼れるのは、たけきの藩国の運命。そして、テラの帝國と共和国の運命。 自身のちっぽけな力の遠く及ばない事態だけに、竹戸は恐れ、戦慄(わなな)いた。 脳裏に浮かぶのは、藩国の風景。田植えから収穫までの四季、じゃが芋畑に飛び交う紋白蝶、竹と戯れるパンダ、大漁旗をはためかせる漁船の群れ、活け造りにされた海老、そして藩王を始めとする藩国の人々。 「同盟とは、利害に基づく結びつき。国を滅ぼしてまで他国に殉じるのは、本末転倒」 だが、今のテラ領域で帝國と共和国の間に、公式の繋がりを持つのは、たけきの藩国とFEGだけだ。天領共和国の脅威が増大する今、両者の間に架け橋がなくしてどうする。 「今から、共和国の全土を制する事が可能か?」 大統領不在の共和国、その諸藩が足並みを揃えて抗戦する事が難しい。各個撃破の好機かもしれぬ。 だが、同時に個々の藩が抵抗し、容易に制圧できない可能性も高い。戦闘に勝利し、制圧できる事は確実であっても、時間が懸りすぎる。 「漁夫の利を得るのは、天領共和国だ」 矜持や過去の栄誉に捉われて、現実の脅威を無視して国を危険に曝すのは愚。 だが、過去の矜持や栄光という信頼を喪失して、国の未来という可能性を鎖して良いのか? 「今日の痛みと悲しみが避けられないのであれば、せめて未来の為に苦痛を受けるべきだろう?」 何度も反芻した科白。また鳩尾が痛み出す。何れ、出血するだろう。 「仮病の水虫になる前に、本当に急性胃炎とは……」 結論は出ない。自分が正しいとも思えない。ふと、時計を見る。午前四時半。 「もう、こんな時間か……」 夜明けは、未だ遠かった。 ―――――――――――――――――――――――― ……う〜ん、ドン暗になってしまいました。orz...。 [No.662] 2008/05/28(Wed) 04:29:23 |