![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
慈詠は倒れていた。 本当に倒れていた。しかもうつ伏せで、顔だけは横を向いて。 高熱にうなされながら、負傷した右腕の痛みで意識を保ちながら思い返していた。 初陣から戻り、たけきの藩国で過ごしたのは、たったの10日。 すぐに宰相府藩国にとんぼ返りをして、会社設立準備を始めた。 何を間違ったか、社長になりそうな雰囲気だ。 空から光の柱が降って、空港や政庁が壊滅し、帰られなかったのも事実だ。 復旧が進んでもターンが変わっても、帰らなかったのはやる事が多すぎたからだった。 会社の代表として走り回り、書類を作り、宰相さまや他国の王さま、秘書官がたとも連絡を取ったり、決定や、許可の判を押したりしていた。 そして、分かった事がいくつかあった。 自分は良い指揮官には、なれそうもなれない事。 とにかく、仕事の段取りや割り振りなどが下手だった。 そして悪い指揮官には、なれそうな事も。 言葉や態度で、人を乗せるのは上手くいっている。 初心者騎士団に入団した頃、帝國では指揮官不足が一つの問題としてあった。 現在は、帝國軍をはじめとして指揮官や戦力が揃い始めている様に見える。 指揮を執る事は無いと思いたいが、もしも、その時が来たらと思うと怖い。 吐き気と止まらない鼻水、痛み、熱で混乱する頭で、いつか聞いた様な言葉をまた思い出した。 「私はね、……はね、大丈夫なんだ。人を信じられる。 空を見上げれば青空が見えるように、顔をあげるとあなたがいるのよ、ね。 だから信じる事は出来るのよ。その輝きは豪華絢爛なの。 戦う前には思い出して。私と同じ名前の存在を。」 慈詠は何かに取りつかれた様に、動き始めた。自分の戦場へ。 グラグラと揺れる頭で、痛む腕を抱えて。 まだ、立ち上がる途中であった。 [No.767] 2008/07/24(Thu) 23:24:35 |