現役生の皆さん、こんばんは。ゼミ10期の吉谷です。 今日も2限に6期生の渡邉先輩がいらっしゃっていました。それだけ皆さんの活動を、OBOGも注目しているということです。是非自信を持ってくださいね。
さて、6月も下旬にさしかかってきました。ゼミのイベント、就活、卒論、いろんなことを考えなければならない時期ですね。自分自身のこの時期を思い出すと、とにかく卒論に悩まされていたのを思い出します。選んだテーマが難しいものだっただけに同期からかなり批判も受けましたし、先生からも厳しい指摘があったことをよく覚えています。テーマである川を見ることすら嫌なほどでした。(笑)
でも、そこでテーマを変えなかった自分を、私は誇りに思っています。テーマを変えなかったのは、その卒論を書きたいという確固とした意志があったことと、書きたいという気持ちの原点を忘れていなかったからです。
今日の2限に少し触れましたが、私の地元神奈川県横浜市には「鶴見川」という川があります。典型的な都市河川で、毎年国土交通省が発表している全国の汚い川ランキングワースト5の常連と言えるほど汚い川なのですが、私にとって鶴見川は子どもの頃の思い出が詰まった大切な川なのです。 子どもの頃から今にかけても、鶴見川(JR鴨居駅近辺)では毎年こどもの日に「子ども風のまつり」というイベントが開かれていて、多くの親子連れで賑わっています。フリーマーケットや川の情報提供など、市民、行政、NPO、様々な主体が関わったイベントだということは調べてから知ったことでしたが、私がまちづくりに関心を持ったのはそういった環境に恵まれたことも影響していると思われます。
私のまちづくりへの想いの原点を何とか卒論にできないか…そんな思いで始めた航海は波乱に富んでいましたが、その想いを貫いたことで私は卒論を書き上げ、無事に卒業することができました。まさに「河口」までたどり着けたわけです。
皆さんにとって、今この場所にいる「原点」は何ですか?何か思いがあったからこそ、この場所に居られるはずなんです。「公務員になりたい」だけで入れてくれるほど、先生は甘くありません。と勝手に思っています。 もし今、何かで行き詰まっているのなら、自分なりのそれを考えるに至った「原点」を思い出してみてください。「初心忘るべからず」と言いますが、それを実践するのは意外と難しいことです。
忘れていませんか?思い出せますか? 是非一度、胸に問うてみてください。そこから、苦境を打破するヒントが出てくるはずです。それが思い出せたら、進めばいい。たまに戻っても、また違う場所から巻き返せばいいのですから。 |
No.946 - 2016/06/22(Wed) 18:28:38
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