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ぽんちゃんとお茶を飲みながら

何でもお気軽に書いていってくださいぽん!

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星座撮影 / もみぽん
最近、星座の撮影をしている。
昨夜も大沼にある日暮山(標高300Mくらい)に行ってきた。
珍しく一晩中晴れて、朝には大沼が雲海になった。
僕はハッセル、有〜ぽんたちはデジタルで撮る。

大沼と言えども、函館・津軽海峡はすぐ近く、漁り火の影響があれば
天の川など淡くしか見えないはずだ。

ところが、今年は天の川の濃さが今までとは違う。
どう考えても、今のところ漁り火が無いか、少ないに違いない。

それにしても、蚊と夜露がたいへんだ。
夜中、朝まで撮影すると、まるで蚊に餌をやっているようなものだ。
夜が明けてみると、手足がぼこぼこになっている。
当然、餌とは僕たち3人の血液だ。
着いてすぐ、蚊取り線香をたく前などは
十数匹の蚊が群がってくる。
蚊の羽音が耳に残響する。

まあ、それでも月のない夜に晴れるというのは今年2回目だ。
この奇跡の時間に少しは落ち着いて写真撮影ができただけでも
本当に良かった。
No.968 - 2012/08/22(Wed) 21:05:12
金星食 / もみぽん
☆今日(8/13)の明け方 待ちに待った金星食だ!
カレンダーでは「14日・金星食」となっていますが、
13日の夜が終わり、0時を越えて14日が始まってすぐのこと。

金星が月に隠される、金星食が起こります。

ただ、天気が微妙!
今、雨がざあざあ降っている・・・

14日夜なら、晴れは間違いない、との予報が出ているけれど
13日の夜は一日早い。

なんとか晴れて、美しい金星と月の姿を見たいものだ!
No.960 - 2012/08/13(Mon) 12:01:18

Re: 金星食撮影成功!! / もみぽん
☆金星食の撮影、一応成功した!

晴れるか否か、それが一番の鍵だった。
僕らは噴火湾を北上、函館から北へ西へと向かった。

その途上、あらんことか、長万部の手前の噴火湾で晴れ始めた。
この場所は、僕たちのマル秘ポイントのある海岸だった。
僕たちはここで金星食を撮影することを決めた。

月が昇ってきた。
雲の切れ間を出たり入ったりしながら
月と金星はその形をより鮮明にしてきた。

雲がほぼ切れたとき、
月と金星は暗黒の夜空を背景にその姿を鮮明にし、
その光を海に投げかけた。
波は月と金星の光を金銀のさざ波に変え、
幾重にも重なる波の絨毯のように見える。

美しかった。あまりにも美しかった。
ただ金星と月とが近づき、寄り添っているだけなのだ。
それなのにこの美しさはいったい何だろう。
こんなに美しい光景を僕は見たことがない。

その後、金星は月に隠され、一時間ほど経ってから
再びその姿を現した。
オリオンが海辺から昇ってきていた。
夜明けが始まっていた。
金星と月の光は青白くなり始めた空に徐々に同化していた。

こうして金星食の撮影に一応成功したが、
やりたいと思うことの1/10もできなかった。
でも、金星食の美しさは、撮影では伝えきれないだろう。
金星食という単なる現象として伝えるのではなく、
この美しさをより強く印象深く伝えられるならそれが本望だが
それはとうてい不可能と思う。

でも、今持てる力の全てを使って撮影した。
No.961 - 2012/08/15(Wed) 16:26:36

金星食の次の夜 / もみぽん
☆金星食の次の日もなんとか晴れた。
新月の近くにこんなに晴れるのは、今年初めてだ。
僕らは、遊楽部岳と狩場山塊に挟まれた丘陵地まで星の撮影に行った。
ずいぶんと久しぶりだ。

この地の良いところは、北極星付近、北の空がとても広く雄大に感じられるところにある。
今宵は日本海に漁り火がなく、南の空も西の空も光害なく、とても美しい。
今宵は時折通り過ぎる雲をのぞけば、間違いなく第一級の星空だ。
久しぶりだったので、僕の目は北天の星空の回転に集中した。
この大回転を、雄大に撮りたいという思いが膨らんだ。

それで、持っている魚眼レンズ系のカメラの全てを北天の回転に向けた。
露出は2時間ぐらいを考えたが、もっと慣れていたなら本当は6時間露出に挑戦してみたいと思っていた。
しかし、最後までその思いは仮想に終わった。
この2時間露出がうまくいっていたら、今度のチャンスには6時間以上の露出に挑戦してみたいと思う。

だが、もしそうすれば、反対側の南の空で雄大に立ち昇った天の川の大きな流れを魚眼で撮れなくなる・・・。
こう考えればもっと魚眼レンズがほしくなるが、予算が許さない。
北と南・・・そのどちらも美しい・・両手に花状態の満足いく星空。
本当に久しぶりだ。
そうこうしているうちに、どんどん時間が経過する。
う〜ぽんに、西空に沈みゆこうとする、星座から順番に撮っていくように言う。
まず、かんむり座。そしてヘルクレス座、こと座、それからペガサス、アンドロメダ座etc・・・。
彼はデジタルカメラをP2にのせ、僕はハッセルブラッドを90Sにのせている。
僕はフィルムで、露出にf4で30分もかかるので、数が撮れない。
慶ちゃんからの希望で、天の川を游ぐいるか座を初めて狙った。
ゾナー180mmf4のファインダーでのぞき見たいるか座はとても可愛く美しかった。
これだからハッセルはやめられない。

そうこうしているうちに、木星が昇り、金星が昇り、最後に月が昇ってきた。
夜明け前、今度は東の空が美しく輝き始めた。
終始、あまりに久しぶりだったので、慣れないことばかりでいらいらもしたが
昨夜の金星食といい、今宵の星空といい、この夏の最良の夜になった。
この地はとても良いところなのだが、
丘のうえの小さな写真館から95kmもあり、徹夜明けで帰るときが一番辛い。

それでも、泊まりで星の撮影をしに行っているよりは、ずっといい。
星の撮影後の昼間に熱くなった車の中で眠ることは本当に辛いから。
帰って、自分たちの部屋で眠ることができるのは本当にありがたい。
今宵はう〜ぽんもいたので、かえりがけ朝っぱらからアイスを食べながら帰った。
No.962 - 2012/08/16(Thu) 04:11:27

Re: 金星食 / あきら@日高 [地球外]
金星食、全経過を見れたのですね! 素晴らしい!!

こちらは、霧雨と雲に阻まれ、出現5分前に雲越しに月が見え始めました。
あわててセッティングして、写真を撮ってみた(苦笑)
https://twitter.com/#!/Akky_Star/media/slideshow?url=pic.twitter.com%2Fytu3ae2v

30年前に起きた、白昼の金星食はバッチリ見られたのですが、望遠鏡が必要で、いささかマニアックでした。
今回のように薄明中の現象では、みんなで見られるし、本当にキレイですね。
50年後は、全国でスッキリ晴れることを期待します!
No.964 - 2012/08/18(Sat) 21:10:23

Re: 金星食 / もみぽん
あきらくん、久しぶりです。
金星食がこんなにも美しい現象だとは思いませんでした。
特に美しい海辺で見られたこと。
そして引き潮で美しい波打ち際であったことなど
金星食を引き立てる要素はかなり大きかった。

それにしても、次は50年後ですか。
気が遠くなりますね。
No.967 - 2012/08/22(Wed) 20:55:23
タカハシTG-SPが来た! / もみぽん
☆ついにポータブル赤道儀第一弾
タカハシTG-SPを購入した!

TG-SP・スカイパトロールというのは
高橋製作所のポータブル赤道儀で、重さ1.2kgほど、
小型赤道儀であるP2の1/4程の大きさしかない。
これだと、P2赤道儀を運んでいた箱一つに
4個のTG-SP・スカイパトロールが入る!と
その収納性の良さに感動する。

さて、どうしてついにポータブル赤道儀を購入したのか。

それは前々から、夜道を車で走っていて
目の前にパッと現れる夜の風景、星の風景を
高感度フィルムやデジタルカメラを用いて
すぐさま写したいと思っていたからだ。

そのために、たとえば小型赤道儀のP2をカメラ三脚に載せる
リングを作ってもらうなど、色々と試みはあった。

しかし、小型赤道儀P2といえども、6kgもあるので
そう簡単にぱっとすぐに写せるような態勢には入れない。
このことがずっと辛かった。

そうこうしているうちに、世の中では
僕と同じ考えを持っている方々も多く、
ポータブル赤道儀がブームとなった。
よりどりみどりでポータブル赤道儀が買える時代になった。

そこで、その中から僕が選んだのは
タカハシのTG-SP・スカイパトロール。

TG-SP・スカイパトロールは赤緯体を取り付けると
超小型の赤道儀にもなり、
軽量な望遠鏡も載せられるという拡張性も魅力の一つだ。
ただ強度は全く期待できそうにない。

また、取り付け精度に不安はあるが、
極軸望遠鏡の取り付け方なども可愛い。

また、ぶらぶらと撮影には邪魔にしかならないが
コントローラーもなかなか高級だ。
ただ、対恒星時0.3×、0.5×、0.7×倍速で動かせることは魅力だ。

願わくは赤道儀に電池共々、コントーラーの機能を全部移して
コントローラーなしにしてくれたらすばらしいのになあ。

総じて、さすがタカハシと思わせる高級感あふれる赤道儀で
やはり高いが、裏切らない作り込みの良い魅力を感じる。

さて、肝心の精度はどうだろうか。
晴れないのでテストは当分おあずけだが
やはり楽しみでもあり、不安でもある。
No.959 - 2012/08/04(Sat) 01:57:52

コンパクト赤道儀 / あきら@日高 [地球外]
赤道儀の新品購入ですね! 使い勝手はいかがですか?

我が家にも、話題のナノ・トラッカーが来ています。
超コンパクトなことは、面倒な天体撮影への心理的ハードルを下げてくれます!
これが一番の長所かも。
コンパクトさや安価さ故、割り引いて考えなければならない部分も多いのですが。
http://www.astroarts.co.jp/news/2012/08/03hoshinavi/index-j.shtml
No.963 - 2012/08/18(Sat) 21:04:08

Re: タカハシTG-SPが来た! / もみぽん
☆あきらくん。久しぶりです。
タカハシTG-SPですが、
極望が3倍なのと、極望に明視野&暗視野照明いずれもなく
せっかくのスケールも見にくく、
そのスケールを見るためにはいちいち照明を持ってくるなど
今のところ使い勝手はよろしくない。
極望の倍率から言っても、広角+短時間露出しか無理だろう。
3倍という倍率があんなにアバウトだとは思わなかった。
極軸をきちんと合わせられないことだけは確かだ。
そのため今の僕には50mm5〜10分のガイドさえ無理かも知れない。
まだ使い込んでいないので、何とも言えないけれど
P2と比較したり、その立場と替わるような赤道儀ではないようだ。
貴重な晴れた夜に、お手軽に安心してお任せする気に今のところなれないでいる。
No.965 - 2012/08/22(Wed) 20:48:59

Re: タカハシTG-SPが来た! / もみぽん
ただ、さっき言い忘れましたが、
TG-SPはジッツオの三脚にのせて使うので、
高さ調整がきくのと水平出しが容易にできるので
極望やカメラの背面液晶が見やすい高さに持ってこれて
その点は使い勝手がいい。
No.966 - 2012/08/22(Wed) 20:52:10
三脚のオーバーホール / もみぽん
☆8/3日、三脚のオーバーホールを行った。
僕は普段5本の三脚を車に乗せて持ち歩いている。
そして重い腰を上げ、その三脚たちのオーバーホールをついにやった。
5本ともジッツオというフランス製の三脚で
1本は昔からの名残でアルミ製の重い三脚で、
残りの4本はカーボン製だ。

それら三脚を全てばらばらにして、古いグリスを拭き取り、
そこにジッツオ指定のグリスを塗った。

今までどんな市販されているグリスを使ってもうまくいったことがなかったので
今回は思い切ってジッツオ指定のグリスにしてみた。

ただジッツオ指定のグリスは目の玉が飛び出るほど高価だ!!
ほんのちょっぴりで1000円以上もする。

ところが、指定グリスを塗って仕上げた三脚の出し入れは素晴らしい。

それまでは有〜ぽんなのなら一本も出すことができないほど
堅く辛い作業だった三脚の出し入れが
なんとか有〜ぽんでもかろうじてできるところまで改善した。

三脚の足の出し入れの負担軽減はとても重要なことで
夏場など特に手のひらが熱くほてってくることをかなり防いでくれる。
これだけ効果があると、1000円出した甲斐があるというものだ。
No.958 - 2012/08/04(Sat) 01:36:27
29万km達成! / もみぽん
☆今日2012.7.25日
丘のうえの小さな写真館の号が29万kmを達成した。
最近の車で、これぐらいの距離を乗っている車はだいぶ少ないだろう。

丘のうえの小さな写真館号はミツビシのデリカスターワゴンという車種で
ミツビシの手抜きが散見される、脆弱な車だ。

そのためにこれだけの距離を乗るためには
故障していないところは無いと思わせるほど
数多くの故障を経験する。

また、国の方も税制によってこうした古い車を追放したがる。
エコカーと言われる車に買い換えさせることが目的なのだろうが
一台の車を長く大事に乗ることもエコなのだと考えられないか。

それにしても、29万Kmの達成はぼく的にも最長記録だ。
次の目標は30万Kmである。
No.955 - 2012/07/25(Wed) 00:46:32

Re: 29万km達成! / 伊藤@ひたちなか市です。 [ Mail ]
伊藤@ひたちなか市です。
ご無沙汰しております。
心に引っかかる内容でしたので、どうしても一言申し上げたくて
投稿いたしました。

デリカには軽く負けますが、うちも1996年式のクラウンを乗っています。
車種にはご意見あるかと思いますが、10年落ちで購入しました。
購入当時、25000キロと走行距離が少なくで、家族での長距離移動が多い ので
買い替えました。
製造台数が多く、品質や将来のメンテも不安が少ないことも理由の一つでした。
現在、17年目ですが、至って快調です。先日お世話になっている若い方を
載せた際に17年落ちということに感心されていました。
当時は今以上に中古車が多く、買い換えられて中古になった車を
一体日本の社会はどう処分するのだろうと思っていました。
車を生産するためには膨大なエネルギーを消費します。鉄はブラジルや
オーストラリアから運ばれた鉄鉱石を原料に精製されます。
エンジンに使われるアルミ合金はボーキサイトがオーストラリアや
インドネシアから運ばれ膨大な電力も消費します。
電装品、特に半導体はこれ以上に電力を使っています。
購入される当てのない自動車は解体屋さんに行くのでしょうか。
勿体無い話です。
製造された車は、その台数分、毎年処分されているはずです。
処分する労力も、真面目にやれば相当なものです。
山下さんに同じく、乗れるものは長く乗るベキですね。
これは 家電も同じ。家具も食器もカメラも。。。
そして家も。昔ドイツに一年住んだことがありますが
家やマンションのの新築風景に出会ったことがありませんでした。
これらは無駄だと思います。この無駄のための電力供給も無駄です。
話が尽きないのでここで失礼いたします。
No.956 - 2012/07/29(Sun) 20:49:06

Re: 29万km達成! / もみぽん [北海道]
☆伊藤様
お久しぶりでございます。
丘のうえの小さな写真館号 デリカスターワゴンの件で
久しぶりにお話しが出来、嬉しい限りです。

実は、タイミング良く、この29万km走行の記事を
もう一人歓迎して読んで下さった方がおられまして

その方から先日、デリカスターワゴン用の自作部品を無償でいただきました。

その部品は、デリカのシートをフルフラットにして、車中泊のベッドにするとき、
より快適なフルフラット化を目指した部品です。

昨日、その部品を装着するために丸一日かかりましたが、
装着してみると、色々なメリットが生まれました。

29万kmにしてのこの大きなご褒美に僕は今とても喜んでいます。

この部品を下さった方もデリカスターワゴンを愛し、
17年間大事に乗られていたようです。

話は変わり、伊藤様はドイツに一年間お住まいになられたとのメッセージ。
すごくうらやましいことですね。
ドイツには新築の家がありませんでしたか!!
伊藤様のこのメッセージには勇気づけられます。

まず、日本人は家を始めとした住居費、家具代金なども含めて多大な出費を強いられます。
ゆえに、いくらたくさんの給料を得ても、お金のある実感がしない。
そして、不思議なくらい自由などを含めて豊かさの実感がない。

それがドイツ人などは家を新たに造らないから
そんなにお金が無いとしても、貧しく感じない。
無理して働く必要がない。

ある友人がイタリアから「山下さん、イタリアには人生がある」と
書いた絵葉書をくれたことがあります。
こうしたことは車や住居費により日本人が人生を失ってしまっていることを
示唆する言葉なのかもしれません。

また、もう一言なのですが
僕はその昔、貧しさを研究するという進路と写真家への進路の選択に迫られました。
結局、写真の道を選んだのですが、
今でも貧しさを何とかしたいという未練が心のどこかにあります。
お金のない貧しさ、ゆとりのない貧しさ、時間のない・・・など
車を巡り、色々と考えることがあります。
No.957 - 2012/08/03(Fri) 15:17:45
明けの明星 / もみぽん
☆明けの明星・・金星を久しぶりに写せた。
ここ一ヶ月近く、全く晴れることが無く過ぎたので、
本当に久しぶりだ。
場所は函館山。
函館山は意外にもシーイングが良い。
朝の函館夜景を写しながら、金星の撮影もする。

夜景は主に白黒で写す。
どうしても白黒の夜景のポストカードを作りたいから。
今まで白黒で函館夜景をうまく写せたことは一度もなかった。
うまい具合にコントラストの調整がきかない。

特段、有効な作戦があるわけではないが、
なんとか心に残る白黒の函館夜景を仕上げてみたい。
霧笛なる港町の風情が出せたらいいなあ。
No.954 - 2012/07/18(Wed) 05:51:27
木星食 / もみぽん
☆木星食

7/14日昼過ぎ、西空高度30度付近で
木星食が起こる。

細い月に木星が隠される。
昼過ぎだから、もちろん昼間のこと。

昼間の空で木星が見えるのか?

実は望遠鏡を使うと、これが結構よく見える。
ただし、眼視で昼間の空に木星を見出すことは無理。

だけど、月なら何とか目をこらせばかろうじて見えるときもあるわけで
月を望遠鏡の視野に入れられれば、木星も見える。

青空の星食はどんなだろう。
もし晴れたら、見てみたいものだ。
No.950 - 2012/07/15(Sun) 02:05:02

Re: 木星食 / もみぽん
☆木星食はあまりにも雲が多くて
丘のうえの小さな写真館の前からは全く見えなかった。

しかし、今からちょうど一ヶ月後の8/14日待ちに待った「金星食」がある。

8/14日金星食と言えば、お盆休み、ペルセウス座流星群・・・夏のピークの頃のこと。

そしてこの頃が終わると、なぜか急速に秋めいてくる。

しかし、今年の北海道は寒い。
いつになったら夏になるのか。
それとも、もう夏になることはないのか。

分厚いさえない雲に覆われて貴重な7月の時間が過ぎていく。
No.951 - 2012/07/16(Mon) 02:57:06

Re: 木星食 / あきら@日高 [地球外] [ Home ]
こちらも曇天+霧雨で見られず。
道北方面はすばらしい夏の青空だったようです。
名寄天文台では、1分前に浮雲に邪魔されたそう。
金星食は明け方で見やすいし、晴れてほしいね。

…あと1か月で秋ですか!(笑)
No.953 - 2012/07/17(Tue) 05:48:19
小型赤道儀 / もみぽん
☆最近デジタルカメラの影響で
星の撮影にも変革が起きている。

デジタルカメラを使うと、わずか数分で星がいっぱい写るようになった。
俗に“星空スナップ”と呼ばれているようだ。

確かにF値の明るいレンズと組み合わせれば、
フィルムだったら20分もかけて撮っていたものが
わずか数分で写ってしまう。
おどろきの速さだ。

そのため、最近、小型赤道儀がおおはやりで、
おっと、小型赤道儀と言うよりも、ポータブルとも、モバイルとも言うのだろうが、
とにかく簡易的な赤道儀が大流行なのだ。

ぽん!とカメラ三脚にのせて、自由雲台にデジタルカメラにつけて
極軸を軽く合わせたら、それで撮影できる手軽さだ。
霜がつくと言って、カイロをつけるなど、いろんな手間暇がない。

そんな赤道儀を一つ調達したいと思うわけだが、
なかなか決めかねる。
僕は未だにデジタルカメラの星夜写真の出来に不満がある。

ただ、地上も動かず、星も動かないようなそんな撮影には憧れる。
まるで地球が自転していないかのように写すことは長年夢見てきた。

さて、どうしたもんだろう。
No.945 - 2012/07/09(Mon) 05:49:04

Re: 小型赤道儀 / もみぽん
☆7月10日
最近天気がすぐれず
普段使いにくかった暗室の流し台を作り替え
整理整頓している。

また、フォコマート2Cに期待のアポロダゴン80mmという
引き伸ばしレンズの装着の準備を進めている。

もし、アポロダゴン80mmがフォコマート2cに付けば
色々な矛盾が解決される。

現在、僕が所有する中判の引き伸ばしレンズの中で
アポロダゴン80mmが最も優秀である。
No.946 - 2012/07/10(Tue) 03:05:30

Re: 小型赤道儀 / あきら@日高 [地球外] [ Home ]
こんにちは。コンパクト赤道儀いろいろ出てきたね。
ポラリエみたいなボディ形状のものは、本体の角にカメラが引っかかり、構図がかなり制限されます。
あまり小さいものはモーターも非力。
実際の使い勝手を考えると、スカイメモあたりで落ち着くような。
あまり小型じゃないですね!
そうそう、今日はまた大きな黒点出てる。
No.947 - 2012/07/10(Tue) 11:31:13

Re: 小型赤道儀 / もみぽん
☆あきら君、返信感謝。

コンパクト赤道儀とはちょっと別の話・・・

十数年来の積年の思いを先ほど果たした。
というのは、P2z赤道儀のウエイト軸をはずして
直接自由雲台を取り付けられるようにできた!

こうすると、ウエイト無しにカメラを両方向に2台搭載できる。
ウエイトがないからえらく軽い。

長年この思いの障害になっていたのは
単なるタカハシのウエイト軸を固定するネジのことだった。
タカハシのウエイト軸はM12なのだが、
実はM12にはピッチが3種類もある。1.25と1.5と1.75
僕はそんなことは知らなかった。
ホームセンターに行き、物色していて初めてわかった。

タカハシはピッチ1.5のM12を使っており、ピッチ1.5のM12は特殊だった。
そのために長年ウエイト軸を邪魔に思いつつ時が過ぎてしまった・・・。

しかし、今晩、実は3日前から試行錯誤を繰り返し、
M12(ピッチ1.5)→1/4Wのネジへ変換するアダプターを
アルミアングルとラワン材を使って制作。
これを見事取り付けて、ウエイト無しにカメラが両方向に装着された!
しかも、バランス的にもいい。

この形式だと、ガイド鏡は乗らないが
P2zの精度ならだいぶガイドできるんじゃないかと、期待感がある。

昔なら、赤道儀の精度を知らないまま
実践に持ち込んで失敗が怖いから
ガイド鏡を・・・つけたくなるのだが、
最近はデジタルカメラのおかげで、ある程度のノータッチガイドの精度予想は立てられるはずだ。
そんなことを思い、ハッセル2台がバランスしている。

しかし、相変わらず昔のタカハシの赤道儀は
ノブやクランプがいっぱいあって、ごちゃごちゃしている。
でも、ウオームギアへ伝わるモーターの歯車が回っていることだけは心強い。
ステッピングモーターの鼓動も胸にグッと来る。

電源は自作で単三電池4本の電池ボックスに換えた。

色々とごちゃごちゃ見えるが、
精悍で古典的なニュアンスがあるなあ。
No.948 - 2012/07/11(Wed) 01:51:29

Re: 小型赤道儀 / あきら@日高 [地球外] [ Home ]
FC76はデジタル撮影対応で復活したけど、PM-1赤道儀は?(コメント控えます)な感じ(苦笑)
P-2のような「くそ真面目」な小型赤道儀は、もう出てこないのかも? 基本的な構造はそのままで、モーター系をすっきり一体化してくれるだけでいいのだけどね。

大きめの黒点1520群は、昨日未明に大規模フレア発生。荷電粒子が今夜から地球に届きます。明日の朝は、月と惑星の接近+オーロラ出現かも??(ちょっとフレア弱いですが) 明日の午後は木星食。地味だけど楽しみ!
No.949 - 2012/07/14(Sat) 13:09:27

Re: 小型赤道儀 / もみぽん
☆PM-1赤道儀の名前が出たので話しを・・・

あきら君からはPM-1赤道儀はあまり良くない印象を受ける。
実は、僕は赤道儀の良し悪しとか、よくわからない。
確か、7月始めに、二軸モーター化されたよう。

また、ただ一つわかる印象は
値段の高さだ。そのことだけはわかる。
PM-1では、色々ごちゃごちゃできそうだが、
別にP2zでも自分のニーズの範囲なら工夫すればできることばかりだ。
どうしても買いたいとは思わないし、買えもしない。

それにしても、最近のタカハシの自動導入の赤道儀は高い。
確か三脚別でEM-200が50万くらいしている。
とても手が出ない。
値段的にも手が出ないのだが、
自動導入、オートガイド、冷却CCD、パソコンetcの面倒くささのことを考えると
北海道の風土や自分の性根にはやはり相容れない気がする。

それで、エネループ単三電池でできる範囲でなんとかしたいものだ。
No.952 - 2012/07/16(Mon) 03:10:05
多重露出の写真 / もみぽん
☆最近、多重露出での太陽や月の軌跡の撮影に挑んでいる。
それで、長くつみかさねてきた成果が今日できてきた。

しかし、思わぬところで、ミスが発覚した。
なんと、コマ間の重なりというミスなのだ。

今まで一枚多重露出をして、その次のコマでも多重露出をするなどと言うことはなかった。
しかし、ライカLEICA R9をもってしても、この2コマ、3コマ連続した
多重露出はコマ間の重なりや、色々なトラブルが発生している。

今回学んだことは、必ず多重露出の撮影では
一こまブランクをあけて、やることが肝要だ。

あとは、太陽の場合、最後の露出をするときは
太陽が画面から出てからもややしばらく経ってから
最後の露出を与えないとゴーストなどが出るリスクがあり得ると言うことだ。

それから太陽の没する軌跡を数時間にわたって撮影するという試みもしてみたが
これらは全て失敗に終わった。
25絞り分の減光・・・・
数時間にわたる露出。
写真は理論的にやればなんとかなる、と思うのだが、
これに関しては理論→実践→理論→実践となんどの試行錯誤が必要なようだ。
No.944 - 2012/07/04(Wed) 23:47:05
夏至の頃 / もみぽん
☆6月26日
ここ数日晴れるので、久しぶりに撮影に出る。
25日、26日と連続して函館夜景と夜明けの金星の撮影。
また25日、26日には二本の樹と太陽の軌跡を撮る。

夏至の頃、函館の夜明けを狙って撮影に出る時間は
常軌を逸している。
昨夜、丘のうえの小さな写真館を出たのは、
夜中の12時半。
函館山到着、午前1時過ぎ。
それで、撮影の準備でごちゃごちゃしていると、
午前2時過ぎ頃に東の地平線がかすかに赤らんでくる。

今、夜明けの空には金星と木星とが並んで出ている。
明るさ的には金星が木星を圧倒するが、
明るさを競っていると言うよりは
仲の良さそうな、かかあ天下の夫妻と言うところだ。

そして、太陽の出を拝んでから
丘のうえの小さな写真館に帰り着くのは朝の5時頃。

そうして、そうめんをゆでて食べる。
今朝は昨夜買ってあったすしセットがあったので、
そうめんと合わせて食べた。
すると、なんだか懐かしい思いが込みあげてくる。
日本の夏のこの感触。
帰ることが出来ない子供時代の切ないいつかの夏に、
こんな食べ物を食べたような気がする。
No.940 - 2012/06/27(Wed) 06:13:26

Re: 夏至の頃 / もみぽん
☆6月27日〜28日
今日も良く晴れた。
なぜか津軽海峡に漁り火が無く、星が綺麗だ。
函館山に朝の夜景を撮りに行く。
丘のうえの小さな写真館出発は夜の12時過ぎ。
函館山に着いて、夜景と空を見る。
今日は漁り火が無く、星が綺麗だ。
秋の星座であるアンドロメダ座が上がってきている。
アンドロメダ大星雲がかすかに見える。

夜景の上空にこれほどの数の星が見えたことは未だかつて無い。
今日はビオゴン38mmで撮ることに決めていた。
ビオゴンを6×6判で撮ると、かなり上空まで入る。
いったいどこまで入っているか、わからないけれど、
星も写っていたらいいなあ、と少し多めの露出を与える。

お決まりの朝日まで写して、
朝5時過ぎに帰ってきたら、
有〜ぽんが高熱で苦しんでいた。
39.9℃まで上がったという。
原因不明の高熱。
中間試験も終わったのだから、今日は休んだ方がいいんじゃないかな。
No.941 - 2012/06/28(Thu) 06:09:12

Re: 夏至の頃 / もみぽん
☆6月28日夕刻、函館夜景を写しに行ってきた。
函館山展望台は超満員で、あふれんばかりの人だった。
それもそのはず、夜景の始まるのが、午後7時半。
ロープウエーの終了が午後10時なので、
わずか、数時間の間に夜景を目指すほとんどの人が集中する。

入れ替わり立ち替わり、多くの人がやってきて、
ほとんどの人が皆、コンパクトデジタルカメラで夜景を
パチッと撮っていく。

そんな中、僕の今夜景撮影に使っているフィルムは
ローライRolleiの感度25のフィルムで、
このフィルムで夜景を撮ろうとすると、なんとF8で2分もかかる。

今でも夜景の撮影にはハッセルを使うので、
そのローライのフィルムをマガジンにつめて、撮影する。
それを見ていた慶ちゃんが、レトロだねえ〜〜とつぶやく。
本人はその自覚はないが、確かに言われてみればそうなのかもしれない。
でも、頭の中にあるのは、滑らかな階調描写を夢見て
2分間の露出に耐えているというだけなのだ。
No.942 - 2012/06/28(Thu) 22:46:57

Re: 夏至の頃 / もみぽん
☆6月29日夕刻函館山千畳敷に撮影に行く。
夏至の頃の光が、北の空深く、夜深くにまで差し込む様子を
撮影したかったからだ。
千畳敷からは夕日も撮影できたが、とても綺麗だった。

千畳敷の撮影を終えて、丘のうえの小さな写真館に帰ると
もう10時を過ぎていた。

次の朝もといっても、深夜の12時過ぎなのだが
再び千畳敷に行くつもりだった。

しかし、千畳敷に向かって、車を走らせていると、
霧が立ちこめるなど、なんだか様子がおかしい。
函館山に上がってみると、曇りがちだし、
海霧が津軽海峡から迫っていた。

僕は千畳敷をやめ、いつもの御殿山展望台からの撮影に切り替える。
海霧は函館の夜景を何度も覆い隠しながら一進一退を続けた。
隙間から垣間見る、夜景や夜明けの空は美しかった。

太陽が昇る頃、霧が濃くなって、
太陽が拝めないのか、と思ったが、
太陽が出た瞬間、霧が晴れ始めて、
雲海の上に太陽が輝き始めた。
これもまたとても美しかった。
No.943 - 2012/06/30(Sat) 05:59:34
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