ページ更新拝見致しました。 ホーンスイッチの内部構造、とりわけシンプルなドラム形状に貼り付けてある精密な形状の真鍮板との組み合わせ、実によく考えられていますよね。
ホーンのスイッチですが・・・ご指摘のように2CVのスイッチはトラクションからの流用です。
「トラクシオンのクラクションはちょっと押すと「小さな音」、強く押すと「大きな音」がでる仕組みになってる・・・という部分についてちょっと説明しますね。
トラクションには低音・高音の2器のホーンが装着されています。
仮にホーンスイッチの最初の接点を「接点#1低音CITYホーン」次に接触する接点を「接点#2高音COUNTRYホーン」と、ここでは呼ぶ事にします。
ホーンスイッチを軽く押すと接点#1のみが接触し、接続されたCITYホーンが1器鳴り、強く押すと接点#1のCITYホーンの他に、接点#2に接続されたCOUNTRYホーンの2器が一緒に鳴ります。 電流値を変化させて音量を変化させているのではなく、鳴るホーンの個数が違うのです。
2CVの場合・・・・ 375ccの初期のA型2CV、その発展型の425ccのAZ型2CVではホーンはCOUNTRYホーン1器のみ、シングルです。 接点は2コありますが、ホーンは1器ですので、弱く押しても強く押しても鳴るのはCOUNTRYホーン1器のみです。 音色も音量も変化ありません。
425ccAZ型のあとにデビューしたAZ型豪華仕様モデルAZLではCITYホーンとCOUNTRYホーンの2器が装備されています。
425ccAZL型ではトラクションと同じく、ホーンスイッチの押し加減で鳴り分けが可能です。
W接点のホーンスイッチ、よく観察すると接点#1と接点#2では真鍮材の板厚を変えてあります。 軽く押した時はCOUNTRYホーンが鳴りにくいように作っているのです!
602ccになった後も1970年代中ごろまで、ホーンスイッチはW接点仕様になっていましたが、その後シングル接点に変更されています。
ホーンがシングルになったから、意味が無くなったのでしょうね。
実物を見ながらだと簡単に説明できるのですが、文字だけだとむずかしいですね。 長々と分かりにくい説明ですみません・・m(_ _)m |
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