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LE CERCLE ROUGE BBS
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メルヴィル作品の上映情報、感想はもちろん、関連する事柄等、何でもどうぞ。
『穴』 ジャン・ベッケル / 虎
みなさん、こんにちは。
ジャン・ベッケルの『穴』での出演場面をさがしてみました。ラストで監房の穴から出てくる人だと思います。
参照:ジャン・ベッケルの画像
http://www.cinema-francais.fr/les_realisateurs/realisateur_b/becker_jean.htm

ジャン・ベッケルの生年については、1933年とするサイトと1938年とするサイトがありますが、どちらが正しいのでしょうね。Fauxさん、ご存知でしょうか?
1933年とするサイト
http://www.imdb.com/name/nm0065449/
http://www.lesgensducinema.com/affiche_acteur.php?nom=BECKER%20Jean&from=dvdtoile
http://aubonticket.com/personne-fiche/jean-becker
1938年とするサイト
http://fr.wikipedia.org/wiki/Jean_Becker
http://www.cinemotions.com/cinema-tv-dvd/film-serie-acteur-actrice-realisateur/becker-jean.html
http://www.cinefiches.com/cv.php?id_cv=2722

1938年生まれだとすると、『現金に手を出すな』の助監督を15歳のときにやったことになって、それはいくらなんでもと思うのですが・・・・
No.1169 - 2008/07/12(Sat) 11:47:02
Re: 『穴』 ジャン・ベッケル / Faux
  虎さん、こんにちは。『穴』もそのうち見直したいのですが。
 ベッケル関連の文献では1991年のロカルノ映画祭の回顧特集のカタログ(クロード・ベリー、フレディ・ビュアシュ編)を持っていますが、これの年譜によると、ジャック・ベッケルは1931年にジュヌヴィエーヴ・ボワヤールと結婚、ソフィ・ベッケル(ソフィ・ヴァネック)が32年生まれ、ジャン・ベッケルが33年生まれ、エチエンヌ・ベッケルが36年生まれです。58年にジャックはフランソワーズ・ファビアンと再婚、59年にマリー・ベッケルが生まれています。
http://www.premiere.fr/premiere/cinema/films-et-seances/fiches-personnalite/jean-becker
No.1170 - 2008/07/12(Sat) 14:21:10
Re: 『穴』 ジャン・ベッケル / 虎
Fauxさん、こんにちは。
ジャン・ベッケルは、やはり33年生まれのようですね。彼は何となくジャック・ベッケルの第一子と思っていましたが、第二子なのですね。ジャックの再婚のことやマリーのことは初めて知りました。情報ありがとうございました。PREMIEREのサイトのご紹介もありがとうございます。
No.1171 - 2008/07/12(Sat) 15:40:35
Re: 『穴』 ジャン・ベッケル / Faux
 虎さん。こんばんは。
 2月12日付けのブログのコメントにピエール・ヴァネックのこと書きました。
http://melville.blog.shinobi.jp/Entry/76/#comment

 ここにも書いたように、マリー・ベッケルは、エリック・ロメールの『モード家の一夜』(69)でフランソワーズ・ファビアンの娘役で出ています。ファビアンは33年5月10日生まれなので、ジャック・ベッケルとは親子くらい歳が離れています。ファビアンは63年に、ジル・グランジェの『メグレ赤い灯を見る Maigret voit rouge』(ビデオ題。63)で共演したマルセル・ボズフィ(88年没)と再婚しました。
 ボズフィは、グランジェの『赤い灯をつけるな』(57)、メルヴィルの『ギャング』(66)、コスタ=ガヴラスの『Z』(69)、フリードキンの『フレンチ・コネクション』(71)、ジョヴァンニの『ル・ジタン』(75)、アントニオーニの『ある女の存在証明』(82)などに出ています。
 フランソワーズ・ファビアンは2006年に自伝『Le Temps et rien d'autre』を出しているので、興味深そうな箇所だけでも斜め読みしたいですが。あまり語られていないベッケルやボズフィの話も出てくるそうです。
No.1172 - 2008/07/12(Sat) 22:24:51
Re: 『穴』 ジャン・ベッケル / 虎
Fauxさん、こんばんは。
ピエール・ヴァネック、フランソワーズ・ファビアン、マリー・ベッケルのことやジャン・ベッケルがソフィの弟であることを書いておられましたね。忘れておりました。失礼しました。
フランソワーズ・ファビアンはマルセル・ボズフィと再婚したのですね。ちょっと驚きです。フランソワーズ・ファビアンの自伝のベッケルやボズフィの話というのは面白そうですね。

話は変わりますが、クライテリオン盤『穴』は131分。東北新社盤『穴』は126分ですので、東北新社盤『穴』は早回しかもしれませんね。
No.1173 - 2008/07/12(Sat) 23:17:12
Re: 『穴』 ジャン・ベッケル / Faux
虎さん、こんばんは。
 気づかなかったのですが、ご指摘のとおり、2003年発売の東北新社盤『穴』は仏Studio Canal原版使用で、4%早回しですね。
 No.739で管理人さんが指摘されていたように、2003年発売の東北新社版『影の軍隊』も同じくStudio Canal原版の早回しですから、当然こちらもそうなのですが、ご指摘があるまで気づきませんでした。私は東北新社盤を持っていますが、いずれ2001年発売のCriterion盤も欲しいと思っていたところです。そのうちBlu-rayが出る可能性もありますが。ただでさえ高額商品なのに、買いなおすのもバカバカしいのですが。
http://www.dvdbeaver.com/film/DVDReviews11/le_trou.htm

 2003年にパイオニアLDC(現ジェネオン)から出た『肉体の冠』DVDは98分。これはCriterion盤も98分です。アマゾンのカスタマーレビューに「シネマスコープにトリミング」という投稿がありますが、実際にはパイオニア盤もスタンダード収録(画角が甘いという疑惑がありますが)です。たぶんCriterion盤の方が画質・画角ともに優れていると思われますが、さすがに「シネスコ」ではありません。
 以前も書いたように、映画DVDの場合、メーカー作成の広報データが間違っていたり、たとえ同一作品を謳っていてもヴァージョン違い、ショットや音声の欠落や不備、テレシネ、字幕等の違いがあるので、実際に視聴したユーザーによるDVDの商品情報は貴重なのですが、残念ながら日本のアマゾンのカスタマーレビューは数が少ない上、商品を見ずに発売前に書く(これは完全にマナー違反ですが、コンテンツが同一ならパッケージ商品ごとの差異はないとの通念が強いのか)人も多く、実際に見た人でも知識不足で、早飲み込みの事実誤認や断定が目立ちます。書き込みたがる人ほど、不勉強で、きちんと裏を取らず、落書きの感覚で無責任に書く傾向があるようです。
 匿名であっても「公共」という概念を重んじ、書き手がそれなりの責任感を持って、それぞれの知識を補い合えるのが理想なのですが。 
No.1174 - 2008/07/13(Sun) 00:37:09
Re: 『穴』 ジャン・ベッケル / 虎
Fauxさん、こんにちは。
東北新社盤『穴』は、やはり早回しですか。ちょっと残念です。
書き込みに関するFauxさんのお話は肝に銘じておきます。
ところで私はいろいろなサイトを見て、No.1169にジャン・ベッケルは『現金に手を出すな』の助監督であると書きましたが、あとで実際にビデオのクレジットを見たら、マルク・モレットがAssistant du Realisateurとなっており、AssistantsとしてJ.F.オデュロワとジャン・ベッケルがクレジットされていました。そうしますと、ジャン・ベッケルを『現金に手を出すな』の助監督であると書いたのは間違いでしょうか?
http://www.imdb.com/name/nm0065449/
http://fr.wikipedia.org/wiki/Touchez_pas_au_grisbi
No.1175 - 2008/07/13(Sun) 10:43:37
Re: 『穴』 ジャン・ベッケル / Faux
虎さん、こんにちは。
 詳しい事情は未確認ですが、たぶん『最後の一撃 Dernier atout』(42)以来、ジャック・ベッケルの助監督に就いている(オフュルスの『たそがれの女心』でもチーフ助監督の)マルク・モレットがチーフ助監督で、セカンドが『エストラパード街 Rue de l'Estrapade』(53)の助監督でもあったジャン=フランソワ・オデュロワで、サードがジャン・ベッケルと思われます。たんなる推論ですが。
 この映画でチーフとそれ以外の仕事がどれほど違うのかはよくわかりません。またセカンドとサードに序列があるのかもわかりません。とりあえずジャン・ベッケルが助監督であると言ってもマチガイではないと思いますが、クレジットの仕方から見ても、あえて一人助監督を挙げるとすればモレットで代表させることになるのでしょうか。ちなみにモレットはブレッソンの『たぶん悪魔が Le Diable probablement』(DVD題。77)の製作総指揮者で、カラックスの『ポンヌフの恋人たち』(91)に判事役で出ています。
 国や時代や現場ごとの慣習の違いもあるし、クレジットも厳密な場合もあれば、実態をあまり反映していない便宜上の名目の場合もあるでしょうから、こうしたことは一般論としては語りづらいのですが。
 撮影時の製作記録や当事者の証言等がない場合、フィルム上のクレジットやなるべく一次資料に近そうな文献を典拠に多少の推論を交えて判断するよりないのでしょう。
 極論するならば、初期映画では特にそうですが、とりあえず「監督」と名指されている人物が具体的には何に関与したのかもわからない作品も多いでしょう。
 著作権管理の厳しくなった最近の映画のほうがクレジットされる人数も増える傾向にあるし、相対的に各人の関与の分担が明確になっているようには思われますが。
 端役も最近の映画ではきちんとクレジットされることが多いと思いますが、戦前の映画などでは案外大きな役の人でも誰だかわからないことが多いです。使用楽曲等にも同じことが言えます。

 『アラブの盗賊』抜粋(無字幕。「開けゴマ」の場面。アリ・ババ役はフェルナンデル、盗賊団の頭アブドゥラ役はドイツ人のディーター・ボルシュ)
http://www.dailymotion.com/related/9896451/video/x1ph46_sesame-ouvre-toi
 フェルナンデルとこれが遺作のエドワール・デルモン(『トニ』『霧の波止場』)。
http://jp.youtube.com/watch?v=VbfUBE3gzwg
No.1176 - 2008/07/13(Sun) 13:21:29
Re: 『穴』 ジャン・ベッケル / 虎
Fauxさん、こんにちは。
『現金に手を出すな』の助監督に関する詳しいご説明ありがとうございます。また、クレジット一般に関するお話もありがとうございます。
ジャック・ベッケルの『アラブの盗賊』は面白そうですね。
No.1177 - 2008/07/13(Sun) 18:05:18
Re: 『穴』 ジャン・ベッケル / 虎
みなさん、こんばんは。
You Tubeに『穴』のラストが投稿されておりました。
ジャン・ベッケルと思われる人が穴から出てきます。
この映画を未見で鑑賞予定のある方は見ないで下さい。
http://jp.youtube.com/watch?v=F6D6dkKIXr4&feature=related
No.1178 - 2008/07/13(Sun) 19:56:23
Re: 『穴』 ジャン・ベッケル / Faux
虎さん、こんばんは。
  前記のロカルノのカタログに、マルク・モレット、アブデル=ハク・シュライビ(ターバン頭の出演者)、ジャック・ベッケル、J=F・オデュロワ、ジャン・ベッケルが一緒に写っている『アラブの盗賊』の撮影風景写真が載っていますが、確かに『穴』の穴から出てくるのがジャンです。鼻の形が父親そっくりです。
 シュライビはヒッチコックの『知りすぎていた男』(56)にもアラブ人役で出ています。

 ロカルノのカタログには『現金』撮影現場でベッケルとコレット・クロショー(『幸福の設計』以後のベッケル作品のスクリプターの女性)とモレットとオデュロワが一緒に写っている写真も載っています。『穴』の撮影現場でソフィ・ベッケルとジャック・ベッケルが写っている写真もあります。
 フレディ・ビュアシュによるオデュロワ・インタヴューも載っていて、「(『アラブの盗賊』で)マルク・モレットがチーフ助監督でした。ジャン・ベッケルと私がセカンドでした。あと、ジャック・リヴェットとフランソワ・トリュフォーが助監督見習いとしてよく現場に顔を出していました」と言っていました。
No.1179 - 2008/07/13(Sun) 22:10:32
Re: 『穴』 ジャン・ベッケル / 虎
Fauxさん、こんばんは。
若い頃のジャンの写真で確認していただいたので間違いないでしょう。ありがとうございました。
オデュロワ・インタヴューによると『現金に手を出すな』と『アラブの盗賊』の助監督の体制は同じようなものだったみたいですね。貴重な情報ありがとうございました。
No.1180 - 2008/07/13(Sun) 23:35:51
『リスボン特急』 ポール / 虎
コールマン(ドロン)がシモン(クレンナ)に、マルクやポールやルイを知っているか聞くシーンで、コールマンがポールのことを説明しているときのビデオの日本語字幕は「新聞にも載っていたが胸を撃たれて死んだ男だ」となっており、コールマンがマルクのことを説明していることにしています。これはもう意訳というより捏造ではないでしょうか。ちなみに『リスボン特急』のビデオの字幕には、ポールの文字は一度も出てきませんでした。以上のことはマサヤさんのお書きになったあらすじを読んで気がつきました。
No.1167 - 2008/07/05(Sat) 13:13:46
Re: 『リスボン特急』 ポール / マサヤ@管理人
虎さん、こんばんは。
おっしゃる通り、日本版ビデオの字幕は、ポール・ウェベル(リカルド・クッチョーラ)の説明でなければならないところが、マルクの説明になっているんですよね。

私は『リスボン特急』のあらすじを書くにあたって、Anchor Bay盤DVDの英語字幕、「キネマ旬報1972年12月下旬号No.595」掲載の三木宮彦氏採録による「リスボン特急」シナリオを主に参考にしましたが、その部分はどちらもちゃんとポールの説明になっていました。
また、何よりコールマンがハッキリと「ポール・ウェベル」と発音してます。
これらのことから、ビデオの日本語字幕のこの部分は誤りだと思われます。

同じく、このコールマンとシモンのやり取りの最後に、コールマンが、日本版ビデオの字幕では「ヤツ(ルイ・コスタ)は吐いた」と言い放ってその場を立ち去りますが、前記のDVDの英語字幕、シナリオでその部分は「ヤツはお前を知っているぞ」という意味になっています。
「知らない」と言い張っている人間(ルイ・コスタ)が「吐いた」と言われ、それに対して無言でいるシモンの反応は不自然とも考えられますので、日本版ビデオの字幕は少々意訳気味というか先走り過ぎという感がします。

他にも検証すれば、日本版ビデオの字幕にはいろいろ問題がありそうです。
No.1168 - 2008/07/06(Sun) 23:46:33
コメントありがとうございました / YAZ [ Home ]
管理人様
ブログにコメントありがとうございました。
Astayさんの紹介でおじゃまさせてもらいました。
先日、『仁義』を観たのですが、ラスト間近のヴォロンテの
セリフに「仁義」という言葉を使っていましたが、原語では何と
言っているのか謎でした。
ですが、こちらの記事を読ませてもらい全て解決しました。
とても参考になりました。
その他の記事もじっくり読ませてください。
No.1161 - 2008/07/01(Tue) 21:53:23
Re: コメントありがとうございました / マサヤ@管理人
YAZさん、こんばんは。
こちらこそ書き込みありがとうございました。
『仁義』のラストのヴォロンテのセリフは気になる方が多いようで、もともとは私もその一人でした。
フランス語は分からないのですが、外盤DVDの英語字幕などを参考にあらすじなど書いております。
鑑賞の助けになったのなら嬉しいです。
また、ここを紹介いただいたAstayさんにも感謝です。
No.1164 - 2008/07/02(Wed) 01:24:57
ジャン・ミニシニ / 虎
『地下室のメロディ』でアルフレッド(ギャバンをマリオの部屋に案内した風呂屋従業員)を演じた俳優は、『リスボン特急』の運び屋によく似ていると思っていたところ、アルフレッド役の俳優名はジャン・ミニシニ Jean Minisini だとわかりました。一方、運び屋役の俳優名はレオン・ミニシニ Leon Minisini です。もしかしたら同一人物かもしれませんね。
ジャン・ミニシニはプロレスラー、バート・ランカスターのスタントマンなどの経歴があるようです。彼は『ファントマ/危機脱出』にも出ています。
『ファントマ/危機脱出』予告編 2分33秒に登場
http://jp.youtube.com/watch?v=4WmerTNwXd0
参照 フランス・ウィキぺディア
http://fr.wikipedia.org/wiki/Jean_Minisini
No.1156 - 2008/06/29(Sun) 20:52:40
Re: ジャン・ミニシニ / 虎
次の『ファントマ/危機脱出』の動画の1分40秒前後の映像に注目。(音声は何語でしょうか?)
http://jp.youtube.com/watch?v=i2U8qdg5YVA&feature=related
ジャン・マレーの右はジャン・ミニシニですが、左はイヴァン・シフルでしょう。
No.1157 - 2008/06/29(Sun) 23:04:43
Re: ジャン・ミニシニ / マサヤ@管理人
虎さん、こんばんは。
『リスボン特急』の運び屋を演じたレオン・ミニシニと『地下室のメロディ』のアルフレッド役の俳優は同一人物だと思います。
ノンクレジットですが、この人はジャック・ベッケル監督の『穴』にも出ていますよ。
水道工事に来る二人組の鉛管工の一人です。
ベッケルとメルヴィルの関係を考えれば、『リスボン特急』に起用されたのも納得が行きますが、どちらの映画でも殴られます。
ある意味、肉体派の俳優と言えるかもしれませんね。
No.1159 - 2008/06/29(Sun) 23:33:17
Re: ジャン・ミニシニ / 虎
マサヤさん、こんばんは。
『穴』のジャン・ミニシニ の出演場面をDVDで確認しました。鉛管工として出ていましたね。貴重な情報ありがとうございました。ところで、ジャン・ベッケルも看守役で『穴』に出ているらしいです。IMDbで今日初めて知りました。
No.1160 - 2008/06/30(Mon) 23:44:28
Re: ジャン・ミニシニ / マサヤ@管理人
虎さん、こんばんは。
息子のジャン・ベッケルも看守役で『穴』に出ているのですね。
情報ありがとうございました。
No.1163 - 2008/07/02(Wed) 01:17:37
カトリーヌ・ジュールダン出演作 / Faux
 みなさん、こんばんは。
 No.1054に書いたカトリーヌ・ジュールダン出演のゴダールの短編『愛 L'Amore』(ビデオ題『愛と怒り』の1篇。日本版ビデオの字幕にはかなり難あり)がYouTubeに。
 市街地の屋上庭園で、プチブルのイタリア男(パオロ・ポゼッシ)と20歳のフランス女(カトリーヌ・ジュールダン)が、革命家の息子(ニーノ・カステルヌオーヴォ)とブルジョワ民主主義者の娘(クリスティーヌ・ゲオ)の「愛」を描いた「映画」らしきものを観察し、それについて語り合います。二人の男はイタリア語、二人の女はフランス語で対話します。
 黒いレコード盤が回転し、「映画」の「主題歌」らしきマリー・ラフォレの歌"Prenons Le Temps"(おそらく無断使用)を、「映画」を見る男がイタリア語に翻訳します。

[refrain] :
Le temps prend son temps
Et je t'attends depuis longtemps
Le temps prend son temps
Vois-tu, le temps
A tout son temps

Ils s'aimaient d'amour, vraiment
Et de cet amour, les ans
N'avaient rien change
L'histoire le disait, c'est vrai
Les contes de fees d'antan
Moi, je les lisais, enfant
Voila qu'aujourd'hui, ils entrent dans ma vie
Dans ma vie, car

[refrain]

Et puisque voila l'instant
Ou ta main vers moi se tend
Je dois t'avouer
Que mon coeur en doutait, c'est vrai
Devant cet amour present
Vivons chaque jour vraiment
Tu sais comme moi
Qu'on ne vit qu'une fois
Qu'une fois car

[refrain]

Comme le temps
Prenons le temps

 さらに、「映画」を見る男はブルジョワ女のフランス語をイタリア語に翻訳し、「映画」を見る女は革命家の息子のイタリア語をフランス語に翻訳し、「映画」内の男女も互いの台詞を翻訳し合います。
 「映画」を見る女は「映画」内の男女が別れるほうに賭け、「映画」を見る男は別れないほうに賭けます。
 「映画」内の男は女に別れたくないが、お互いの階級が違うので別れねばならないと告げ、5時の飛行機でメキシコ・シティへ発つと言います。
 「映画」を見る男は「映画」を見る女に、君は映画を知らない、映画は年をとりすぎた、本物の映画はまだ存在しない、ムルナウの映画には何かがあったなどと語ります。
 「映画」を見る男女は互いの言語(何かの引用か?)で自由主義の帝国アメリカのヴィエトナム侵略を批判します。そしてヌードについての哲学を語ります。
 結局、裸で抱き合う「映画」内の男は女に、一緒にいることも愛することも不可能だと語り、二人は互いに別れを告げ合います。
 最後に「映画」を見る男が、この映画の題名は、聖書に由来する「放蕩息子たちの出発と帰還」だったと思い出します。
 音楽はジョヴァンニ・フスコ(68年7月1日没)です。
 『愛』#1(無字幕)
http://jp.youtube.com/watch?v=0ZuN6uo9m4I
 『愛』#2(無字幕)
http://jp.youtube.com/watch?v=b3FlhJvM-5Q
 『愛』#3(無字幕)
http://jp.youtube.com/watch?v=NhokWkDM0ok

 マリー・ラフォレの"Prenons Le Temps"(66年のTV映像。画質悪いです)
http://jp.youtube.com/watch?v=gXLQoOAIgTM

 『ふたりだけの夜明け』(67。マルセル・カミュ)抜粋(無字幕。画質よくないです)。
 音楽はクロード・ボラン。ゴーゴー・クラブを舞台に、カトリーヌ・ジュールダン(ノラ)と一緒にゴーゴーを踊るのはエステラ・ブラン(ニコール)。フランス・ローリーの歌は「Heart and Soul」。ゲンズブールも出演。
http://jp.youtube.com/watch?v=mhIZ0vAHMNk

 クロード・ボランのサイト
http://www.claude-bolling.com/fr/films.php

 アラン・フレシェール監督、クラウス・キンスキー共演のビザールな映画『Zoo zero』(79)抜粋。撮影はブリュノ・ニュイッテン。音楽はカール・ベーム指揮、モーツァルトの『魔笛』。
http://jp.youtube.com/watch?v=x5d65Wqob0A 
No.1155 - 2008/06/27(Fri) 21:22:10
Re: カトリーヌ・ジュールダン出演作 / マサヤ@管理人
Fauxさん、こんばんは。
ゴダールの短編『愛 L'Amore』他、カトリーヌ・ジュールダン出演作の情報ありがとうございます。
『愛 L'Amore』はゴダールらしい複雑で難解な会話劇ですが、鮮烈な色彩のカラー映像は魅力的ですし、ジョヴァンニ・フスコの音楽もなかなか印象的ですね。
カトリーヌ・ジュールダンも美しいです。

『ふたりだけの夜明け』のYoutubeの映像は残念ながら削除されてしまったようです。
No.1158 - 2008/06/29(Sun) 23:08:41
豆情報 『プレイタイム』 / 虎
みなさん、こんばんは。
『プレイタイム』にガストン・ムニエ(『サムライ』の給仕長)が出ているのには驚きました。
展示会の責任者?の役です。台詞もあります。
エドワール・フランコムも『プレイタイム』に出ています。
終盤、ドラッグストアでパイプを使って酒をくすねる、青い服の職人です。
この映画は面白くて、楽しくて、笑えてとても気に入りました。
No.681、No.807参照。
『プレイタイム』予告編 43秒からフランコム登場 画質悪いです。
http://jp.youtube.com/watch?v=LGv3FrXIToI
本編では顔も映りますからご安心を。
No.1148 - 2008/06/21(Sat) 23:27:48
Re: 豆情報 『プレイタイム』 / Faux
 虎さん、こんばんは。タチ畢生の野心作『プレイタイム』お気に入りいただき嬉しいです。
 前にも書いたように、この映画こそ、「虎の眼」「鷹の眼?」で細かく画面の端から端まで見れば見るほどギャグや思いがけない連関が発見されるという恐るべき作品です。
 私は幸運にも2003年5月23日、日本で1度だけ渋谷パンテオンで上映された70ミリ版上映(たった5年前のことなのに早くも伝説と化しています)を観ることができましたが、この映画は高解像度の大画面で観ないとわからないギャグ(最後にユロがバーバラの結婚指輪に気づきがっかりする時の指輪など)もあるようです。偽ユロも何人か出てくるそうです。
 パンテオンでの上映時の模様
http://www.zaziefilms.com/tati/event70/70_premia.html
 貴重なご指摘に関しては、残念なことに、今手元に『プレイタイム』ソフトがないので確認できません。
 フランコムは、亡くなったばかりのジャン・ドラノワ監督、ジャン・ドゥセイ出演『ギャンブルの王様』(59)に宿の客役で、同じくギャバン主演、リュシエンヌ・ボガールも出演の『太陽のならず者』(66)にも客の役で出ています。後者の撮影は『影の軍隊』『リスボン特急』のヴァルテル・ヴォテッツです。
http://www.lesgensducinema.com/biographie/FrancommeEdouard.htm
 フランコム出演作では、個人的には、No.1014に書いた、タチとのゆかりも深いピエール・エテックスの『女はコワイです』(62)が観たいです。
No.1150 - 2008/06/22(Sun) 01:44:16
Re: 豆情報 『プレイタイム』 / 虎
Fauxさん、こんにちは。
『プレイタイム』のDVDを観る前にNo.681を読み返して、指輪のことを念頭に観たのですが、指輪に気がつきませんでした。スロー再生で見て、ようやく確認できました。やはり、高解像度の大画面で観ないとわからないギャグがあるようですね。
フランコムの出演作情報ありがとうございます。
『ギャンブルの王様』と『太陽のならず者』はぜひ観たいですね。『太陽のならず者』には、ロジェ・フラデ、カルロ・ネル、アルベール・ミシェル、ベルナール・ミュソン、ニコール・ドゥセイ(ジャン・ドゥセイの最初の奥さん)も出ているようなので楽しみです。
『女はコワイです』のDVDが出るといいですね。
No.1151 - 2008/06/22(Sun) 12:44:27
Re: 豆情報 『プレイタイム』 / Faux
 虎さん、こんばんは。ルネ・クレール監督作のエドワール・フランコムをチェックしてみました。
 ルネ・クレールの初トーキー『巴里の屋根の下』では、ダンスホール「バル・デュ・プログレ」にたむろす武装窃盗団の親分フレッド(ガストン・モド)の手下の一人。
 『ル・ミリオン』では、同じく武装窃盗団を率いるチューリップおやじ(ポール・オリヴィエ)の手下の一人。
 『自由を我等に』では刑務所の作業場で囚人135号エミール(アンリ・マルシャン)の隣で作業する囚人116号で、出所後、実業家となった脱獄囚ルイ(レモン・コルディ)の正体に気づく男。最後に現金入りのカバンを持って逃走。
  『巴里祭』では愛犬トトを探すタクシー運転手レモン(レモン・コルディ)に置き去りにされるタクシーの客です。
 このほか、『沈黙は金』、『夜ごとの美女』、『リラの門』(ビストロの客の一人)にも出ています。ほかのクレール作品にも出ているかもしれません。
No.1152 - 2008/06/22(Sun) 23:48:21
Re: 豆情報 『プレイタイム』 / 虎
Fauxさん、こんばんは。
ルネ・クレール監督作のエドワール・フランコムをチェックしていただきありがとうございます。やはり『巴里祭』にも出ていたのですね。ルネ・クレール監督作はあまり観ていないのですが、今後観ていきたいと思います。
No.1153 - 2008/06/23(Mon) 23:40:07
Re: 豆情報 『プレイタイム』 / マサヤ@管理人
虎さん、Fauxさん、こんばんは。
『プレイタイム』、エドワール・フランコム等の情報ありがとうございます。
『プレイタイム』のソフトはジャック・タチのDVDボックスで所有していますが、お二人のお話を伺っていて、久々に観直したくなりました。
このところ忙しく、すぐにとはいきませんが…。
エドワール・フランコムの出演シーンに関しては、ルネ・クレールのDVDボックスも含め、いずれ確認してみたいと思います。
No.1154 - 2008/06/24(Tue) 00:00:07
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