新　走れ！ケー100応援掲示板

★ かまやつ版『いいじゃないか』に関する疑問。 / yamadaben（管理人）

引用

常々、かまやつ氏による「いいじゃないか」はセルフカヴァーと書いてきましたが、それが収録されたかまやつ氏のアルバム『釜田質店』は1973年発売でライナーにも「走れ！ケー100　挿入歌」と記載もされています。
http://k100.tobiiro.jp/siryou/kamata/kamata.htm

でも、冷静に考えるとケー100放送中にカヴァーって早くないですか？
ひょっとしたら「いいじゃないか」が先にあり、作詞がC.A.L.なじみの山上氏の縁で同じ面子で「ピポピポ旅行」が作られ、その流れで「いいじゃないか」が挿入歌になったというのは考えられないのかな？と、今更ふと思いついた日曜の午後。

No.1466 - 2020/02/09(Sun) 21:06:07

☆ Re: かまやつ版『いいじゃないか』に関する疑問。 / yamadaben（管理人）

引用

気になって調査継続。
『ピポピポ旅行』CBS　SONYのシングル盤は1973年7月発売（記録写真集の佐賀様の記述）

『釜田質店』は1973年発売は確実だけど月は特定できず適当にあれこれ検索してたら海外サイトで「1973　June」の記述。（適当に検索してたのでリンク先再発見できず）

仮にこの発売日が正しければ、やはり「いいじゃないか」は元々あったのじゃないか？
で、ピポピポ旅行シングルのB面に採用された？

No.1468 - 2020/02/10(Mon) 19:41:29

☆ Re: かまやつ版『いいじゃないか』に関する疑問。 / 節子

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山田さん　　出演者より　色々詳しく調べてくださり　あらためて感動やら、懐かしさがこみあげてまいります！！！　　つくづくTVの良い時代でした～～～💕

No.1470 - 2020/02/19(Wed) 14:31:29

☆ 簡潔に記そうとすれど… 何とも長文に（ご容赦を） / ざぶん

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初めまして、少し前からサイトを楽しく拝見させていただいております。『走れ!ケー100』は幼少時に再放送で観た記憶があります… たぶんそれは『走れ!ケー100』だったはずです（苦笑）

さて、僭越ですが『ピポピポ旅行』と『いいじゃないか』に関しまして、自分なりの調査と推測を行ってみました。まず、にしきのあきらのシングル盤『ピポピポ旅行』についてですが、その発売日に関しまして、錦野旦のコンサート実施などを仲介する事務所のサイト（http://bluesette.co.jp/ofisuburusuet-41.html）に「1973年4月13日」と記載されていました。こうしたサイトでの紹介文は本人（所属事務所）によるデータの提供を受けた上で記されるものでしょうから、データの信頼性はあると思われます。

対しまして、かまやつひろし『釜田質店』のアルバム発売日ですが、こちらは本人の没後に息子のかまやつ太郎氏によって作られたサイト「Monsieur Kamayatsu Forever」の中の年表（https://monsieur.jp/walk_again/history.html）に「1973年10月」と記されています。ただし、例えば1973年11月に出されたはずのウォッカ・コリンズ（元はムッシュのバック・バンドでした）の最初のアルバムの発売年が1972年になっていたりしているので、この年表に記載のデータが全て正確というわけではまだないようです。

そのサイトにはムッシュが他者に提供した楽曲群のリストも掲載されていて（https://monsieur.jp/works/otherworks/offer_songs.html）、もちろん『ピポピポ旅行』と『いいじゃないか』もそこに記されています。そこには発表年だけで正確な月日までは記されていないのですが、どうやら楽曲はレコードでの発表順に並べられているようで、リストで『ピポピポ旅行』のすぐ上にある『思いやり』という曲が収録された由紀さおりのアルバム『ルーム・ライト - オリジナル・ア・ラ・カルト』の発売日は「1973年4月5日」で（https://www.universal-music.co.jp/yuki-saori/products/toct-29072/）、『いいじゃないか』の少し下に記された『君がいる限り』という曲が収録された西城秀樹のアルバム『エキサイティング秀樹ちぎれた愛 / 情熱の嵐』の発売日が「1973年10月5日」（Wikipediaによる）ということだそうなので、『ピポピポ旅行』がその2作の間の時期に出されたならば発表日は「1973年4月13日」で矛盾は生じません。ただし、こちらのリストも、例えば間違いなく1972年に出された加橋かつみのアルバム『パリ 2』の発売年が1973年と記されたりしているので、まだ全てが正確なデータというわけではないようです。

それでも、前述の発表日データが正確なものと仮定すれば、にしきのあきらのシングルより6ヶ月後にムッシュは自演版を発表したことになりますので、ムッシュ版は『いいじゃないか』の「セルフカヴァー」ということになると思います。ちょうどアルバムの発表が『走れ!ケー100』の放送期間中であれば、本人が話題性も十分にあると思ったのかもしれませんし、収録にはレーベル側からの要請があったのかもしれませんね。ムッシュは先に他者に提供した曲を後に自分でも取り上げることがあって、例えば『いいじゃないか』以前にも、サリー&シローに提供した曲『どうにかなるさ』を自身の作品としても出したりしています。

あとは『いいじゃないか』がいつごろに書かれた曲なのかが判明すれば良いのですが… それは『走れ!ケー100』の熱心なマニアの皆さんによる調査に託します（ペコリ）。

No.1475 - 2020/03/10(Tue) 18:15:44

☆ Re: かまやつ版『いいじゃないか』に関する疑問。 / yamadaben（管理人）

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>ざぶん様

詳細な考察ありがとうございます。私自身音楽関係にうといので助かります。
これで真相に近づければとありがたく思いますので、今回限りでなく又何かありましたら宜しくお願いします。

No.1476 - 2020/03/10(Tue) 20:22:47

☆ Re: かまやつ版『いいじゃないか』に関する疑問。 / prince

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セルフカバーという概念と、当時の音楽業界の仕組みが、時代的にずれていますので、そもそも論理的な議論になる論点ではないと考えます。

No.1477 - 2020/03/10(Tue) 20:56:20

☆ Re: かまやつ版『いいじゃないか』に関する疑問。 / yamadaben（管理人）

引用

>princeさん、ご無沙汰しております。

ご指摘ありがとうございます。私自身の音楽関係の認識の甘さも含め、ご指摘いただけると今後の指針になると思うのでありがたいです。

ただ、私が疑問に思ったのは「セルフカヴァー」でなく、『ピポピポ旅行』以前に『いいじゃないか』があったかどうかなんです。

No.1479 - 2020/03/10(Tue) 21:36:01

☆ もう少し書いておきましょうか（あとはもう書きません） / ざぶん

引用

1970年代にはCBSソニーと日音（TBSの傘下企業）と田辺エージェンシーは非常に密な関係を築いていたようで、例えば水沢アキとかはその3社協力体制にて売り出されたわけですが、閑話休題、『ピポピポ旅行』と『いいじゃないか』の楽曲出版権（レコード化権）は当時は（おそらく今でも）日音が持っていて、最初にCBSソニーからシングル盤が出された後に異なるレーベルから同曲のレコードが出されてそうしたことが可能だったのはそれが理由のはずで、当時は田辺エージェンシーに所属していたムッシュに主題歌の作曲依頼があったのもそうした関係からでしょう。作詞を手掛けた山上路夫とムッシュの関係については、かつてムッシュ自身がインタヴューにて語ったことがあります（https://monsieur.jp/walk_again/voice/hotwax.html）ので、そちらをご参照ください。

当時のフィリップス（日本の）でA&Rとして豪腕を振るっていたのが本城和治という人物で、『釜田質店』の制作も彼が手掛けたものですが、彼ならばそのアルバムに『いいじゃないか』が収録された経緯をおそらく覚えているはずです。なぜヴァーティゴというレーベル名が用いられたかに関しましては、その本城氏がかつてインタヴューにて語ったことがあります（http://park1.wakwak.com/~hi-fi/20c06.html）ので、そちらをご参照ください。

No.1480 - 2020/03/12(Thu) 18:28:48

☆ Re: かまやつ版『いいじゃないか』に関する疑問。 / yamadaben（管理人）

引用

>ざぶん様
ありがとうございます。
リンク先もざっと目を通しましたがなかなか興味深く、追ってじっくり読ませていただきます。

No.1481 - 2020/03/12(Thu) 19:17:37