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記事No.704に関するスレッドです


欲について / ジン 引用
No.696 2013/11/20(Wed) 18:42:30

 島野さんの、本と身近で聞いたことについて

 島野さんの、「自己の重心を損なった空虚や、愛情の欠如への代用品として、意識よりも深いところでエネルギーが0衝動にバイパスするような現象が起きる。

 自己の重心の喪失と愛の欠乏が減少した時、0衝動よりもより健康的な姿を示すようになる。まず、欠乏を埋めるための代用品という、麻薬のような誘惑がなくなっていく。同時に、望まない0行為が破壊行動であることへの感受性が回復する。」の文と。

 男性は、相手がいない場合など、解消としてそのようなサービスを受けるとの話。

島野さん、人間の欲、本能としては、0欲は、自然なことからの視点は、どうお考えでしょうか。 

 心が、回復するとさびしさや、無いものねだりの気持ちが減少して、埋めるための0欲が軽減するとは、理解できます。

 


 
「自然の性」からの考察^^ / しまの 引用
No.704 2013/11/24(Sun) 11:26:20

>島野さん、人間の欲、本能としては、0欲は、自然なことからの視点は、どうお考えでしょうか。 

「自然の本能」としては、たとえば「食欲」動物自身の生存維持のために極めて基本的な欲求衝動として起きるものであるのと、同じものと考えることができると思います。
つまり我々は、自分の体を維持するために食べることが必要であり、それを頭で理解することで「ならば食べよう、食べたい!」と感じる以前に、思考など働く必要もなく腹が減れば食べたくなるという、体のレベルでの欲求衝動を感じるようにできているわけです。
そうであるから、生き物生きながらえるわけです。そうした仕組みがなく、自分で食べることが必要であると頭で判断しないと食欲が起きないようであれば、生き物とうの昔に滅んでいたでしょう。

「性欲」同じで、理科で習ったと思いますが「種の保存」、つまり子供を生んで子孫を増やすという生物の根本的仕組みとして、子供を持つためには性交渉が必要だ。ならばそうしたい!と頭で考える以前に、異性目の前にすると交わりたいという欲求衝動体のレベルで起きるという仕組みがある。でないと、生き物はやはりとうの昔に滅んでいるでしょう。

一方で、「食欲」が、その起きるがままに食べていたら健康を害するであろうと同様に、「性欲」も、起きるがままにそれを追い求めていたら、心の成長と健康を害する、人生の豊かさを害するというがある。
同じように、より豊かな健康へと自らを導くために、知恵とノウハウそして自己コントロール、自己管理重要になってくる、ということになりますね。

まずはこれが入り口になるかと。で具体的にどういいうことかとして、引用頂いたような話も出てくるという次第ですね^^。

>男性は、相手がいない場合など、解消としてそのようなサービスを受けるとの話。

まあこれも、解消の方法暴走しないたいのコントロール手段の一つと考えられますね。

より細かい話については、まあハイブリッド心理学ではあまり展開していないのが現状です。というのは、心の健康と豊かさ向かうごとに、性の問題テーマとして重要でなくなってくるからです。
検討テーマとして出てくるのは、心を病んだ時それがどう歪んだ重みを帯びるかという問題になりますが、僕の執筆活動焦点が、より豊かさに前進する局面向かっているため。

とりあえず関連した話として書いているのは、以下あたり該当しますので、関心あれば読んで頂ければ^^。

『入門編下巻』で書いた「愛を外面の形で追うごとに、内面の愛の感情は貧弱化していく」という話(P.284)性交渉を「愛」の実現と考えると、この極地に向かうと思います。その点、とにかく性交渉がすぐ出てくる、昨今の著名な小説家のものなどちょっとウンザリの感・・^^;

あとは、サイトの『過去原稿』に収めていますが、
『心理障害の感情メカニズム』
に収録の
3.1 愛のメカニズム - (2)愛の誘因の増大
終わりの方に、性愛心の病みの傾向によってどんな変形を帯びるかの、キーワードのレベルでのサマリーを書いています。
まあこれも、あまり詳しい分析をするより、心の健康と成長への取り組みの中で、自然と、性衝動ごくシンプルで自己コントロール可能な身体的衝動に落ち着いていく、という理解を持っておくのがいい話になります。


 
Re: 欲について / ジン 引用
No.705 2013/11/24(Sun) 20:52:46


 心の健康と豊かさに向かうごとに、食や性の問題はテーマとして重要でなくなってくるのは、分かります。

 あまり詳しい分析をするより、心の健康と成長への取り組みの中で、自然と、性衝動もごくシンプルで自己コントロール可能な身体的衝動に落ち着いていく、という理解を持っておくのがいい話になるとのこと。
 
 あまり、考えなくても良いということに収めることができました。
ありがとうございました。

 過去原稿を紹介してくださり、ざっと目を通すことができました。

 その中で、内面的な自信は、現代社会人にとって外面的な自信以上に大切な課題とも言え 人間関係や様々な活動においても、良い結果を出せるような行動はあるものです。積極性とか明朗さとか、親しみ安さとか。内面に湧き出る感情に任せられるということであり、自発的欲求に基づく行動であること。

 人間の内面的な自信の源泉は、真の自己による、不安からの回避という性質のない、自発的感情です。

 積極性や明朗さなど、自発性があっても、他者への不満を持って生きている方もいると思います。また、人のせいや不平を言っている方の方が、世の中で多いと感じます。

 それから、建設的に心理的成長を行っていくことは、豊かに生きれる重要な取り組みとは逆に、この取り組みを知らなかったり、生きがいを喪失したり、自分はつらいと嘆いて人生を過ごす場合は、病気を抱えたままこの世を去ることになるという考え方以外、何が考えられますか。

 ご意見、お願いします。


 
Re: 欲について / しまの 引用
No.714 2013/11/30(Sat) 09:36:53

>それから、建設的に心理的成長を行っていくことは、豊かに生きれる重要な取り組みとは逆に、この取り組みを知らなかったり、生きがいを喪失したり、自分はつらいと嘆いて人生を過ごす場合は、病気を抱えたままこの世を去ることになるという考え方以外、何が考えられますか。

これは「ハイブリッド心理学の取り組みをしない場合、心の病みの傾向を抱えたままになってしまう」ということですかな。それ以外にはないのかと。
僕からコメントできるのは、ハイブリッド心理学の取り組みをすることに関連した話だけになります。ハイブリッド心理学の取り組みをしない場合の話は、ハイブリッド心理学からは言えないです^^;
ハイブリッド心理学以外にも沢山の心の取り組み法がありますし、人生のさまざまな出来事で、変化し得ますね。ハイブリッド心理学は、その中の一つです。

返答になりましたかどうか^^。


 
悩みについて / ジン 引用
No.715 2013/11/30(Sat) 09:48:36



心の病みの傾向を抱えたままになってしまうということ。

人生のさまざまな出来事で、人は変化し得るということ。

島野さん、上記の回答ありがとうございました。



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