■ 「仕事」と「趣味」・「職業の選択」 / しまの |
引用 |
No.697 2013/11/21(Thu) 09:28:34
「仕事」と「趣味」の本質的な違い
>?@生きることを支えるものとしては、経済的なことの他では、仕事ではなく趣味や生きがいとなる別の物でも代用できるのではないでしょうか。
「仕事」と「趣味」の本質的な違いという話から言うならば、次の3点になると思います。
「仕事」とは、 1)「必要」に応じて行うもの。生計のための就職だけでなく、「家事」もそうですし、災害ポランティアもそうですね。「必要」があって行う。 2)「対価」を得ることが前提となって行う。働けば「給料」、物を売れば「代金」。「対価」を求めない場合はその旨を明示して仕事をするのが「ボランティア」や「NPO」の活動ですね。「家事」は自分のため、身内のための「仕事」であり、対価の授受は省略していると考えることができるでしょう。 3)自分の都合では事を運べない、自分勝手には進められないもの。相手の都合、社会の都合に合わせなければならないのが基本となるもの。
「趣味」はその反対ですね。 1)「必要」はなく「楽しみ」で行うもの。 2)「対価」を得ることは基本的に目的にしない。 3)自分の都合、自分の勝手に進めることができるのがまずは基本。
我々が「仕事」というのを考えると、まず2)の「収入」を得るという面に目が向きますが、心が成長成熟するごとに1)と3)の面が「収入」によらずに重みを帯び、自分にできる、人と社会に役立つことを尽くすという姿になると言えると思います。
「心の成長」にとって、そうした「仕事」にどう自分が向かうことができるかが、この世に生まれた時に誰にでも出される一つの宿題のようなものだと、僕としては考えています。 特に3)自分都合自分勝手には進められない、という面に対して、いかにうまく対応できるようになるか。そのためには、人を知り社会を知ること、そして「行動学」や「仕事のスキル」を習得することが重要になります。 それによって、「社会で生きる自信」という、人生の大きな宿題が達成される、と。 この点、セレブ家庭に生まれて、何でも自分勝手にできる人は、得てして心の底では「社会で生きる自信」を持たないであろうまま、ろくでもない人間(^^;)になってしまうケースがあるのは、ワイドニュースなどでしばしば耳にする通りですね。
職業の選択
>?A職業の選択は、入社できそうな所・興味のあるもの・出来そうなもの・自分に合ったものが適していると言えますか。私は、学生の時になりたいものを選びました。 >?B私は、どちやかというと収入(お金)よりも自分の時間が欲しいと感じます。しかし、仕事は自己実現や自分の成長や課題にも大切と感じてもいます。
「職業の選択」は、まずは「広い視野から、総合的に、自分で決断する」ものと考えるので良いかと思います。 「広い視野」とは、自分の能力資質や性格、趣味傾向、資金、つてやコネといった自分の条件、世の中にどんな職業があるかの知識、そして上述のような、「仕事」と「成長」の関係、そうした沢山の視野を持って判断するほど、自分の幸福につながる選択ができるようになる、と。
>また、主婦・育児休暇などで就労から離れていて社会から取り残された気分になる方・病気で働くことをストップされている方・定年後の方で仕事が無い喪失感の方・仕事が見つからない方・働くことが困難な方・育児のためパートなどに変えたなどの場合もあると思います
職業の選択にあたって、さまざまな「制約」が出てくるというケースですね。同じで、それをさまざまな条件の中の一つとして、「広い視野から総合的に決断」しなければなりませんね。
全ての人において、「これで決めればいい」などというものではなく、人それぞれの人生の歩みそのものとして、選んでいくということになりますね。 もしそれぞれについてアドバイスするとしたら、それぞれの人生の歩みを全て聞いてからだという話になると思います^^。
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