河東涓訳ヴィンデルバント著『プレルーディエン(序曲)上巻』を公開した。 下巻は篠田英雄訳なので、手を付ける予定は有りませんが、興味のある論文は下巻の方かな。 新カント学派はハイデッガー以前のドイツ哲学として、戦前の日本ではよく研究されていたようです。日本に於けるカント解釈としては、彼等のものを規準に見る必要が有るようです。その意味で公開できる文献としては貴重かなと思います。ただ遺憾ながら、訳としてはよい評価は出来ない。日本語としてこなれていないし、元のドイツ語文が長ったらしいとは言え、どこで息継ぎをしたらよいのか、と言いたくなるものだ。意味不明な箇所を、陶山務訳を参照したり、原文をGoogle翻訳を頼りに調べたりした。そのいくつかはpdfにも書き込んだ。 |
No.481 - 2024/06/30(Sun) 07:53:00
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