No.1287 2018/10/10(Wed) 04:19:31
整形を考えています。26歳の女性です。 諸事情でお金を借りたいと親に相談した事があるのですが、 「整形に使うのか」と深刻そうに言われたことがあるくらい客観的に見て不細工です。 (その時の相談内容は整形ではありませんでした) 人とコミュニケーションがとれなかったり、数年引きこもりにもなりました。 すべて容姿を気にするあまりのことです。 私は幸福になる為に整形したいです。 ファッションや恋愛や対人関係を楽しみたいからです。 ただ、ハイブリッド心理学ではそういったハンディキャップは 制約として受け入れて成長につなげることを勧めていますね。 しまのさんは、目の前に本当に不細工な女性がいて容姿に悩んでいたらどうアドバイスしますか。 |
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No.1289 2018/10/20(Sat) 16:41:21
「可能性の徹底的な探求確認」がまずアドバイス
人生の生き方についてのハイブリッド心理学からの基本指針は、「望みに向かって全てを尽くして生きる」というものです。 そのための実践として、「可能性の徹底的な探求確認」というのが基礎中の基礎になりますね。
これは「美容整形」についてもそうですね。それがどのように人生で役立つのか。一方そのリスクとは。それらを総合したコストパフォーマンスはどんなものか。 実際に容姿に大きなハンディがあった時、美容整形がその救い、さらには救い以上の挽回になるケースもあるでしょう。これはご存知かも知れませんが、美容整形大国のお隣韓国の『Let美人』というTV番組が日本のバラエティ番組でも紹介されており参考になるかと(Youtubeにもアップされている模様)。これは時にパネラーなどが涙を流すような感動劇になってますね。まちょっとやり過ぎの感があるのも多いですが^^; 一方で、客観的にはむしろ容姿が優れた人が、自分の容姿に問題があると思い込み、整形の虜になるケースもあります。これはもう「整形依存」という、れっきとした心の病気ですね。これも同じく韓国で「扇風機おばさん」なんてケースがありました。劣悪な整形処理のあげく顔面崩壊に至ったケース。最近TVで見かけないのであるいはこれが原因で亡くなってしまったのではと浮かべたりしましたが、ネットで今も取り上げられておりご健在のようですね(失礼しました^^; そうした大きな健康障害は免れたようでなによりです)。 まあそうした極端な話にならなくとも、それなりの費用や手間やリスクもあることでしょうし、そもそも手を入れる量からして実にバリエーションがあると思います。かなり気軽に試せるものもあるだろうし、それでは済まないものもある。
ということで、
>しまのさんは、目の前に本当に不細工な女性がいて容姿に悩んでいたらどうアドバイスしますか。
について僕からのアドバイスとは、 まずは徹底的に知ることだというものになります。決断はその先にするがいい、と。 そしてその決断は、誰々がどうこうだからこうこうでいいじゃないの!、といった他人を引き合いにして押しつけるような声(他人からのものであれ自分内部からのものであれ)に流され決めるのではなく、その徹底的に知ったことへの自信の上で自分で決断するがいい、というものになります。
ハンディ解消の役割とは
その決断の一助として、ハイブリッド心理学からは「美容整形」が人の人生にとりどんな役割のものになり得るか、というテーマをちょっと一考しましたので書いてみましょう。 例えて比較すると分かりやすいと思います。それは例えば、何か外国語の会話ができるようになりたいが喉に障害がある、というものに例えられるかと。 ほとんど声が出ないほどだと始まらない。だから何とかそれを治そうと対処を重ね、完璧な美声になれば大丈夫と考えたとしても、それではまだ始まっていないんですね。その外国語について勉強しないと。
実はこの例えがほぼ同じ状況になるわけですね。 外見容姿にハンディがあって、ファッションや人との関係や人生を楽しめない。まず外見容姿をどうにかしたい。 いいでしょう。それはそれで上述の通り検討するといい。しかし人との関係や人生の生き方は、それとは全く別の話として、学ばなければならないわけです。 そうした視野がぽっかり抜けたまま、完璧な美声になれた時、外国人がその美声にうっとりして、実は何も喋れていないのに、ジェスチャーなどでカバーして会話ができているかのように接してくれるかも知れない。でも実際は会話能力はまるでないまま。じき通用しなくなるのが目に見えている。 美容整形も全く同じでですね。結構な美形になれた時、人の方からちやほやしてくれるかも知れない。でもそれでは人とのコミュニケーションや人生の生き方技術は、何もできていないまま。 一方その外国語について十分に習熟していくならば、多少声がまだかすれている段階で、問題なく会話できることが分かってくるかも知れない。 これもまさに人との関係や人生の生き方について同じ。完璧な美貌でなく、多少の見た目欠点があってさえも、それはもう何も障壁になることのないような対人関係能力や人生を生きる力が得られることが分かってくるかも知れない。
「それぞれについて同時に学んでいく」
そのために重要なのは、これがまさに重要なポイントになりますが、どっちが先か、ではないということです。向上への歩みを、同時に始める必要がある。その先に、その人なりの唯一無二の、バランスの取れた満足ポイントが見出される、というものになります。 喉の治療と外国語の会話であれば、その両方を、すぐ同時に始めるのがいい、ということです。一方が完全に完了したら、残り一方を始める、というのではなく。外国語の種類によって、必要な発生の種類、それに応じた治療目標というのも出てくるかも知れない。逆にあまり影響のない障害の範囲というのも見えてくるかも知れない。これは分かると思います。
ところがどっこい、外見容姿と人との接し方人生の生き方というテーマになると、この両方の向上に同時に取り組むというのがまるでできないというのがありがちのように感じます。外見をどうにかすることに心が虜になるか、もしくは「大切なのは外面ではなく内面」とかの、言ってしまえば皮相な精神論(言ってしまう^^;)を、人の目と自分との間につい立てのように掲げたりと。 そうなってしまう理由とは、やはり世にある人との接し方人生の生き方指南というものが、具体性を欠いた精神論ばかりのもので溢れていることにあるのではと。接客話術のようなごく限定的なものはあるとして、生活と人生の全体で取り組めるようなものが、なかなかない。
ということで、そうしたものとしてお役に立てるのではと展開しているのが、ハイブリッド心理学ですというご紹介になる次第です^^。 美容整形のコスパを検討するのと同じくらい具体的な内容検討になるものとしての、人との接し方人生の生き方の学びですね。生活と人生の全体で取り組むべきものとして。 この内容については、『入門編』などはご一読されたかも知れませんがあまり具体的内容には踏み込んでいませんので、手っ取り早いものとしては 『メール相談事例集』 の「代表的事例」の「No.001さん」「No.002さん」など読まれるといいかと思います。
ですのでアドバイスの結論は、こうなるわけですね。 美容整形について、徹底的に知っていくといい。そしてそれと同時に、人との接し方人生の生き方について、それと同じくらい具体的な学びがあるのを知っていくといい。ハイブリッド心理学がその一つとしてあるだろう。 整形についてどのようにすればいいかの、満足行く結論も、その両方を進めていく中で、長期的に出していくと考えると良いだろう。 というものになります。 ご検討頂ければ^^。
基本方向性の上に「望みの追求」が極められる
話をちょっと加えるならば、そのように道を見誤らないような基本的方向性をしっかりと持った先に、冒頭で人生の生き方の基本指針だと言った「望みの追求」が極められる、と言えます。 つまり最後は、ハンディだから克服したいという言い訳(?)をとっぱらって、「自分としてこうしたい!」という結論を出すのがゴールになるであろうと。 人にこうこう程度には見られたい、だけではなく、自分としてこんな自分でありたい、という「望み」に、しっかりと向き合うがいい、と。
まあ男の僕でさえ、前頭頂部の髪が薄れるのを食い止めるべく多少の投資などしています^^; 自分の容姿が自分なりに気に入れるのは、気分の基調を良くすることでもあります。それはもう人にどうこう見られればいいじゃないの、なんて話は無視できる、自分自身のための真実の望みの追究の一つになるわけですね。 あくまで、上述の話の流れの一つ一つをしっかりと踏まえながら、最終的にはそうした自己向き合いになるだろう、という話になりますね^^。 |
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