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メルヴィル作品の上映情報、感想はもちろん、関連する事柄等、何でもどうぞ。
豆情報 『ぼくの伯父さんの休暇』 / 虎
みなさん、こんにちは。
『ぼくの伯父さんの休暇』にエドワール・フランコム( 『仁義』のビリヤード場の管理人役、『サムライ』のジェフの隣人役 )が出ています。食事中にユロ氏のシャツの袖で口を拭いてしまうことになる人です。この場面はおかしくて笑えました。また、食事以外のときはラジオの前に陣取ってラジオを聞いています。
この作品は面白かったです。ユロ氏を気に入りました。音楽も洒落てました。他のジャック・タチ作品も観たくなりました。
No.1108 - 2008/05/25(Sun) 12:35:24
Re: 豆情報 『ぼくの伯父さんの休暇』 / Faux
虎さん、こんばんは。フランコムについては、No.805で触れておられましたが、No.807で書いたように、ルネ・クレール、ジャック・タチ作品にいろいろ出ているようです。
 「ユロ氏」のキャラクターを確立した『ぼくの伯父さんの休暇』は、日本でヒットした『ぼくの伯父さん』のあとから日本公開されたため、「伯父さん」が出てこないのに、妙な邦題で通っていますが、原題は「ユロ氏の休暇」です。
 タチのキャラクターは、本来は「伯父さん」ではなく、あくまでも「ユロ氏」なのですが、日本では「伯父さん」のイメージが圧倒的に先行してしまっているのが残念です。
 『ぼくの伯父さん』でのフランコムは塗装工の役です。
 『ぼくの伯父さん』には、別テイクの英語版があり、フランスでは2ヴァージョン収録のDVD(2枚組)が出ていますが、日本ではあまり知られていないようです。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/minfrance/96602.html
 タチの公式サイト(英語・仏語)
http://www.tativille.com/
 なおタチの『トラフィック』DVD(2枚組特別盤)は北米Criterionから7月に発売されます。特典に「ユロ氏」の歴史を扱った2時間の記録映画も付きます。
http://www.criterion.com/asp/release.asp?id=439
No.1110 - 2008/05/25(Sun) 22:25:05
Re: 豆情報 『ぼくの伯父さんの休暇』 / 虎
Fauxさん、こんばんは。
タチとユロ氏の情報ありがとうございます。
タチの公式サイトは実に楽しい、凝った作りのサイトですね。ご紹介のDVDを欲しくなりましたが、まだリージョン・フリーのプレーヤーを持っていないのですよ。
No.1111 - 2008/05/26(Mon) 00:01:57
Re: 豆情報 『ぼくの伯父さんの休暇』 / マサヤ@管理人
虎さん、こんばんは。
エドワール・フランコムの出演情報ありがとうございます。
ユロ氏、気に入られたようですね。
他のジャック・タチ作品も是非ご覧になってみてください。

Fauxさん、こんばんは。
ジャック・タチがらみの情報ありがとうございます。
『トラフィック』は個人的にタチの作品で一番好きな作品かもしれません。
No.1113 - 2008/05/26(Mon) 23:47:42
Re: 豆情報 『ぼくの伯父さんの休暇』 / Faux
マサヤさん、こんばんは。
  タチの『トラフィック』には国際的にも有名なオランダの国民的記録映画作家ベルト・ハーンストラ(16−97)が協力しています。ハーンストラのDVD全集(10枚組)は没後10年にあたる昨年、蘭Just Entertainmentから昨年発売されました。英語字幕付き。
http://www.berthaanstradvd.nl/
 『動物園 Zoo』(61)パート1
http://jp.youtube.com/watch?v=700JtwiPrlQ
 『動物園』パート2
http://jp.youtube.com/watch?v=vUfsd69iu9Y
 『ガラス Glas』(58)
http://jp.youtube.com/watch?v=7sLdoV1mQuc
No.1115 - 2008/05/27(Tue) 21:09:39
Re: 豆情報 『ぼくの伯父さんの休暇』 / マサヤ@管理人
Fauxさん、こんにちは。
『トラフィック』、ベルト・ハーンストラの情報ありがとうございます。
ご紹介のYouTubeを観ましたが、作品のタッチ、対象の捉え方にタチと近いものを感じました。
No.1117 - 2008/05/28(Wed) 10:29:06
『サムライ』のシネマカードとノゲイラ著「サムライ」 / 虎
みなさん、こんにちは。
『サムライ』のシネマカードがオークションに出ています。
http://page16.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u25114015
このカードには15人の出演者が記されています。一方、ノゲイラ著「サムライ」のP.360以下にも15人の出演者が記されていますが、その顔ぶれと記述順が全く同じなのです。
しかもPIERRE VANDER ピエール・ヴァンデルという誤りと思われる名前をそれぞれ記しています。さらに作品時間を両者とも 95分と記しています。これらのことを考えますに、どちらかが他方に依拠したか、両者とも他の同じテキストに依拠したと思われます。
PIERRE VANDER は PIERRE VAUDIER ピエール・ヴォディエの誤りかもしれません。
PIERRE VANDER という俳優は存在していないのではないでしょうか。
ちなみに『仁義』のシネマカードと「サムライ」本における出演者の顔ぶれと記述順も全く同じです。
http://page11.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n60105015
No.1109 - 2008/05/25(Sun) 16:29:26
Re: 『サムライ』のシネマカードとノゲイラ著「サムライ」 / マサヤ@管理人
虎さん、こんばんは。
シネマカードの情報ありがとうございます。
私もPIERRE VANDER という俳優名は、PIERRE VAUDIER ピエール・ヴォディエの誤りである可能性が高いと思います。
No.1112 - 2008/05/26(Mon) 23:39:57
『仁義』 IMDb記載のトリビアほか / 虎
IMDbのトリビアによりますと、『仁義』の最初の検問のシーンにメルヴィル監督のグリーンのフォード マスタングが出ているようです。コーレイの車の2台前の車だと思われます。
http://www.imdb.com/title/tt0065531/trivia
参考 マスタングの画像
http://www.daytona-mag.com/catalog/zeppan/65mustang.html


ナイトクラブでマテイ警視がサンティと話をするシーンにガストン・ムニエ(『サムライ』のナイトクラブの給仕長役)によく似た人が出ています。マテイを正面から撮ったカットでは、向かって右側の髪の薄い客です。ひょっとしてガストン・ムニエでしょうかねえ?
No.1104 - 2008/05/23(Fri) 22:44:43
Re: 『仁義』 IMDb記載のトリビアほか / Faux
虎さん、こんばんは。車といえば、以下のデータが参考になるかと。
  『リスボン特急』の車
http://www.imcdb.org/movie.php?id=67900
 『仁義』の車
http://www.imcdb.org/movie.php?id=65531
 『影の軍隊』の車
http://www.imcdb.org/movie.php?id=64040
 『サムライ』の車
http://www.imcdb.org/movie.php?id=62229
 『ギャング』の車
http://www.imcdb.org/movie.php?id=60305
 『フェルショー家の兄』の車
http://www.imcdb.org/movie.php?id=56845
 『いぬ』の車
http://www.imcdb.org/movie.php?id=54821
 『モラン神父』の車
http://www.imcdb.org/movie.php?id=55082
 『恐るべき子供たち』の車
http://www.imcdb.org/movie.php?id=42436
 『海の沈黙』の車
http://www.imcdb.org/movie.php?id=39822

  スティーヴ・マックイーン出演、2005年型フォード・マスタングのCF
http://jp.youtube.com/watch?v=UZzXHq7gKN8
 『ブリット』のカーチェイス場面。マスタング390GT。
http://jp.youtube.com/watch?v=p-y1VUdnQXo
http://www.imcdb.org/vehicle.php?id=2159&l=en
 『男と女』。マスタング・ハードトップ・クーペ。
http://jp.youtube.com/watch?v=Qfc4NPNMFro
http://www.imcdb.org/vehicle.php?id=2157&l=en?PHPSESSID=a366c45459f89a30a50b5618fcf5e777
 『007/ダイヤモンドは永遠に』カーチェイス場面。マスタング・マッハ1。
http://jp.youtube.com/watch?v=OYCjjlOO5Dg
http://www.imcdb.org/vehicle_2190-Ford-Mustang-Mach-1-1971.html
 『バニシング in 60"』予告編。マスタング・スポーツルーフ。
http://jp.youtube.com/watch?v=FZBveyGqO5o
http://www.imcdb.org/vehicle_4972-Ford-Mustang-1971.html
 
No.1105 - 2008/05/24(Sat) 19:54:04
Re: 『仁義』 IMDb記載のトリビアほか / マサヤ@管理人
虎さん、こんばんは。
トリビアありがとうございます。
私も『仁義』のDVDで確認しましたが、ご指摘の車だと思います。
Fauxさんご紹介のページによりますと、こちらの画像になりますね。
http://www.imcdb.org/vehicle_13184-Ford-Mustang-1966.html?PHPSESSID=70453268d09b4f8e720d216cb10eb465
ちなみに、『影の軍隊』サントラ盤のエリック・ド・マルサンのインタビューによりますと、メルヴィル監督はポンティアック・ファイヤーバードにも乗っていたようです。

あと、ガストン・ムニエを『サムライ』『仁義』のDVDで確認しましたが、マテイ警視右側の髪の薄い客は、正面からのカットがないのでガストン・ムニエであるか否かはなんとも言えませんね。
ただ、髪の薄さ、目、アゴの感じからいっても、ガストン・ムニエである可能性は高いと思います。

Fauxさん、こんばんは。
実に面白いサイトをご紹介いただきありがとうございます。
ほとんどの映画の車の画像が観られるなんてすごいサイトがあるですね…しかもほとんどのメルヴィル作品を網羅しているのに驚きました。
No.1106 - 2008/05/24(Sat) 21:02:45
Re: 『仁義』 IMDb記載のトリビアほか / 虎
Fauxさん、こんばんは。
IMCDBのご紹介ありがとうございます。こんなサイトがあったのですね。メルヴィル作品に登場するほとんどの車が分かりそうですね。

マサヤさん、こんばんは。
メルヴィル監督は車を複数台所有していたのですかね。それとも乗り換えたのですかね。いずれにせよアメ車好きなんですね。メルヴィル作品にはアメ車がたくさん出てきますね。

ガストン・ムニエの件はやはりなんとも言えませんね。
No.1107 - 2008/05/24(Sat) 23:10:58
Criterion発売予定 / Faux
 みなさん、こんばんは。
 FilmboことEric Dienstfrey氏によると、年末に北米Criterionから『いぬ』、『ギャング』のDVDが発売される模様です。詳細の告知が待たれます。
http://filmbo.blogspot.com/2008/05/some-odds-and-ends.html
 古い情報ですが、以下のCriterion発売予定情報によると、Rialto Pictures配給の『モラン神父』のDVD発売も予定されているようです。
http://www.criterionforum.org/forum/viewtopic.php?t=23
No.1102 - 2008/05/22(Thu) 01:57:02
Re: Criterion発売予定 / マサヤ@管理人
Fauxさん、こんにちは。
またまた嬉しい情報ありがとうございます。
Criterionですから、画質はもちろん、特典映像も大変楽しみですね。
発売日等、詳細が分かりましたら、このサイトでも紹介させていただきたいと思います。
No.1103 - 2008/05/23(Fri) 16:54:36
『海の沈黙』とバッハ / Faux
 みなさん、こんばんは。
  Gyaoで8月1日まで『海の沈黙』(ピエール・ブトロン)のPVが視聴できます。
http://www.gyao.jp/sityou/catedetail/contents_id/cnt0058604/
 途中で途切れるピアノ曲は、バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番ハ長調プレリュードです。この選曲はちょっとベタすぎるのでは。
 原作とメルヴィル版で演奏されるのは第8番変ホ短調プレリュードです。
 メルヴィル版『海の沈黙』のオルガン演奏場面
http://jp.youtube.com/watch?v=2d0ssdLu0Ug

 ブラッドリー・レーマンによるレーマン調律法による平均律(そもそも、この「平均律」なる訳語も問題ありとされていますが)クラヴィーア曲集第1巻第1番ハ長調フーガ、第8番変ホ短調プレリュードとフーガ、「インヴェンションとシンフォニア」より第6番ホ長調シンフォニア。
http://jp.youtube.com/watch?v=UT5B1nvxC8A
 レーマン調律については、以下の英語サイトを参照。
http://www-personal.umich.edu/~bpl/larips/index.html
 レーマン調律による平均律第1巻のCDには、仏Harmonia Mundiのリチャード・イガー(日本ではエガーの表記で通っています)盤(HMU907431)があります。
http://www.hmv.co.jp/news/article/711270088

 バンチュラ本のフロランス・ヴェルシュ談話(195頁)より。
「台本を書きながら彼[=メルヴィル]はアメリカのスタンダード、そのほかジャズやクラシックを聴いていました。彼は大半の人と違ってモーツァルトが好きじゃなりませんでした。バッハのほうが好きでした。たくさんの楽器をもっていましたが、弾くことはありませんでした。すぐに飽きてしまい、投げ出してしまいました」。
No.1094 - 2008/05/18(Sun) 20:52:45
Re: 『海の沈黙』とバッハ / マサヤ@管理人
Fauxさん、こんばんは。
ピエール・ブトロン版『海の沈黙』やバッハの音楽の情報ありがとうございます。
ブトロン版のPVを観ましたが、おっしゃる通り、平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番ハ長調プレリュードの選曲は少々ベタな感がありますね。
レーマン調律については無知でしたが、勉強になりました。

フロランス・ヴェルシュ(メルヴィルの妻)の談話の紹介もありがとうございます。
モーツァルトが好きではなかったというのはなんとなく分かる気がしますね。
バッハの音楽の厳格さはメルヴィルの作風に合うような感じがします。
メルヴィルはジャズのレコードの大変なコレクターでもあったらしいのですが、いろいろなエピソードからも、音楽にとてもこだわりの強い監督だったと感じています。
No.1096 - 2008/05/19(Mon) 18:26:21
クープランとリュリ / Faux
 マサヤさん、こんはんは。
  平均律クラヴィーア曲集第一巻直筆譜タイトル頁のぐるぐる巻き模様から読解されたレーマン調律については、藤枝守『増補 響きの考古学』(平凡社ライブラリー)をも参照。
http://mfujieda.exblog.jp/4904852/
 「バッハ調律」(レーマン調律)をするレーマン(英文解説付き)
http://jp.youtube.com/watch?v=E9IqD_04G0s
 「平均律」と「バッハ調律」の比較。平均律クラヴィーア曲集第1巻第23番ロ長調、第1番ハ長調、第9番ホ長調のプレリュード。
http://jp.youtube.com/watch?v=iMy-oTPD5mI
 第12番ヘ短調、第8番変ホ短調のプレリュード。
http://jp.youtube.com/watch?v=dw0GXkymEhg
 レーマンによるフランソワ・クープランの1730年のクラヴサン曲(バッハ調律)による演奏。 クラヴサン曲集第4巻第23組曲より《山羊の足をしたサチュロス》、第24組曲より《大殿様》。
http://jp.youtube.com/watch?v=BzmFZm66Djc

 ジャック・リヴェットの短編『王手飛車取り』(韓国盤『Their First Films』、国内盤『美しきセルジュ』DVDともに画面フレームが切れているように感じます。さらに国内盤は解像度も低く、暗すぎる場面が目立ちます)のクープランの《諸国の人々》第3組曲《神聖ローマ帝国の人々 L'imperiale》、トリオ・ソナタ《リュリ讃 L'apotheose de Lulli》の演奏は、モリス・エヴィット指揮エヴィット室内管弦楽団。 《Fastes et Divertissements de Versailles, Volume II, La Musique et la Cour》(Philips L 00.293L)というLPに入っているようです。フルートは、リュシアン・ラヴェヨット、アンドレ・サニエ、ジョルジュ・ボー。
 モリス・エヴィット(1884−1971)は有名なカペー弦楽四重奏団の第二ヴァイオリニストを1909年から28年までつとめました。1940年にレジスタンスに参加、1943年に捕虜になり、ブーヒェンヴァルト強制収容所に送られたそうです。
 《リュリ讃》はリュリの弦楽合奏曲を思わせる曲ですが、ブレッソンの『スリ』(59)では、リュリの歌劇『アマディス』のプロローグ序曲に基づく弦楽組曲が効果的に用いられています。
 『スリ』抜粋(無字幕)
http://jp.youtube.com/watch?v=0EtOD3XoGp8

 『王手飛車取り』冒頭の一節、およびブリアリの部屋で流れるクープランのクラヴサン第24組曲第2曲《若殿様たち Les Jeunes Seigneurs》のクラヴサン(ハープシコード)を弾いているのは、エタ・ハーリヒ=シュナイダー(1897−1986)です。 10インチ盤は《The Harpsichord Suite No.24》(Urania Records URLP-5001,1951年)。
 彼女の経歴については以下の英語記事参照。ナチスに追われ、1941年に来日、東京にも住み、雅楽など日本音楽の権威ともされているようです。『A History of Japanese Music』(Oxford University Press,1973)の著書もあります。
http://www.bach-cantatas.com/Bio/Harich-Eta.htm
 
 リュリの歌劇《アルミード》(音源は仏Harmonia Mundi、フィリップ・ヘレヴェッヘ盤)は、『アリア』(87)のゴダール編で用いられています。画質よくありませんが、無修正版の一部が以下で視聴できます。このオムニバスで唯一面白く見られたパートです。中間字幕は英語。
http://jp.youtube.com/watch?v=qUUxiafQ29Y
 リュリとルイ14世を描いた映画『王は踊る』(2000。ジェラール・コルビオ)より(スペイン語字幕)《夜のバレエ Ballet de la Nuit: Ouverture》(ラインハルト・ゲーベル指揮ムジカ・アンティクァ・ケルン)。演奏は50年前頃とはまったく違い、ピリオド奏法を踏まえピリオド楽器を用いたもので、序盤のテンポも速く、拍節感が強調されていますが、一聴してわかるように、《アルミード》や《アマディス》と同じ音型が使われています。演奏はすばらしいのですが、演出、音響効果、照明等があざとすぎる気がします。
http://jp.youtube.com/watch?v=BD6quh97id0

 フランス大革命200年記念、ウィリアム・クリスティ指揮、レザール・フロリサン演奏、リュリ歌劇《アティス》より夢の踊り(1987年蘇演)。やはり《アマディス》と同じ音型が用いられています。
http://jp.youtube.com/watch?v=KeluEpGD0DU

 No.1074で言及した「月の光 Au clair de la lune」もリュリ作曲とされています。
No.1098 - 2008/05/19(Mon) 22:29:28
Re: クープランとリュリ / マサヤ@管理人
Fauxさん、こんばんは。
レーマン調律、クープランとリュリについての情報ありがとうございました。
クープランの音楽はこれまできちんと聴いたことはほとんどありませんでしたが、改めて聴いてみるとなかなか良いですね。
ご紹介のクラヴサン曲集第4巻の2曲、かなり気に入りました。

ブレッソンの『スリ』で流れるのがリュリだったのですね。
恥ずかしながら私は、リュリ、さらにはフランスのバロック音楽については全くと言ってよいほど無知ですが、当然のことながらフランス映画においては使用されることも多いようですので、これを機会に注目してみたいと思います。
No.1099 - 2008/05/20(Tue) 23:59:54
Re:クープランとリュリ / Faux
 マサヤさん、こんばんは。
 フランス・バロック、特に声楽曲、舞踏曲はここ20年で再発見が進み、人気が出てきたようでもありますが、日本ではまだまだ限られた好事家向けなのでしょうか。
 『王は踊る』サントラ盤
http://www.universal-music.co.jp/classics/soundtrack/danse/roidanse.htm
 クープランのトリオ・ソナタのCDは蘭Seonのクイケン兄弟盤『クープラン:トリオ・ソナタ集』がお勧めです。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/519453
 『王手飛車取り』のサントラ音源に近い古めかしい録音では、仏Erato50周年記念に日本でだけプレスされたパイヤール盤『クープラン:トリオ・ソナタ』があります。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1961387/ref=1961386
 また『スリ』の音源に最も近い、リュリの組曲の古い音源のCDに、同じく日本限定プレスのパイヤール盤『フランス風管弦楽組曲』があります。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1961386
 クープランのクラヴサン曲全集では、オリヴィエ・ボーモン盤あたりが定番でしょうが、そのダイジェスト盤というべき『恋の夜鳴きうぐいす〜クープラン:クラヴサン名曲集』もあります。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2551782
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1914833
 『アンナ・マクダレーナ・バッハの年代記』(68。ストローブ=ユイレ)で大バッハを演じた巨匠グスタフ・レオンハルトの『クープラン一族のクラヴサン曲集』もよいです。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=2552494
 『アンナ・マクダレーナ・バッハの年代記』の《プレリュードとフーガ ロ短調》BWV544のプレリュードのオルガン演奏場面
http://jp.youtube.com/watch?v=MDXyDymmYKk
 レオンハルト演奏の、クープラン、クラヴサン曲集第1巻第2組曲から第19曲《勤勉な女》
http://jp.youtube.com/watch?v=-mgo3XTeEUQ
 
 未見ですが、ソフィア・コッポラの『マリー・アントワネット』(2006)ではニューウェイヴ、ポスト・パンク、ハウス系の音楽とともにラモーが使われています。
 上記ボーモンの抜粋盤にも入っているクープランのクラヴサン曲《神秘的な障壁》(演奏は音楽監督のブライアン・レイツェル。サントラを試聴すると、なんかチャラチャラした演奏です)も使われているようです。
  『マリー・アントワネット』予告編。曲はニュー・オーダーの"Age of Consent"(サントラ盤未収録)
http://jp.youtube.com/watch?v=Zpi3Qi0EjS0
  『マリー・アントワネット』サントラより、ラモー、歌劇《カストールとポリュクス》より「悲しい支度、青白いたいまつ」。ウィリアム・クリスティ指揮、レザール・フロリサン演奏、ソプラノはアニエス・メロン。
http://jp.youtube.com/watch?v=UYPi0YXJ12A
 
 ついでにウィリアム・クリスティ指揮、レザール・フロリサン演奏のラモー歌劇《レ・パラダン−遍歴騎士》抜粋。
http://jp.youtube.com/watch?v=zNgLk-x2tp4
 《レ・パラダン》日本語紹介記事
http://www.sankei.co.jp/enak/2006/oct/kiji/30stagelebaradan.html
 《レ・パラダン》日本公演情報
http://www.smf.or.jp/paladins/index.html
 《レ・パラダン》DVD
http://www.amazon.co.jp/Jean-Philippe-Rameau-Paladins-Christie-ArtsFlorissants/dp/B000BOFRM6
 ウィリアム・クリスティは、『ジェファソン・イン・パリ/若き大統領の恋 Jefferson in Paris』(ビデオ題『ある大統領の情事』。95。ジェイムズ・アイヴォリー)に指揮者の役で出ています。音楽はコレッリのヴァイオリン・ソナタほか。
 
No.1100 - 2008/05/21(Wed) 02:33:28
Re:クープランとリュリ / マサヤ@管理人
Fauxさん、こんばんは。
フランス・バロックの推薦盤をいろいろ紹介していただきありがとうございます。
バロックに限らず、クラシック音楽自体、ここ数年はほとんど聴かなくなりましたが(聴いているのは主にジャズです)、ご紹介のCDを気にしながら大手輸入CD店など覗いてみようかと思います。
例えばバッハの器楽曲はチェンバロよりもピアノで聴く方が以前は好きでしたが、チェンバロもたまに聴くといいですね。

あと、ラモー歌劇『レ・パラダン−遍歴騎士』の紹介もありがとうございます。
No.1101 - 2008/05/21(Wed) 23:03:44
『リスボン特急』 IMDb記載のトリビアほか / 虎
みなさん、こんにちは。
IMDbのトリビアによりますと、『リスボン特急』のある犯罪現場の壁にジェフ・コステロの名前が書いてあるようです。女が殺されたホテルの部屋の壁だと思われます。ドロンがその部屋を出る前に電話機周辺の壁を二、三秒見ています。ジェフ・コステロの名前の位置は電話機の斜め左上かなとも思うのですが、私が持っているレンタル落ちのビデオでは判読できません。どなたかDVDをお持ちの方、確認していただけないでしょうか。
http://www.imdb.com/title/tt0067900/trivia


ジャン=ピエール・ポジェ(『サムライ』のオリヴィエ・レイ役)の『リスボン特急』での出演場面をさがしてみました。列車内で麻薬の入ったスーツケースを運び屋に渡した、帽子に眼鏡のギャングではないでしょうか。これもビデオでははっきりしないのでDVDで確認していただけるとありがたいです。
No.1092 - 2008/05/17(Sat) 10:59:21
Re: 『リスボン特急』 IMDb記載のトリビアほか / マサヤ@管理人
虎さん、こんばんは。
ブログに関連記事を書きましたのでご確認下さい。
http://melville.blog.shinobi.jp/Entry/107/

このことは私も今回レビューを書くために『リスボン特急』を観直していて気づきましたが、もしかしたら、この掲示板でも過去に話題になったかなと思っていました。

『リスボン特急』のジャン=ピエール・ポジェの出演シーンは、ご指摘の通り、スーツケースを運び屋に渡す帽子に眼鏡のギャングで間違いありません。
確かに眼鏡をかけているので分かりにくいですね。
No.1093 - 2008/05/18(Sun) 18:29:00
Re: 『リスボン特急』 IMDb記載のトリビアほか / 虎
マサヤさん、こんばんは。
ブログ拝見しました。画像までアップしていただきありがとうございます。おかげ様でジェフ・コステロの名前が判読できました。ジャン=ピエール・ポジェの出演シーンも確認していただきありがとうございました。ちょっと気がついたのですが(どうでもいいことですが)、ジャン=ピエール・ポジェとジャック・ルロワはメルヴィル監督のドロン三部作のどの作品でも同じ組織に属していますね。
No.1095 - 2008/05/18(Sun) 22:52:22
Re: 『リスボン特急』 IMDb記載のトリビアほか / マサヤ@管理人
虎さん、こんばんは。
ブログを見ていただきありがとうございます。
あの壁の画像をよく見ると、他にも関連する名前がありそうですね。
おっしゃる通り、ジャン=ピエール・ポジェとジャック・ルロワはいつも同じ組織に属していますね。
同時に、その組織はドロンの演じる役柄と対立する組織でもあります。
No.1097 - 2008/05/19(Mon) 18:31:26
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