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河上肇『経済学大綱』 / 石井 [中国] [ Home ]
河上肇『経済学大綱』上篇を公開した。
国会図書館でも、グーグルブックスでも公開されている。現代仮名遣いに直している点がメリットという所でしょう。

河上が京都大学で行った講義で、当時学生による講義録が出回ったり、後には中国語訳が出たり、と注目度が高かったようです。今となっては解釈に疑問があったり、量から質への弁証法的飛躍とかに甘さがある、と言うことでしょうが、歴史的文書と捨て置くのももったいない気がします。鵜呑みにするのではなく、ザット目を通して勉強のきっかけにするのもありではないか。
No.446 - 2021/11/03(Wed) 19:13:04
日本資本主義発達史講座 / 石井 [中国]
日本資本主義発達史講座から13篇を公開。
著作権切れの11篇と、不明2篇です。鈴木小兵衛氏の2篇に関しては国会図書館で公開しているのといないのと別れていて、どうかなと悩みつつ公開することに決めました。異論があれば削除しますが、私としては、著者に対して敬意があるから公開するというスタンスです。

「講座派」の名の由来となった論文集ですが、主要な論文は未だしばらく公開可にはならない。この13篇は周辺という感じの論文です。どういった人たちがどのような構えで論じていたか、雰囲気ぐらいは分かるかな、と思います。


↓リアクションありがとうございます。励みになります。
No.445 - 2021/10/07(Thu) 10:55:50
(No Subject) / 三木の研究者 [外国]
このプロジェクトは素晴らしいです。お疲れ様でした!ありがとうございました。
No.444 - 2021/09/02(Thu) 10:24:45
田辺寿利訳『教育と社会学』 / 石井 [中国] [ Home ]
デュルケーム著田辺寿利訳『教育と社会学』を公開した。

"Éducation et Sociologie"の書名でフォコンネ氏の編輯になるもので、デュルケームの大学での講義を幾分覗くことができる、というものです。
Googleが電子テキスト版を有料で出していることを入力中に知りましたが、新漢字に変換してあるとは言え、誤訳のチョックはしているか、どうなのでしょうね。最近の訳は図書館が閉まっていたりで、田辺訳との対比はしていませんが、不満な点が幾つもあります。デュルケームは教育をactionだするのですが、「作用」と訳されています。そういう意味もあるでしょうが、的外れな感を強く持ちます。
enseignementを教育と教授と訳し分けていますが、もうちょっと注意した分け方をしてほしいとか。notionを観念とするのはどうかと思う、など、主な不満箇所にはフランス語を挟んでおきました。

どうでも良い話ですが、国会図書館のデジタル公開されている分で、教育は国家に従えと、デュルケームが主張している付近で数頁が破かれています。二種公開されている一方は無事ですが。まあ、そのあたりは訳の方に問題がある、とおもいます。
No.443 - 2021/06/23(Wed) 21:08:34
田辺寿利訳『実証的精神論』 / 石井 [中国] [ Home ]
オーギュスト・コント著田辺寿利訳『実証的精神論』を公開した。

コントが、自身の哲学を実証主義と規定したことを語るもので、手軽に概略を知ることができるもののようです。無料の公開講座を数年開いたその内容を、著書としたときの序文ということです。コントは社会学の必要を説いたということですが、ここには社会学的な考察は皆無に見える。必要なようなことは言っているが。
文章は講座で話されるようなものではない。このような話し方をされたら、ついて行ける人は一握りの秀才だけでしょう。

訳書としては、岩波文庫から出て、1985年にも再刊されたように、コントの訳としては貴重なものでしょう。1947に信濃書房から改訂版が出ており、それを底本ということにしている。ただそれは当時出版事情が良くなかったようで、校正が充分にはなされていない。岩波文庫版の修正なのか校正不足なのか、と危ぶまれる箇所がある。素人ながら、訳文に口を挟むごとき注をいくつか入れてしまった。
No.442 - 2021/05/25(Tue) 11:20:39
田辺寿利著『言語社会学叙説』 / 石井 [中国]
田辺寿利著『言語社会学叙説』を公開した。国会図書館オンラインでも公開されているが、著作集からPDF化した。
フランスに於ける研究の紹介であるが、著者は学として成立していると意気込んでいる。言語学を学んでいる人から見ると古くさい研究集と見えるでしょう。学び初めの方には色々な説と言うことで勉強になるかと思います。

社会学としては疑問に感じます。とりわけPaulhanの「符号言語と暗示言語」などは、長々と解説しても、問題点が指摘されていない。言語の二方面の機能を、二つの言語と倒錯視することの問題が自覚されていない。
あるいは、Darmesteterの意義学が心理的説明に終始しているのに、わずかに社会的なことに触れていることを捉えて、「一種の社会学的観念が置かれている」と見る。

言語が社会的なものであって、個々人に対して外在的である、などということはあまりに当たり前なこと。そこにどう社会学的な見地が入りうるかという肝心な点の追求がまったく足りない、と見える。
No.441 - 2021/04/30(Fri) 11:40:28
田辺寿利著作集第3巻公開 / 石井 [中国]
田辺寿利の論文集で、デュルケムに関連するものを集めている。フランス社会学の関連ということで、内容的に重複する点も多いものですが、デュルケムの教育論とかCENSORED論とか宗教研究をちょっと見ると言うときに便利と言えるでしょう。収録されている論文は、
フランス現代社会学
生物学的社会学
実証主義の社会学
デムルケムに於ける社会形態学の観念
宗教現象の社会形態学的説明
ソシオロジスムの教育学説
社会学の対象としての社会主義
デュルケムの宗教社会学
CENSOREDに関する社会学説
ガストン・リシャールの社会学説
他2件です。
No.440 - 2021/03/29(Mon) 19:44:04
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