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田辺寿利著作集第3巻公開 / 石井 [中国]
田辺寿利の論文集で、デュルケムに関連するものを集めている。フランス社会学の関連ということで、内容的に重複する点も多いものですが、デュルケムの教育論とかCENSORED論とか宗教研究をちょっと見ると言うときに便利と言えるでしょう。収録されている論文は、
フランス現代社会学
生物学的社会学
実証主義の社会学
デムルケムに於ける社会形態学の観念
宗教現象の社会形態学的説明
ソシオロジスムの教育学説
社会学の対象としての社会主義
デュルケムの宗教社会学
CENSOREDに関する社会学説
ガストン・リシャールの社会学説
他2件です。
No.440 - 2021/03/29(Mon) 19:44:04
田辺寿利著作集第2巻公開 / 石井 [中国]
田辺寿利著作集第2巻「コンドルセとコント」を公開した。コントとコンドルセの二つのファイルにした。研究としては繋がったモノでしょうが、別個の論文です。

コントの方は「フランス社会学成立史」の続編に近いモノで、社会学の成立を述べる、という順になる筈ですが、この著の範囲では成立はしていない。コントの三段階説では、自身の立場は第三段階の科学として社会を論じていることになる。田辺の記述の範囲では、そもそも、その「三段階説」そのものが第二段階の形而上学と言うべきでしょう。

コンドルセの方は、彼の著述が翻訳されていない現状から見ると、遺著「人間精神発達史綱」の要約がなされているという意味で貴重なものと思います。
No.439 - 2021/03/08(Mon) 10:37:08
田辺寿利の部屋 / 石井 [中国]
社会学者の田辺寿利の部屋を新設した。
著作集第一巻から、「パスカルと社会学」「フランス社会学成立史」を公開した。

エンゲルスの「空想から科学へ」を補足するもの、と言うと田辺氏は憤慨するかも知れません。社会学の成立前史であって、単なるユートピア思想ではない、と。しかし、エンゲルスもサンシモンなどを単なる空想家としては描いてはいない。時代を捉えたものであるからこそ、継承され発展しうるものとして描いている。まあ、後の者が非科学的だと触れ回ることはあったかも知れませんが。一つ不満を言っておきますと、これは学説史であって、社会学の成立史としては不十分です。貴重な研究ではあるでしょうが。

田辺の著は、コントまで進まなければなりませんが、未完の著と言うところです。それは第二巻に別途の論文として有るので、次の作業とします。
No.438 - 2021/02/10(Wed) 11:40:26
堺利彦訳『社会主義の発展』 / 石井 [中国]
エンゲルス著堺利彦訳『社会主義の発展』改造文庫版を公開した。堺がドイツ語版からの訳として出版したもの。英語版からの訳として出版したときは、『空想から科学へ』としていた、と言う。
No.437 - 2021/01/07(Thu) 10:40:21
『一般者の自覚的体系』 / 石井 [中国] [ Home ]
西田幾多郎著『一般者の自覚的体系』を公開した。彼の中期らしい論文集です。『善の研究』が、内容を何処まで理解出来るかは別として、文として読む事が出来るに反し、数学の論文でもあるようです。定義された記号・語彙を常に思い出さなければ意味不明になるように、西田語を手元に置いて読まなければ迷子になるものです。もっとも、抜き書きノートをつくって見ましたが、結局諦めました。まあ、負け惜しみを書いておきますと、
彼が論じているのは、知識の構造と言うより、形式をなぞっているだけに見える。本人は内容を伴った知識の形式を見ているつもりでしょう。そうであるとしても、博識ではない者にとっては、書かれている形式的な論議の内容を埋める知見がないのですから、殆ど空論に見える。

国会図書館デジタル資料で公開されていますが、あえてPDFを作成してみました。数理的論理式が満載の論文を読める頭の柔らかい方とか、一行ずつ意味を確かめながら余生の楽しみとして読む方には、或いは役立つかも知れません。
哲学勉強小部屋に置いておきました。
No.436 - 2020/12/20(Sun) 11:33:49
『改制新文典別記 口語篇』 / 石井 [中国]
橋本進吉著『改制新文典別記 口語篇』を公開した。

新文典の方、教科書は初年級編とかいくつか出ているが、文語を扱う上級編も含めて、広島大学の教科書コレクションでPDFとして公開されている。別記文語篇は国会図書館デジタル資料にもあるが、PDF版が大阪大学大学院岡島昭浩のページの国語学論文集で公開されている。

別記の口語編が国会図書館にも置いていないようなので、PDF化して見ました。時枝誠記のページにおいておきます。
No.435 - 2020/12/17(Thu) 20:06:52
「働くものから見るものへ」 / 石井 [中国] [ Home ]
西田幾多郎著「働くものから見るものへ」を公開した。

西田の展開をいくつの段階に分けるか、人によって見方は異なるかも知れません。が、この著書の前半と後半で一つの時期が劃される事は、本人の自覚もあり、異論はないところでしょう。素人目には、もうついて行けない、という感もあります。とはいえ、後期の絶対矛盾的自己同一に至る為には、ここで熟読しておかなければいけない。
印象としては、西田は、京大大学院に進学してきた精鋭を念頭にブツブツ話している。外から覗きに来た一般聴講生は、蚊帳の外か?
No.434 - 2020/11/17(Tue) 10:27:11
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