----- わたしは大好きなあの人と結ばれたいの。お洒落なホテルの一室で・・・「時を巡る少女」第4章 第3節をアップしました。 ----- 取りあえず笑い飛ばして、取り合えず呆れる顔をこしらえて、取り合えず半分残されたカツカレーも、翔吾から奪い取り頬張ろうとして……
「おい、美桜……?!」
しかし美桜は立ち上がっていた。 腰かけていた椅子から少し離れた所で、身に着けたばかりのワンピースを脱ぎ落していた。
背伸びして買ったセクシーなランジェリーと、均整の取れた女らしいボディと、恥じらいに赤らんだ少女の顔と、そのすべてがガラスのスクリーンと向き合い映されていた。
「だったら急がないと。し、翔くんは今夜、死んじゃうんでしょ。だったら美桜と早く……その、CENSOREDしないと。美桜の大切なモノを翔くんに……プ、プレゼントしないと」
真顔で、目尻には光る水滴を滲ませて、訴えるセリフはとても早口で、なのに時々詰まらせて。 美桜は更に、ガラス窓から背を向けた。 ブラとパンティーの下着姿のまま、ダブルベッドへ歩み寄っていく。
(そんな話、信じろっていうの? 翔くんったら、駅裏の妖しい占い師に騙されたとか? 本屋さんでオカルチックなトンデモ本を立ち読みして、あっさり染まっちゃったとか? まさか、まさかだよ。賞味期限切れのノスタラなんちゃらさんの大予言の熱烈信者さんだとか?)
その間も、美桜の理性は両足にしがみついては説得してくれる。
(でも、見たでしょ? 翔くんのあの目を、美桜もちゃんと。冗談でも、デタラメでもいいから、はははって笑って欲しかったのに)
純粋すぎる健気な少女は、ブラを振り解いていた。 つまづきながら、パンティーも引き下ろしていた。
「わたしを愛して……翔くん……」 「み、美桜……あぁ、愛してやるさ」
呼びかけて、呼び返して。 美桜の身体がマットの上で仰向けになる。 カレー皿を掴み、掻き込むようにして平らげた翔吾が、美桜が待つベッドへと駆け寄った。 ----- |
No.8257 - 2017/11/20(Mon) 13:18:01
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