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記事No.1150に関するスレッドです


(No Subject) / 引用
No.1149 2015/11/17(Tue) 22:26:34

しまのさん、こんにちは。

現実に見合わない恐怖や動揺の克服について教えてください。

現在就職しまして、入社1ヶ月の新人です。その会社はマニュアルがなく、
すべて人に聞いたり、見て覚える方針です。
しまのさんの原理原則立脚行動法などを参考にしていたのですが、
どうしても身体に染み付いた恐怖のようなものが邪魔をして、
あまり成長できてないように感じます。

?@会社では分からないことが多すぎるので質問しようと思うのですが、
あまり質問攻めになってしまうのも申し訳なく少しずつしか聞けません。
質問するまで心の準備が必要で時間がかかります。
うまい質問の方法ありますか?

?Aその会社には元々入る気は無かったのですが、あっさり採用されたので入社。
周囲のやる気とのギャップを感じています。
モチベーションが上がりません。向上心が欠けているように思います。
でも、生きるために仕事は続けたいです。
やる気に頼らない成長の原理原則を教えてください。

?B恐怖の原因は人の目。新人だから周りから注目されるのは当然だと腹をくくっているつもり
ですがやはり不安です。誰が相手でも大丈夫な行動(原理原則を考えて)で動く事を心がけて
いますがやはり私のような未熟者が我流で動いても不安がつきまといます。
一挙一動が注目されているような錯覚が常にあって心が休まりません。辛いです。
恐怖の克服方法を教えてください。

上記の三点が今現在気がかりなことです。自分ではどうしようもなくなったので教えてください。
身体が不調になるほど考えてしまいます。ストレスなく仕事がしたいです・・・
しまのさん、どうぞよろしくお願いします。


 
仕事における「質問の仕方」「モチベーション」「怖れの克服」^^ / しまの 引用
No.1150 2015/11/23(Mon) 11:05:31

これは仕事における「質問の仕方」「モチベーション」「怖れの克服」という3つのテーマになると思いますが、
最初のものは、仕事におけるごく入り口外面行動法テーマ
一方残り2つは、多少とも入り口より向こうの、継続的で総合的な向き合いテーマ

ということで、位置づけがかなり異なり並べて同じようにアドバイスを書こうとするとかなり無理がある感じのため、まず最初のものについての具体的アドバイス中心返しておこうかと思います。
つまり、「仕事」というものを初めてする段階での「質問の仕方」といった、ごく入り口課題通過しないと、その先「モチベーション」「怖れの克服」といった総合的テーマは、ちょっと手につかない状況かと。に言えば、その入り口課題通過すれば、残り2つの課題テーマについて、どのように解決が見えてくるか、それとも全く見えない妨げがあるままなのか、といったことが見えてくる、あるいはじっくり腰をすえて取り組めるようになる、という道順になると思います。


「質問の仕方」

仕事のスキルとして「価値の生み出し」という話をよく言っていますが、「質問の仕方」についてもこれが当てはまります。
つまり、「価値を生み出す質問」であれば、大いにするが良い。そうではなく「価値を生み出さない質問」は、多少控えた方が得策、というものです。

平たく言えば、「何度もそんなこと聞くなよー」思われてしまうような質問避け「おっこいつできるな♪」先輩が内心で思うであろうような質問なら、どんどんすべし
後者が、「価値を生み出す質問」であり、後者が、「価値を生み出さない質問」です。

>うまい質問の方法ありますか?

質問方法ではなく質問内容重要になる、ということですね。
では具体的どんな内容のもののことかと言うと、「価値を生み出さない質問」典型的なものとは、「何をすればいいですか」といったもの。
良くできた先輩なら、穏やかにこう言うでしょう。「何をすればいいかを考えること、探すことをしなさい」と。
で、「それが分からないから聞いているのです」返すと、先輩内心「こいつできないな」思う^^; こうなるとおざなりにされてしまう可能性がでてきます。
そうでなく、「私はこの資料に従って確認作業をすればいいですか」質問したなら、先輩内心「おっこいつできるかも」と感じ、より親切丁寧にアドバイスするよう接してくるかも知れません。

>その会社はマニュアルがなく、すべて人に聞いたり、見て覚える方針です。

とのことですが、恐らくは、マニュアルがなくても仕事ができる人材求める社会に、今なりつつあるように思えます。さらに言えば、人に聞いたり、見たりしなくても仕事ができる人材です。
そんなことができるようになる、ノウハウあるんですね。

ではそのノウハウとはどんなものかここで説明する代わりに、まずは以下事例読んで頂ければと思います。既読であれば、今回自身の問題どう応用できるかという観点から、再読頂ければ。
メール相談事例集 No.002 視線恐怖および「職場での自分の位置への不安」の克服

以上を踏まえ、今回の課題テーマでは、

>会社では分からないことが多すぎるので質問しようと思うのですが、

という、「質問しようと思うこと」内容は何か、がまさに課題材料になります。
それは質問せずともノウハウ応用により分かること(価値を生まない質問)ではないか。そうではなく、職場特有の方法について、自分から進んで確認しようとするような質問(価値を生み出す質問)か。

まずは以上の情報で、どの程度分かることがあるか確認頂ければ。その状況に応じて、また書いて頂ければさらにアドバイス追加できると思いますので^^。


「モチベーション」「怖れの克服」

残り2つのテーマについては、ごく手短に、方向性のアドバイスを書いておこうと思います。

「モチベーション」については、
・「生み出す価値」において自らのモチベーションを問う
指針になります。
「生み出す価値」としては、生活費稼ぐといった消極的なもの、自分の能力の発揮やりがいといった積極的なもの、さらには社会と人々への貢献といった、それに心を注げられることが心の豊かさと安定つながるものがあるでしょう。
そうしたものを、今の仕事でどう感じられるか問いどうモチベーションを持てるかを、自らに問う

重要なのは、最初から「モチベーションを高めるために」という意識でそうした向き合いをするのではなく、嘘偽りのない自分の本心を問う作業として、それを行うことです。場合によっては、「この仕事では自分はモチベーションを持てない」という結論アリとして。その場合は、では別の仕事を探すか、という問い出てくることになります。
でもまあ、最初の仕事での「質問の仕方」といったごく入り口課題解決してから先の話にしないと、どんな仕事でもモチベーションが見えてこないと思いますので、まずは最初の課題じっくり取り組むのがお勧めですね^^。

「怖れの克服」については、まず何を置いても「仕事のスキル」獲得すること。それへの自信が、当然「怖れ」吹き飛ばすものになる、というのがまず言えることです。
「質問の仕方」は、そのため最初の一歩といこうとで。
で、さらに進んだテーマも含めて「仕事のスキル」を得て、「怖れ」もう過去のものになったか、それとも何か内面心理的な取り組み課題いまだにあるかに、取り組めるようになる。


まずはざっとそんな方向性道順になります、ということで^^。
具体的な検討は、とにもかくにも、今の仕事の内容がおおよそどんな内容で、何が分からなくて質問の仕方に苦労しているかの、具体的内容からになると思います。差しさわりない範囲で書いて頂ければ、より具体的アドバイスも返していけるかと思いますので^^。


 
Re: / 引用
No.1151 2015/11/25(Wed) 22:46:53

アドバイス有難うございます。

広告制作の仕事をしています。
どの質問の仕方に困っているかと言うと、手が空いた時に仕事を乞うかどうかです。
自分で見当がつく仕事は一度上司に確認してから行いますが、どうしてもやる事がなくなってしまった時の手持ち無沙汰をどうすればいいのかです。入ったばかりで仕事も少なく空いた時間が多いです。
これはしまのさんの仰った「何をすればいいか分からないから聞いている」と同じですね。
価値の生み出しという事を念頭に置いて考えてみます。
今まではヒマができると、人の制作物を参考に練習したり、一旦終えた制作物の改良点を探していじってみたり、などしていました。周りのレベルに追いつく為必要だと考えたのですが、ヒマな時にやる事ではないですか?宿題としてすべきこと?

ある日上司と話す機会があり、言われた事が「あなたは新人なりにちゃんと仕事をこなせている、仕事も早くて助かっている」とのことでした。
自己評価と外からの評価が一致しないです。正直、上司は嘘をついているのではと思うほどです。
ギャップが埋まればストレスが減るのにな〜と感じる次第です・・・。
仕事のスキルを身に付けて不安を無くしていくというのは前提ですが、こうも違うと混乱します。
メール相談事例にもあった「現実を見る目」を参考にすればOKでしょうか?
他、参考になるページを教えていだたけると幸いです。


 
答えを自分で出すという基本姿勢^^ / しまの 引用
No.1154 2015/12/08(Tue) 10:45:14

大変遅くなりました^^ゞ
・・というのも、ブログ(12/1)に書いたようにかなり多忙なのと、あとアドバイスポイントちょっと難しそうだと感じたここ、また島野の頭の回転年と共に遅くなっていることのトリプルパンチ(^^;)によるものなのですが、


答えを自分で出すという基本姿勢

といった戯言はさておき、多少アドバイス文面書いてみたりしてもどうもしっくり来ないなあと練ってみて、しっくりくる短文のアドバイス文章としてこんなん出てきました、とうのをまず書いてみますと。

その不安の原因は何よりも、自分自身で決めるべきことの答えを、人から与えられるもののように感じている基本姿勢にある可能性が大きい。
外面行動法のノウハウを学んで、答えを自分で出すという基本姿勢を築くことを何よりも重視しながら、目の前の問題への答えを出していく実践をするといい。

いったものです。

つまりまず、文面拝見して僕が感じた印象とは、答えはほぼ出ているのに・・というものなんですね。

>どの質問の仕方に困っているかと言うと、手が空いた時に仕事を乞うかどうかです。
>今まではヒマができると、人の制作物を参考に練習したり、一旦終えた制作物の改良点を探していじってみたり、などしていました。周りのレベルに追いつく為必要だと考えたのですが、ヒマな時にやる事ではないですか?宿題としてすべきこと?

このご質問に対し、不安解消つながるようなうってつけのノウハウというものは、それほどないんですね。というか、そこで書いていたものどれも、okなんです。

空き時間ができたのなら、過去のものを見直すなり、勉強をするなり、あるいは仕事を催促したりする。そのどれが「正しい」なんて話ではなく、そのどれをもやっていくのがまずは「順当」仕事の姿勢だと思います。
その適宜適宜の配分決めるのは、自分自身以外には不可能です。
ならば、黄さん不安原因となっている問題本質とは、そうして自分で決めるべきこと、決められることについても、人が答えを出してくれるものだと人の様子を伺おうとする姿勢あるのではないか、と感じた次第です。

これは浮かんだイメージとして、「災害救助隊」仕事仕方、というテーマです。
災害救助隊メンバーであれば、リーダーでなくとも、現地では自分で臨機応変な判断による行動求められます。常にリーダーからの指示待ちでは機能しない今置かれたその場では、自分がリーダーに順ずるものとして動くわけです。
「仕事」とは、そういうものなんですね。
それを、黄さんの場合は、災害救助隊メンバーとしてその場にいっているはずなのに、災害被災者のような姿勢なってしまっている、という印象不安に怯えている災害被災者の側に、と・・。。

まずはそんな話で、自身の姿勢見直しからできるか、ということになると思います。


「仕事場で行うべきこと」

ということで、出てきた話に触れてみますと、

>メール相談事例にもあった「現実を見る目」を参考にすればOKでしょうか?

については、ちょっとご案内が不親切だったかもですが、参考にして頂こうと思ったのは、No.002さん職場でやはり「何をしていいか分からない」状態だったのに対して、その仕事の経験がない僕かなり詳しいアドバイスをした部分の方です。
2回目および4回目アドバイスあたりになりますね。

これは上記短文アドバイスで言っている、外面行動法のノウハウ部分になりますね。
仕事場何をすべきかには、仕事内容違いに関わらず、普遍的な答えがあります。「指示された作業」論外として、作業をより質の高いものとして行うための、さまざまな調整、管理、準備(スキル向上勉強なども含む)、そしてそのためのコミュニケーションなど。結局これらがより高度に構築されていくと、企業の経営そのもの至るわけです。

今回上述のようにご自身で浮かんだ作業の範囲大体いいとして、そうした外面的ノウハウにも取り組みながら、今自分が何をしたいか、何をできるか、自分で決めるという姿勢大切、という


怖れの克服への基本

その姿勢、つまり自分で答えを出すという姿勢こそが、まずは何より仕事場での不安克服つながる、というです。

これは「怖れの克服」への基本、基礎ですね。自分から前に向かう姿勢です。
外面の困難状況同じでも、その姿勢がある時、「怖れの感情」消えます。一方、同じ困難状況でも、自分で立ち向かう姿勢失い、逃げる姿勢に回った時、「怖れの感情」によって心が押しつぶされてしまうわけです。

「怖れの克服」については、『辞典』収録「悪感情の種類別の克服対処の指針」では、
=======まず外面において正しく「安全」築き、それでも内面において残る恐怖「生きた」時、その怖れ人生でもう起きないものへと、根底から消えていく、というのが基本指針になります。=======
などと書いていますが、「自分で立ち向かう姿勢」は、「外面において正しく「安全」を築く」言葉含まれる、最初の基礎ということになりますね。

ですので、

>他、参考になるページを教えていだたけると幸いです。

については、「怖れの克服」という内面側テーマに関連しては、「現実を見る目」になったNo.002さん事例よりも、「全力を尽くして立ち向かう姿勢」になるという、
『取り組み実践詳説』
「全てを尽くして望みに向かう姿勢」という前進力
に出てくる、ネット相談女性の例(P.144)などが参考になるかも知れません。まかなり状況は違いますけど、自分から立ち向かう姿勢という基礎同じ話です。

あとはまあ「読書」一般に、心の懐を肥やしておくためのものです。
実際の問題場面への対処では、読書内容に従ってというのは無理であり、ここまで述べたような視点踏まえた上で、自分は一体何を怖れているのかという、自分自身の唯一の心のあり方しっかり向き合うことが必要になります。
まこれが精緻な「自己分析」となり、何か複雑で微妙な心理メカニズム焦点が当たってくることも、あるかも知れない。

いずせにせよ、最初に言った、
外面行動法のノウハウを学んで、答えを自分で出すという基本姿勢を築くことを何よりも重視しながら、目の前の問題への答えを出していく実践をするといい。
という前進仕方どうできそうか検討することから始めてみて頂くと良いかと^^。

あるいは、今回の話限らず「自分で答えを出す」ということへの基本的な苦手感というものがあるかもですね。答えは人が出すものと感じている心の姿勢。これは怖れの基本土壌です。
その見直しからになるかと。どう見直せば・・といったもまた出るかもですが、まずはここまでの話で、ご自身どの辺手がつきそうかなどから検討して頂くと良いかと^^。

あっあと、

>自己評価と外からの評価が一致しないです。
>ギャップが埋まればストレスが減るのにな〜と感じる次第です・・・。

自己評価外からの評価は、もともと一致など求めるべくもないものです。一致しようもない一致するとは、人の付属物になりきるような話です。まこれは多少極論ですが。
とにかくまず自分での前進の仕方を築くこと、そこにおいて自己評価を築くこと、です。上の話からも、それがお分かりかと^^。



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