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記事No.744に関するスレッドです


歩み方への納得 / りょうたろう 引用
No.739 2013/12/13(Fri) 21:05:28

こんばんは。先日はアドバイスどうもありがとうございました。
正直に言いますと、島野さんからの返信の文面を見て「なんだか冷たい」「自分はこんなに苦しんでいるのに、慰めの言葉もない」と最初は感じました。しかしよく考えてみると、苦しかったねと慰めてもらって満足して、それで何になるのか、結局何も改善していないではないかと納得しました。それでアドバイスの通り、あくまでも現実の場面を出発点に行動法の検討と内面向き合いを進めていくことにしたのです。私が実際に行ったことを以下に述べます。

私は経営学部に所属しているのですが、来年から始まるゼミの申請が先日ありました。ハイブリッド心理学でいう原理原則のようなものを学びたいと思い最初は人的資源管理のゼミに応募したのですが、私は選考に落ちてしまいました。落ちた時の第二希望など考えた上での選択ではありましたが、やはりその時は大きな失意の感情が湧いてきました。そこで考えました。なにもゼミが全てではなく、学びたいなら自分でいくらでもやりようはある。それに近いことが学べる講義や本など、具体的に案も思い浮かぶ。しかしそれでもなお残っている感情というのは、プライドが傷つけられたという気持ちや今までの成績により選考に不利になってしまったという後悔、もっといえば望んだのに拒まれたのが単にショックだったのか、と。ただ、感情についてなんとかしようとするのは間違っているという納得はすでにあったので、結局出た外面についての答えは「この状況からでも、自分にとって最大限利益になることをしよう」というものでした。最終的には会社法やCSRについて扱うゼミに決定し、企業の価値の生み出しの視点が学べるかなと思っています。

そして、今まで成績が悪かった理由も分かっていました。いざ教科書を開いて勉強しようとすると「こんなにできっこない、ああ駄目だ全然わからない」と軽くパニックになってしまう勉強恐怖症とでも言えるような症状があったのです。この勉強に対する不合理な恐怖を克服するため、まずこの章だけをやると決め、書いてあることをじっくりと読み、少しでも引っかかりを感じたら時間を惜しまずに別の媒体で調べてみる、といったふうにして勉強をしてみました。「こういうやり方をすればこうなるだろう、それはこういう意味で自分にとっていいことだ」と一つ一つ納得しながら勉強のやり方を決めていく亀の歩みのような作業でしたが、気がついたら今まであまり感じたことのなかった、主体的に勉強に取り組んでいるという実感が芽生えていました。それは私がこうあらねばならないと思っていたような姿(例えばあっという間になんでも憶えられるとか、何時間でも勉強し続けられるとか)とは全く違うものでしたが、むしろそれらがいかに現実を無視したものであったかと思い知りました。実際にそういった芸当をやってのける人もいますが、それはあくまで私がやったようなことを限りなく習熟していった先にあるもので、単に最終的な姿だけイメージしたものとはだいぶ違うことを実感しました。

以上のようなことを通して学んだのは、具体的な行動を検討していく中でそれまででは想像しようもなかったものが見えてくる、ということです。島野さんが繰り返し強調しておられたハイブリッド心理学の基本的な歩みに、自分もようやく乗ることができたかなあと感じています。

そしてやはり島野さんの言うとおり、私の心は今でも変わらず事あるごとに動揺します。ただ今までと違うのは、それを私が存在として劣っているというような話ではなく、ただただ未熟なだけであると考えることができるようになったことです。心の問題の解決というのは今の時点では想像できない形になるという確信を胸に、これから現実に向かって行こうと思います。なんだか生まれたての赤ん坊のように一つ一つ確認していくようなかたちで、周囲の人が当たり前に習得し終えているようなことを自分は学んでこなかったという後悔が湧いてくることもあります。しかしどうしたいかと自分に問えば、結局はここから前に進みたいという答えになります。ですから後悔しながら前に進むことを選ぼうと思います。

前回の自分の投稿を見直してみますと、こいつは何を言っているんだと猛烈に恥ずかしくなります。ですが、そこからの進路変更が自分の成長につながったのだと思うとやはり意味があったと思います。こうして自分の利益に注目することが、いずれ恥という感情の克服になっていくのでしょう。今はやっぱり恥ずかしいですが^^;

ここから質問になります。島野さんは長い社会人生活で社会を生きるノウハウを学んでこられたということですが、私がそれをどうしたら効果的に学べるでしょうか?(もちろんこの読者広場も利用させていただこうとは思いますが)経営学部というなかなか恵まれた環境にいるので、会計学、ファイナンス、マーケティングなど様々なことが学べます。そういったものの中で特に役立つようなものはあるでしょうか。また社会で勝てる原理原則などは、実際に社会に出て学ぶか、この読者広場で場面に応じて質問するかぐらいしか無いものでしょうか。お聞かせください。


 
「勝てる原理原則」は人生の駒を動かした先全てで学ぶ^^ / しまの 引用
No.744 2013/12/17(Tue) 14:30:14

「感情と行動の分離」と「一歩一歩の向上」の第一歩^^

>ハイブリッド心理学でいう原理原則のようなものを学びたいと思い最初は人的資源管理のゼミに応募したのですが、私は選考に落ちてしまいました。
>しかしそれでもなお残っている感情というのは、プライドが傷つけられたという気持ちや今までの成績により選考に不利になってしまったという後悔、もっといえば望んだのに拒まれたのが単にショックだったのか、と。ただ、感情についてなんとかしようとするのは間違っているという納得はすでにあったので、結局出た外面についての答えは「この状況からでも、自分にとって最大限利益になることをしよう」というものでした。最終的には会社法やCSRについて扱うゼミに決定し、企業の価値の生み出しの視点が学べるかなと思っています。

外面答え検討内面感情を冷静に分析それぞれを別々に、いい実践ですね^^。それが「感情と行動の分離」外面内面2軸の実践の、基本形になります^^。
「人的資源管理」のゼミ落ち「会社法やCSR」のゼミ決めたというのは、まあはその専門ではない上での社会経験からの個人的意見ですが、大差ないと思いますヨ^^。
経営について知るためには、どちらいずれ習得せねばならない一環の中の一つだと思います。その上で、「人的資源管理」知識より実務技術重要になり、「会社法やCSR」学習時間を要するしっかりした知識重要になると思いますので、大学のゼミで専攻するなら後者の方が有利なような気がします。

>この勉強に対する不合理な恐怖を克服するため、まずこの章だけをやると決め、書いてあることをじっくりと読み、少しでも引っかかりを感じたら時間を惜しまずに別の媒体で調べてみる、といったふうにして勉強をしてみました。・・(略)・・亀の歩みのような作業でしたが、気がついたら今まであまり感じたことのなかった、主体的に勉強に取り組んでいるという実感が芽生えていました。それは私がこうあらねばならないと思っていたような姿(例えばあっという間になんでも憶えられるとか、何時間でも勉強し続けられるとか)とは全く違うものでしたが、むしろそれらがいかに現実を無視したものであったかと思い知りました。実際にそういった芸当をやってのける人もいますが、それはあくまで私がやったようなことを限りなく習熟していった先にあるもので、単に最終的な姿だけイメージしたものとはだいぶ違うことを実感しました。
>以上のようなことを通して学んだのは、具体的な行動を検討していく中でそれまででは想像しようもなかったものが見えてくる、ということです。島野さんが繰り返し強調しておられたハイブリッド心理学の基本的な歩みに、自分もようやく乗ることができたかなあと感じています。


これは上記「感情と行動の分離」実践とあわせ、大きな第一歩ですね^^。それが「一歩一歩の向上」という全ての基本であり、「成長」に向かうとは最終形をイメージすることとは全く違う。
参考までこの場で、最近読んでいい本だと思った
スマイルズ『自助論』
から、そうした「自己修養」について述べた部分など引用しておきましょう。
==============
われわれは、何ごとも徹底的に、しかも正確に学ぶ姿勢を基本に据えなくてはならない。・・(略)・・
・・(略)・・
かつてレナーズは、自分の学習法の秘訣をこう語った。
「法律の勉強を始める時、私は決心したのです。“学んだ知識は完全に自分の血肉にしよう、そして一つのことがらを徹底的にマスターしないうちは、絶対に次へ進んではならない”と。ライバルの多くは、私が一週間かかって読む本を一日足らずで片付けていました。けれど、一年もたつとどうでしょう。私の知識は、それを覚えた日と同じように鮮明に残っていましたが彼らは学んだことをすっかり忘れていたのです。」 (P.206)
==============

まあこの本真に優れた人間とはどのような様子かという幅広く説いているもので、そうなれるための具体的実践についてはあまり書いていないためハイブリッド心理学からの「必読書」するまでにはいきませんが、それでもかなりハイブリッド心理学の精神同一のものでありお勧め書籍です。


「勝てる原理原則」は人生の駒を動かした先全てで学ぶ

>私の心は今でも変わらず事あるごとに動揺します。

動揺本当に消えるようになる、さらには自分から消せるようになるのは、実際社会に出て、社会で生きる自信という心の足場得てからになります。
それまでは、動揺を安直に消す方法を探し求めるのではなく、内面感情の動揺にあまり左右されることのない、強い行動法知っていくこと、内面動揺によってそれが影響されないことを感じ取り動揺ただ流すというのがまずはアプローチになると考えておくと良いかと。

「原理原則行動法」がそうした「強い行動法」王道だと言えますが、

>ここから質問になります。島野さんは長い社会人生活で社会を生きるノウハウを学んでこられたということですが、私がそれをどうしたら効果的に学べるでしょうか?(もちろんこの読者広場も利用させていただこうとは思いますが)経営学部というなかなか恵まれた環境にいるので、会計学、ファイナンス、マーケティングなど様々なことが学べます。そういったものの中で特に役立つようなものはあるでしょうか。また社会で勝てる原理原則などは、実際に社会に出て学ぶか、この読者広場で場面に応じて質問するかぐらいしか無いものでしょうか。

については、一言こう言えるかと。
「勝てる原理原則は、人生の駒を動かした先全てにある。人生の駒を動かした先全てで学ぶ」と。

まあ社会出る、またその前においても「望みに向かう」という人生の前進全て「勝てる原理原則」があり、そうした場学んでいくものである一方、そうした前進なしに全て学べる特別な研究室のようなものなどない、ということですね。
たとえば先日にーなさんへのレス
『「まずは原理原則行動法でイザコザを回避」から^^』 しまの No.733 2013/12/10
アドバイスしたのも、ごくプライベート交友行動の中で起きたいざこざへの原理原則行動法からの考え方です。

キモは、我々の「行動」全てを、「破壊」ではなく「自衛」「建設」のものにすることを、目標にすることです。
すると、「楽しみ」共有するというプラス行動「建設的対人行動法」となり、それ以外の、与えられた問題課題達成や、マイナスの状況への対処は、全て基本「原理原則行動法」になるということです。これで、内面「怒り」「怖れ」などのマイナス感情は、行動の原動力として役目を持たなくなります。
それがしっかり生活と人生の全般身についたという「自分の強さ」への自信芽生えてきた時に、上記最初にも触れた内面感情の分析が、劇的にマイナス感情の根本消滅へとつながるようになってくる、という次第です。

ということで、お勧めは、ずばり大局的視点から、
大学生活を、「社会に出る前に」としてすごすものではなく、「社会に出るということが、もう始まっている」ものとしてすごす、という姿勢考えていくことです。

ということは、まず具体的に言えるのは、大学後の進路具体的に考える。経営学部と言って、すぐ会社の経営者になることはまずなく(学生起業というのもありますが)、アクセンチュアのようなコンサル系会社への就職、そこにさらにIT技術も加えたりするのが一番間口が広くかつ高給(^^)分野になると思います(「SE」というのは体力労働的側面もある点ちょっと留意)。そうした具体的な検討を始めるのは、いくら早くても早すぎることはないでしょう。就活まだ先であっても、そうした具体的検討に応じて具体的情報増えてくれば、勉強すべきものとして追加すべきもの具体的に出てくる。インターンシップで実際の経験得るなんてことも可能でしょう。

そうして勉学という本業も、卒業後の就職も、「社会に出るということが、もう始まっている」ものとしてのぞむ
また交友についても、教室という与えられた枠の中でどう仲良く、といった「社会に出る前」モードのものではなく、趣味なり異性交際なり、目的を明確にしたオープンな場の交友という、「社会に出て」のモードを、今から模索し始めることです。
そうした場で、「勝てる原理原則」具体的場面という材料を得て、検討ができます。

まあ要は、「社会に出る」という姿勢実践をする。それで自ずと、「勝てる原理原則」学べる状態になる。


「勝てる原理原則」のための基本的思考法

で、そこで出てきた具体的材料については、どうも分からない場合また質問頂くのもいいですが、結構そのための基礎的思考というのがありますので、まずそれが身につくと何でも応用が利くようになる、と理解しておくといいですね。何でも聞かないとどうも分からないという場合は、基礎的思考できていないという課題があるということになる、と。

でその基礎的思考については、まずはハーバード流必須勉強項目。上記にーなさんへのレス中のリンクなど参照。
あとは、今後『詳細情報リンク集』などまとめる時これを含めようと思っているのですが、
過去掲示板2006.2
掲載
2006/02/03 ハイブリッド推奨 人生勝利の原理原則10則-1-2-おまけ
など一読して頂くと良いかと。
ここで書いているのがまさに、20年の社会人生活を経て「看破」した(ちょっとオーバー^^;)と言える、「勝てる原理原則 虎の巻」ですね^^。

ということで、
1)「社会に出るということが、もう始まっている」という姿勢と実践
2)「勝てる原理原則」を考える基礎思考への取り組み
3)人生の駒を動かす場の全てで「勝てる原理原則」を考えていく

という順番で取り組むとよろしいかと^^。



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