大島港から九州本土の神湊へ戻りました。 せっかくここまできたので、かえりは宗像大社辺津宮へ寄っていこうと思いました。
神湊のバス停から乗車して、二十分弱で、宗像神社辺津宮に着きます。 この神社は、たいへん広い土地の上に建っています。ただ、昔から広い土地だったわけではないようです。 それは、生涯この神社に厚い信仰心を持った出光興産創業者出光佐三さんが、まわりの土地をコツコツと買い上げ、神社に寄進されたりしたからのようです。 駐車場は、500台の車がとめられるそうです。
出光佐三さんは、当時イギリスに押さえられていた石油を、ひそかにイランより仕入れて、独占を破った方です。日章丸というタンカーで、最悪沈没という危機をかいくぐって、にほんへ運びました。日章丸事件とよばれるそうです。
百田尚樹さんの「海賊とよばれた男」という小説に、詳しいようです。 映画では、岡田准一さんが主演です。
出光佐三さんは、宗像大社を信仰するのがふさわしい方のような気がします。
そして宝物を集めた「神宝館」を見て回りました。 龍神からもらったという翁のおめんは、一段といい扱いで飾ってありました。みあれ祭りで使うおめんは、模写して作ったサブのおめんだそうです。そうだろうなとは思っていたのですが、確認できてよかったです。
ささっと宗像大社辺津宮を見終わって、バス停へ向かいました。バスを待っていると、旅人らしきおじさんがやって来て、バス時間を手帳にうつしました。うつし終った頃に話しかけました。JR東郷駅からタクシーで来たそうです。約1,400円だったそうです。ふむ、そのくらいかかるんだ。 「わたしは愛知からきたのですが、おたくはどこから来られたんですか?」と聞くと 「新潟です」と答えてくれました。 鉄道で、はるばる来られたようで、ぼくがジェットスター航空の格安切符でやって来たと話すと、気絶しそうに驚かれました。まっ、それほどでもないか。
宗像大社や宮地嶽神社、古墳群などが見たくて来たそうです。うむ、その気持ちはよく理解できる。
バスが来たので乗車し、博多の町へ帰っていきました。 そして翌日の飛行機で、名古屋へ帰りました。
それでは、また。 |
No.714 - 2017/08/31(Thu) 23:09:03
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