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メルヴィル作品の上映情報、感想はもちろん、関連する事柄等、何でもどうぞ。
WINGBEAT COFFEE ROASTERS
賭博師 ボブ モーニングで上映 / 影
映画ってモノは館(小屋)で見ての映画だから、その点

渋谷シネマラブァー での18日(5月)モーニング 11時

のボブはいいですねーー。

何回も見てます そして筋も知ってます それでも 行く

周りの雰囲気や どうだ 良いだろう と 一人自慢。

これを 太陽がいっぱい で何十回もやり 金が掛かった。

館でみる 家で見る 十倍も違う どうだ! 見たかーー。

です。 ちなみに モーニングは1000円です。
No.1088 - 2008/05/15(Thu) 12:28:05
Re: 賭博師 ボブ モーニングで上映 / マサヤ@管理人
影さん、こんにちは。
映画はやはり映画館で観たいですよね。
好きな映画ならば尚更です。
今度の『賭博師ボブ』の上映、私は都合がつきませんが、多くの人に楽しんでいただきたいと思っています。
1000円というのも嬉しいですよね。
No.1090 - 2008/05/16(Fri) 17:42:51
きちがいピエロほか / Faux
 みなさん、こんばんは。
 ゴダールの『気狂いピエロ』(65)の原題「ピエロ・ル・フ Pierrot le fou」は、実在のギャング、ピエール・ルトレル Pierre Loutrel(1916−46)のあだなです。フランス語の「ピエロ」はピエールの愛称で、「ル・フ le fou」は「キチガイ」という意味のほか「道化=ピエロ」の意味もあるので、それをもじったあだななのではと思われます。
 「きちがいピエロ」ことピエール・ルトレル、「マンモス」ことアベル・ダノス(1904−52)は、1941年から44年まで、アンリ・ラフォン(1902−44)と共にフランスのゲシュタポ、カルラングの主要メンバーでした。しかし、その後、レジスタンス側へと転向、二重スパイとなりました。
 1945年に、ルトレルらはギャング団「Gang des Tractions Avant(前輪駆動団=シトロエン・ギャング)」を結成、仲間にレモン・ノディ、1950年の「公敵第1号」エミル・ビュイソン(1902−56)、ベン・バルカ誘拐に関わったジョー・アティアらがいました。「トラクシオン・アヴァン(前輪駆動)」はシトロエン社のシトロエン・トラクシオン・アヴァンのことです。
 競輪王者だったアンドレ・プス(19−05)もルトレルの知人でした。
http://andrepousse.free.fr/Pigalle2.htm
 
 アンリ・ラフォンと共にフランス・ゲシュタポの中心人物とされる、元警部のピエール・ボニは、1933年の疑獄事件「スタヴィスキー事件」の秘密工作に関わり警察を辞職、戦時中はカルラングに協力、戦後、ラフォンと共に銃殺刑に処せられました。『薔薇のスタビスキー』(74)ではボニ警部役はクロード・リッシュが演じています。
http://www.france-justice.org/html/affaire_seznec/pierre_bonny.htm
  ノゲイラ著『サムライ』120頁より「ドイツによる占領がすべてを一変させたね。戦前には、一方に「暗黒街(ミリュー)」、もう一方に警察があった。それから、突然、占領とともに、ドイツのゲシュタポとフランスのゲシュタポが生まれたんだ。フランスのゲシュタポはフランスの警官とやくざとで構成されていた。警官と同数のやくざがいたんだ。パリのゲシュタポでいちばん有名なのにローリストン通りのゲシュタポがあるが、あそこには同時期にアベル・ダノスとボニ警部がいた」。
 フランスから米国へのヘロイン密輸組織「フレンチ・コネクション」の原資は第二次大戦中にカルラングの資金を、ラフォンの部下オギュスト・リコールが流用したものです。なお、映画『フレンチ・コネクション』原作者ロビン・ムーアは今年2月、85歳で亡くなりました。
 フランス・ゲシュタポ、ラフォン=ボニ組の話はTV映画『93, rue Lauriston 』(2004。ドニ・グラニエ=ドフェール)で描かれています。題名は上記メルヴィルの談話にもあるように、ゲシュタポの置かれていた住所です。
 ジョゼ・ジョヴァンニの小説『気ちがいピエロ Histoire de fou』はピエール・ルトレルをモデルとしています。自ら監督した映画版『ル・ジタン』(75)も「シトロエン・ギャング」を描いています。「ピエロ・ル・ナイフ(お人よしのピエロ)」という役をモリス・ビローが演じています。柴田錬三郎訳『ル・ジタン 犯罪者たち』(ケイブンシャ文庫)は『Histoire de fou』の自由翻案(?)だそうです。
 ジョヴァンニのサイト(仏語)
http://www.jose-giovanni.net/index.html
 
 ジョヴァンニ原作、クロード・ソテ監督の『墓場なき野郎ども』(60)は、「マンモス」ことアベル・ダノスをモデルにしています。リノ・ヴァンチュラの役名はアベル・ダヴォスに代えられています。スタン・クロルの役名はレモン・ナルディですが、モデルはレモン・ノディでしょう。
 アベル・ダノスについてのエリック・ギヨン・インタヴュー(仏語。ダノスの写真が見られます)
http://vids.myspace.com/index.cfm?fuseaction=vids.individual&videoid=7811893
 『Abel Danos, dit : Entre Résistance et Gestapo』(2006,Fayard)の著者 エリック・ギヨンのサイト(仏語)
http://ericguillon.wordpress.com/

 ノゲイラ書229頁。「パリの七つのゲシュタポはすべて同じように編成されていたんだ。そのなかでいちばん有名なローリストン通りのゲシュタポには、既に君に話したが、『墓場なき野郎ども』のアベル・ダヴォスであるアベル・ダノスがいた」。
 以下のサイトにあるクロード・ソテの談話によると、ソテは実際のダノスのことは知らなかったようです。
http://www.rialtopictures.com/classe.html
 フランス国家警察の元刑事ロジェ・ボルニシュ原作、ジャック・ドレー監督の『フリックストーリー』(75)は、1947年のエミル・ビュイソンを描いています。アンドレ・プスもエミルの兄ジャン=バチスト役で出ています。
 以下の英語レヴューでは『サムライ』と比較しながらも、演出はメルヴィルには及ばないとしています。
http://filmsdefrance.com/FDF_Flic_Story_rev.html
 ボルニシュ原作、ドレー監督の『友よ静かに死ね』(76)は、1945年の「シトロエン・ギャング」を扱っています。「マンモス」ことリュシアンに扮すのはモリス・バリエ、レモンに扮すのはロベール・ベルタン。ドロン扮すのはロベール・ル・ダングですが、「ル・ダングle dingue」は「キチガイ」の意味。
http://filmsdefrance.com/FDF_Le_Gang_rev.html
 クロード・ルルーシュ監督、ジャック・デュトロン主演の『レジスタンス/反逆 Le Bon et les Mechants』(ビデオのみ。76)も「シトロエン・ギャング」の歴史を扱っています。ブリュノ・クレメール、セルジュ・レジアーニも出ています。
http://filmsdefrance.com/FDF_Le_Bon_et_les_mechants_rev.html
 
 ノゲイラ書284頁。「パリの〈ホテル・マジェスティック〉に本部を置いていたゲシュタポから逃げるジェルビエは、リヴィエール、[のちの]新共和国連合[引用注:仏語では「UNR」]の代表だよ」。
 UNR代表のリヴィエールという人物はいないようなので、これは、1947年のフランス人民連合(RPF)に参加したポール・リヴィエール(12−98)のことだと思われます。彼は大使館付武官として56年12月から59年末まで東京にいました。
http://www.ordredelaliberation.fr/fr_compagnon/848.html
 シムノンに『メグレと超高級ホテルの地階 Les Caves du Majestic』(77)という小説があります。1945年にリシャール・ポチエ監督、アルベール・プレジャン主演で映画化されていますが、近年のTV映画版(93)のDVDがアイ・ヴィ・シーから『新メグレ警視/ホテル・マジェスティックのワイン蔵』の題で2001年に出ています。監督はスイスのクロード・ゴレッタ。メグレ役は『レジスタンス/反逆』、『危険を買う男』(76)のブリュノ・クレメール、ジャック・タチの親戚のコメディアンで『プレイタイム』修復に尽力したジェローム・デシャンも出演。以下、日本での放映情報。
http://www.foxcrime.jp/bangumi/maigret/episode.shtml
 
 なおゴダールの『気狂いピエロ』はジョヴァンニの小説『気ちがいピエロ』とはまったく関係ありません。ベルモンド扮するゴダールの主人公は、そもそもフェルディナンという名前で対独協力作家フェルディナン・セリーヌから採られています。「ピエロ・ル・フ」という愛称は、彼をだますマリアンヌという女性が「モナミ・ピエロ(わたしの友だちのピエロ)」(別名「月の光  Au clair la lune」。フランスの18世紀の有名な民謡。歌いだしが"Au clair de la lune, Mon ami Pierrot,")と呼びたいがために勝手につけたものです。
 「月の光」を歌う人たち
http://jp.youtube.com/watch?v=K5sP-o5lags

 『気狂いピエロ』の原作はライオネル・ホワイト(1905−85)の『妄執 Obsession』(60)ですが邦訳はありません。本当はナボコフの『ロリータ』を元ネタにしたかったようです。原作と言っても、ゴダールのことなので、いくつかの設定を転用しているだけでしょうが。ホワイトはキューブリックの『現金に体を張れ』(56)の原作(『逃走と死と Clean Break』)で有名です。
No.1074 - 2008/05/03(Sat) 01:37:40
Re: きちがいピエロほか / マサヤ@管理人
Fauxさん、こんばんは。
『気狂いピエロ』を始めとするたくさんの情報ありがとうございます。
特にアベル・ダノスがらみのお話が興味深いです。
このあたりの事情をもっとよく知れば、戦中のレジスタンス活動や、戦後パリの暗黒街やギャング映画への理解が深まりそうですね。
ゴダールの『気狂いピエロ』もしばらく観直していませんが、時間が取れたら観直してみたいと思っています。
また、ジョゼ・ジョヴァンニの素晴らしいサイトのご紹介もありがとうございます。
No.1075 - 2008/05/04(Sun) 23:26:19
Re: きちがいピエロほか / Faux
マサヤさん、こんばんは。
  実のところ、フランスの20世紀前半のギャングのことやジョヴァンニの実体験のことは、ほとんど知りません。まとまった参考文献も読んだこともないので、機会があればもう少し知りたいと思っています。
 シュヴァイアウゼール『ロマン・ノワール フランスのハードボイルド』(クセジュ文庫、白水社。47頁)。「ジョバンニの作品のどれをとっても感じられるのは、彼が登場人物に抱く友愛の情である。しかもその登場人物とは、ときに彼が現実に知っている男たちだ。例えば『おとしまえをつけろ』の主人公、刑務所を脱獄して昔の仲間を探すヤクザのギュは、ジョバンニの個人的な友人で、ニームの中央刑務所に服役中だった。この本が出版されてからまもなくして死んだが、それでも読むだけの間はあった。また信頼できると信じていた仲間に見捨てられ、まったくあかの他人から好意を受けることになるアベル・ダボスもジョバンニの昔の知り合いで、『墓場なき野郎ども』の「主人公」に使われる」。
 ちなみに同書の第8章は「フランスのロマン・ノワールと映画」と題されてきるのですが奇妙な事にメルヴィルの名前が出てきません。
 
No.1078 - 2008/05/05(Mon) 20:24:36
Re: きちがいピエロほか / マサヤ@管理人
Fauxさん、こんばんは。
シュヴァイアウゼール著『ロマン・ノワール フランスのハードボイルド』の内容のご紹介ありがとうございます。
実は私もこの本のことは近く紹介できればと思っていました。

ロマン・ノワールについて一冊まるごと書かれた本は、少なくとも国内ではほとんど出版されていないでしょうし、実際、国内ではまず紹介されることのない多くの作家がこの中で紹介されている点からも、大変貴重な本と思います。
仰るとおり、残念なことに第8章にはメルヴィルのことが出てきませんが、作家案内のルスーの項(152頁)には一回だけ名前が出てきます。
この本を読まれていない方のために引用します。

「『いぬ』(「セリ・ノワール」375番、1957年)は素晴らしい傑作だ。それは当時の流行に従って隠語で書かれている。ジャン=ピエール・メルヴィルはこの作品を忠実に映画化した。彼は台詞もそのまま使ったが、もっともフランス語に「翻訳」することにはなった。アメリカのロマン・ノワールの熱烈な愛好家であったルスーは、このジャンルの中心的なテーマのひとつに熱心に打ち込んだ。そのテーマとは「女性嫌悪」である。」
No.1079 - 2008/05/06(Tue) 00:52:09
Re: きちがいピエロほか / トム(Tom5k) [ Home ]
マサヤさん、ご無沙汰しております。
しばらく、ブログと無縁の生活を送っていましたものですから。当ブログへのコメントもありがとうございました。
マサヤさんのHPもますます充実されているようで、うれしい限りです。
また、昨年10月あたりからの形跡を少しづつ辿って読ませていただきますね。

さて、こちらに来ていきなり興味深いコメント。
はじめまして、Fauxさん(何て初対面で馴れ馴れしくお声をかけさせていただいてよろしいんでしょうか?)

ピエール・ルートレルに関わっては、
こんなところに、素晴らしい考察が載せられていましたっ!
 ↓
http://zidai.exblog.jp/i31/
なんちゃって、実はわたしのつたないブログ記事でした(笑)お許しください。
では、また。
No.1084 - 2008/05/11(Sun) 22:29:29
Re: きちがいピエロほか / マサヤ@管理人
トムさん、こんばんは。
しばらくブログも更新されていなかったので、ちょっと心配しておりましたが、復活おめでとうございます。
また、わざわざご挨拶に来ていただき恐縮です。
ピエール・ルートレルを巡っては以前詳しい記事を書かれていたのですね。
ざっと読ませていただきましたが、トムさん独特の熱のある文章は大変説得力があり、アラン・ドロン論としても立派なものだと思います。
今後の更新も楽しみにしておりますね。
No.1086 - 2008/05/12(Mon) 00:39:28
Re: きちがいピエロほか / Faux
  トムさん、はじめまして。ご教示ありがとうございます。貴ブログも拝見させていただいたことがあります。
 管理人さんのご厚意に甘え、空気も読まず、自分でもよく知りもしないことばかり、書き散らしていますが、大目に見ていただければ幸いです。
 ところで、ルトレルは、No.1053で言及したマルティーヌ・キャロルを誘拐したこともあるそうですが、すぐに解放し、後日詫びたとのこと。
 Google ブック検索で検索すると、全文は読めないのですが、Andre Larue著『Les Flics』(Fayard,1968)という戦後のフランス暗黒街の歴史をまとめた本に書いてあるようです。著者は「フランス・ソワール」の犯罪記者、「フランス・ディマンシュ」の編集者だったそうです。
No.1087 - 2008/05/13(Tue) 20:22:50
『公務』 / Faux
 みなさん、こんばんは。
 ロベール・ブレッソン監督、道化ベビ主演『Affaires publiques』(34年。映画祭上映題『公共問題』。原題は『公務』という意味)の動画です(画質は劣悪。日本語字幕なし)。
 『[フィルム]スペシャル'89』(フィルムアート社)に『首相の公務椿道中』と題した、鈴木圭介氏による詳細な日本語採録があります。王女役アンドレ・セルヴィランジュ(1911−2001)は『商船テナシチー』(34)、『危険な曲り角』(58)にも出ています。
 
パート1
http://jp.youtube.com/watch?v=-GOOeHXQCDI
「クロガンディー共和国の国営放送は、早朝より首相がオープンカーに乗って公務に赴く模様を報道。隣国ミルミー王国では、王女が父王への手紙を使いに託し、複葉機で飛び去る。多くの求婚者に飽き足らず、意中の隣国首相に会いに行くのだ。父王とその従者はそのあとを追う。一方、首相の公務の初めは、首相の座像の除幕式への出席。ラインダンスの余興の後、踊り子の一人が首相に花束を贈呈する」。
パート2
http://jp.youtube.com/watch?v=7C3cZUkqEwE
「隣国王女の飛行機が国境を越える。除幕式で幕が取り除かれる。演説を始めた首相も見物人も誰もがあくびをし、眠り始める。王女にも眠気が伝染し、飛行機は不時着。飛行機から出た王女は誰もが眠っている中、首相の元にたどり着き、座像の大口をふさぐ。途端に人々は起き出し、首相は次の公務に向かう。目的地は共和国消防隊の営舎だ」。
パート3
http://jp.youtube.com/watch?v=NaEDNiUbDHQ
「一行は消防隊の営舎に着く。消防隊の珍演習の最中に、ミルミー国王と従者が国境を越える。王女の連れのクリスチオーヌという肥った女性が、首相にたいし王女に話をしてほしいと頼む」。
パート4
http://jp.youtube.com/watch?v=DkxWtKm464M
「首相は演台にのぼるが、服に火がつく。消防隊が消火すると、首相は壇上から降り、喝采を浴びる。王女もますます首相にほれ込む。首相一行は次の公務に向かう。港の船の進水式だ。やぐらの上で海軍提督らが首相を迎える。シャンペンのビンを船に当てて割る儀式の栄誉は王女に与えられるが、何度やってもビンが割れない」。
パート5
http://jp.youtube.com/watch?v=1H_1bg1lpmo
「首相がビンを送り出すと、ビンは水夫の船窓に飛び込む。ミルミー国王と従者がやぐらに登る。水夫の投げ返したビンが王の頭に当たる。怒った王はやぐらの上に大砲を引っぱりあげさせるが、大砲の重みでやぐらが傾く。首相がなんとか大砲を上げることに成功する。王女は感動して首相に結婚を申し込む。やがて首相はシャンペンのビンを砲身につめ、王に発砲させる。船体に穴のあいた船が海に進水するが、そのまま沈んでゆく。王と首相にはさまれた王女がオープンカーでパレード。放送局はその模様を実況放送する」。

 当時の前衛芸術家たちはドタバタ喜劇調のアナーキーな映画が好みだったようですが、ブレッソン同様、パリの前衛芸術家たちと交遊していた美術監督ピエール・シャルボニエ(1897−1978)の実写を交えた実験アニメ『La Fortune enchantée』(36)にも、この映画のシャンペンのビンの場面が引用されています。
 同作を含むDVDが以下の、1892年から1948年のフランス・アニメ展(2007年)の仏語カタログの付録に付いています。
http://www.heeza.fr/description.php?lang=1&id=989
 上記付録DVDに収録の『La Joie de vivre』(34。アントニー・グロス、エクトル・オパン)は、2002年に出た北米Image Entertainment盤『悪いたね Mauvaise graine』(34。アレクサンダー・エスウェイ、ビリー・ワイルダー)DVDの特典にもなっています。ワイルダーの初監督作『悪いたね』はダニエル・ダリューが出ています(No.687も参照)。
http://www.dvdbeaver.com/film2/DVDReviews35/mauvaise_graine.htm
No.1083 - 2008/05/10(Sat) 01:33:47
Re: 『公務』 / マサヤ@管理人
Fauxさん、こんばんは。
ロベール・ブレッソン監督の『公務』のご紹介ありがとうございます。
ブレッソン監督の処女作とのことですが、監督のイメージとは随分異なる作品ですね。
ここまでドタバタ調だとは意外でした。
画質が良くないのが残念ですが、ベビも『ある道化師の二十四時間』に比べるとさすがに若いですね。
それにしても、邦題が一般で知られている『公共問題』では内容と隔たりがあり過ぎると思います。
No.1085 - 2008/05/12(Mon) 00:28:06
イザベル・コーレイ / Faux
 マサヤさん、こんばんは。
 「CAST」にイザベル・コーレイがアップされましたが、以下のデータによるとイザベル・コーレイは1939年5月2日、メス生まれです。
http://www.citwf.com/detailPerson.asp?personID=136714&sortOn=YEAR&sortBy=UP
 以下のデータによると、1939年5月29日、メス生まれ。本名イザベル・ブリジット・コルネ。
http://www.lesgensducinema.com/biographie/CoreyIsabelle.htm
 いずれにせよ、1939年5月、メス生まれと思われます。メスはロレーヌ地域圏の首府です。
 ちなみに、4月4日に、手塚章、呉羽正昭編『ヨーロッパ統合時代のアルザスとロレーヌ』(二宮書店)という本が出たようです。
 カンヌ映画祭でのブリジット・バルドーとイザベル・コーレイ
http://www.jamd.com/search?text=Brigitte%20Bardot&assettype=g&assetid=72821482&partner=www.google.co.jp
No.1080 - 2008/05/07(Wed) 20:04:01
Re: イザベル・コーレイ / マサヤ@管理人
Fauxさん、こんばんは。
イザベル・コーレイの生まれについて調べていただいてありがとうございます。
やはりIMDbは間違いだったようですね。
『賭博師ボブ』Criterion盤のダニエル・コーシーのインタビューでも、当時彼女が15歳だったということが言われていましたので、1939年生まれで間違いないと思います。
さっそくCASTを訂正しておきます。

それと、イザベル・コーレイがそれ以後イタリア映画に出演していたという記述は以前Fauxさんからいただいた情報を元に書いたものですので、この場を借りてお礼申し上げます。

『ヨーロッパ統合時代のアルザスとロレーヌ』の情報もありがとうございます。
値の張る本のようですので、書店で手にとって確かめたいと思います。
No.1081 - 2008/05/07(Wed) 23:31:19
Re: イザベル・コーレイ / マサヤ@管理人
「CAST」にアップしたイザベル・コーレイの写真が暗めでしたので、別の写真に変更しました。
No.1082 - 2008/05/07(Wed) 23:41:08
『リスボン特急』のDVD / Faux
 みなさん、こんばんは。
 北米Lionsgateから7月22日に『リスボン特急』のDVDが発売されます。
http://www.dvdempire.com/Exec/v4_item.asp?userid=-1&item_id=1405945&searchID=
No.1070 - 2008/05/01(Thu) 03:53:13
Re: 『リスボン特急』のDVD / マサヤ@管理人
Fauxさん、こんばんは。
『リスボン特急』のDVD情報ありがとうございます。
タイトルが『Dirty Money』とアメリカ公開のタイトルになっているのが面白いですね。
特典映像次第では購入を検討してみたいところですが…。
No.1071 - 2008/05/01(Thu) 23:59:35
Re: 『リスボン特急』のDVD / Faux
マサヤさん、こんばんは。
 Lionsgate盤は2007年発売の英国Optimum盤同様PAL早回しの可能性が高く、今後しばらくPALマスター早回しが世界標準(?)になるおそれもあるので、その場合、2001年に出たAnchor Bay盤は廃盤で多少プレミアが付いていますが、貴重なソフトになるような気がします。次に待たれるのはBD(Blu-ray)でしょうか。
http://www.dvdbeaver.com/film/DVDReviews21/un_flic_dvd_review.htm
No.1072 - 2008/05/02(Fri) 02:10:58
Re: 『リスボン特急』のDVD / マサヤ@管理人
Fauxさん、こんばんは。
DVDBeaverのページのご紹介ありがとうございます。
ページを見る限り、英国Optimum盤の方がAnchor Bay盤よりも若干画質が良好な感もありますが、仰るとおり、PALマスターであることを考えるとAnchor Bay盤の方がチョイスとしては良いかもしれませんね。
Anchor Bay盤は、ご指摘の通り米Amazonなどではプレミアが付いていますが、今ならDVDFantasiumの方が安く入手できるようです。
http://www.fantasium.com/detail.phtml?ID=FOR7349&PHPSESSID=d62c31f92302bc543023ce5bfceba145
No.1073 - 2008/05/03(Sat) 00:51:52
カトリーヌ・ジュールダン / Faux
 マサヤさん、こんにちは。
 「CAST」にカトリーヌ・ジュールダンのプロフィールがアップされましたが、カトリーヌ・ジュールダンは、ピエール・ド・マンディアルグ原作の『あの胸にもう一度』の後、前衛実験映画の女優となり、カルロ・リッツァーニほかの急進左翼オムニバス映画『愛と怒り Amore e rabbia』(ビデオのみ。69)のゴダール編「愛」でニーノ・カステルヌオーヴォと共に主演(?)しています。2月18日に亡くなったヌーヴォー・ロマンの代表的作家・映画監督アラン・ロブ=グリエの仏=チェコスロヴァキア合作映画『エデン、その後 L'Eden et apres』(70)に主演。共演はピエール・ジンメル。音響効果は『人間ピラミッド』のミシェル・ファノ。
 『エデン、その後』抜粋(英語字幕、画質・音質かなり悪いです)
http://jp.youtube.com/watch?v=YauhheIq3Tk

 未見ですが、ジャック・バラチエ(No.984参照)のレズビアン映画『L'Araignee de satin』(84)では、イングリット・カーフェン、ダニエル・メズギッシュと共演。ジュールダンが誘惑する若い女性を演じているアレクサンドラ・シュクルナは、映画はこれ1本しか出ていないようです。
http://www.clublez.com/movies/lesbian_movie_scenes/a/araignee_de_satin_le/index.html
No.1054 - 2008/04/26(Sat) 18:30:43
Re: カトリーヌ・ジュールダン / マサヤ@管理人
Fauxさん、こんばんは。
カトリーヌ・ジュールダンの情報を補足していただきありがとうございます。
なんと前衛実験映画の女優になっていたのですね。
うまく文章をまとめられれば「CAST」のページも補足したいと思います。

ご紹介の『エデン、その後』のYouTubeの映像を観ましたが、かなり変な映画のようですね。
『ギャング』以外では見覚えのない、ピエール・ジンメルの姿が拝めて良かったですが。
レズビアン映画にまで出ているというのはちょっとショッキングでした。
No.1057 - 2008/04/27(Sun) 00:55:54
Re: カトリーヌ・ジュールダン / Faux
 マサヤさん、こんにちは。『愛と怒り』、『エデン、その後』などは、一応劇場公開作で広義の「劇映画」(一応、キャラ設定、ストーリーらしきものがあるような)なので、いわゆる一般興行からはずれたアート系の「実験映画」とは少し違うのかもしれません。「商業的芸術映画」としてギリギリのつくり? かなり反商業的(?)なつくりなので、「前衛劇映画」とでもいうべきか。ロブ=グリエの場合、変態趣味もあるような気がします。
 『エデン、その後』抜粋(音声なし)
http://jp.youtube.com/watch?v=rbI-WkSSFCU
 ロブ=グリエといえば『去年マリエンバート』の脚本家として有名ですが、この映画も長らく観ていません。
 ところで、バラチエの『L'Araignee de satin』のダニエル・メズギッシュはロブ=グリエの『囚われの美女』(83)にも出ています。ほかにトリュフォーの『逃げ去る恋』(79)、ジェイムズ・アイヴォリーの『カルテット』(81)など。
 アート系エロ映画として(?)日本でのみDVD化された遺作『グラディーヴァ マラケシュの裸婦』(2006)には『囚われの美女』にも出ていたアリエル・ドンバールが出ています。彼女のほかの出演作は、『聖杯伝説 Perceval le Gallois』(76)、『美しき結婚』(81)、『上海異人娼館/チャイナ・ドール』(81)、『海辺のポーリーヌ』(83)など。
 『囚われの美女』抜粋(英語字幕)。メズギッシュと共演している女優は、フィリップ・ラブロ『La Crime』(83)にも出ているガブリエル・ラジュール(57年生まれ)。
http://jp.youtube.com/watch?v=2aS_3mY40vc

 ユーロトラッシュ、SM系は苦手なので、ロブ=グリエ監督作では、トランティニャン主演の『ヨーロッパ横断特急 Trans-Europ-Express』(66)、『嘘をつく男 L'Homme qui ment』(68)あたりが比較的面白いと思いましたが、なにしろ「前衛」なので一般には勧められません。前衛文学好き、アート系映画マニアなら一見に値するかもしれません。
 『ヨーロッパ横断特急』のトランティニャンとマリ=フランス・ピジエを演出するロブ=グリエ。
http://video.aol.com/video-detail/film-transeurop-express-dalain-robbe-grillet/3905395054
 『エマニエル夫人』(74)のシルヴィア・クリステル、『フレンズ/ポールとミシェル』(70)のアニセー・アルヴィナが出ているという理由で『火遊び』の邦題で公開も検討され、ビデオ化された『危険な戯れ La Jeu avec le feu』(75)は未見ですが、これもトランティニャンが出ています。
No.1060 - 2008/04/27(Sun) 10:13:46
Re: カトリーヌ・ジュールダン / マサヤ@管理人
Fauxさん、こんばんは。
『エデン、その後』、『囚われの美女』ほかの情報ありがとうございます。
前衛系、アート系でも『去年マリエンバート』は好きな作品ですが、変態っぽさ、グロさがある基準値を超えると苦手になってしまいます。
『エデン、その後』の抜粋を観る限り、その基準値を超えているようです。

個人的に、その要素のあるデイヴィッド・リンチなども好きですが、彼の作品はあくまでも「商業的芸術映画」に留まっているのでまだ観ていられるのかもしれません。
ただ、最新作『インランド・エンパイア』はついて行けないものを感じて、DVDもまだ買っていませんが…。
No.1063 - 2008/04/27(Sun) 22:56:35
Re: カトリーヌ・ジュールダン / Faux
マサヤさん、こんばんは。
  やはり、映画というのは「通俗」もしくは、それを装いつつ内部から逸脱する力だという気がします。60年代ぐらいは、「通俗娯楽/高級芸術」という二項対立図式が制度的に機能しつつも、現実にはそれらが混交していたいかがわしいところが面白かったと思うのですが。たとえばブレッソンの映画であっても、それが一般興行向けの一作品とみなされていたということ。
 寡占的、中央集権的な配給・宣伝システムが解体され、映画市場の細分化が進むにつれ、通俗かつ問題提起的な中間的な映画、「社会派リアリズム」(日常から縁遠い「他者の」社会問題への興味を煽る)や「小市民的リアリズム」(凡庸な人生の悲哀への共感)の魅力が失われ、極端に、多種多様な個別の「萌え」志向の映画が激増しているようにも感じます。
 前衛演劇、アート系は苦手ですが、近年のマノエル・ド・オリヴェイラくらいになると、超演劇(超通俗)的というか、別格というか、映画ならではの魅力を感じます(実は『夜顔』は未見です)。リヴェットあたりもそういう(ブレヒト的な?)意味で興味深いのでしょうが、個人的には一見凡庸なリアリズムと見られがちなロメールのほうが興味深いです。
 また、後期ブニュエルとか、イングリッド・カーフェン、ペーター・カーン、ビュル・オジェが出ているダニエル・シュミットのキッチュ美学全開の『ラ・パロマ』あたりは嫌いではないし、それなりに面白いのですが、積極的にハマるには至りません。
 作家や作品に特定のレッテルを貼って知ったかぶるのは、つまらないことですし、下品ですらあるのでしょうが、「クイア系」が苦手なのは確かです。アメリカ演劇系だとテネシー・ウィリアムズものはいささか苦手ですし、パゾリーニ、ファスビンダー、ケン・ラッセル、デレク・ジャーマン、アルモドバル、オゾンなど、ヨーロッパ・アート系で人気のあるクイア(異端)系映画作家にはあまり興味がありません。寺山、ホドロフスキー、クローネンバーグなどの「シュール系」(ユング系?)も敬遠しています。
 デイヴィッド・リンチについても不勉強ですが、『ブルー・ベルベット』あたり、わりと抵抗なく観れてしまうものの、執着するには至りませんでした。リンチはキッチュなジャンル映画としての古典フィルム・ノワールも好きなのでしょうが、フランシス・ベイコンのような意味でのポップ前衛志向が感じられます。『インランド』は評判を聞くだけで敬遠してしまうのですが。「ポスト・モダン・ノワール」というものがあるとすれば、その探求の上では重要なのかもしれませんが。
 猟奇的だという評判のギャスパー・ノエやミヒャエル・ハネケも食わず嫌いで1本も観ていません。
 というわけで、個人的には西洋アート系を敬遠し、さらには映画愛好から離れつつも、近年の日本での映画受容において、異文化文脈依存性の高い作品や「分かりづらい」作品が(市場もしくは、少なくとも公的な言論の上で)排除される傾向が強まっているのには危惧を覚えます。またインテリ人文業界で、大衆向けのアメリカ映画を見下したような物言いをすることが高級な(お洒落な?)ことだと思われているのにも抵抗を覚えます。そもそも「大衆」という概念が何を表象するのかも怪しくなっているわけですし。たしかに、あまりに娯楽コンテンツの選択肢が多くなりすぎたので好事家が途方に暮れるのも当然ではあるのですが、その反動で極端に一極集中せず、そこそこの(中庸な)選択肢があるのが健全だと思います。どの程度の多様性が適度なのかは分かりませんが。
 
No.1067 - 2008/04/28(Mon) 20:58:38
Re: カトリーヌ・ジュールダン / マサヤ@管理人
Fauxさん、こんばんは。
いつもながら深いお話、ありがとうございます。
他の方が、ある映画や映画作家、俳優等に対して抱いている好き嫌い、あるいは作品傾向に対する興味の有無をお聞きするのは個人的にも好きですので、Fauxさんのご意見もとても興味深くうかがいました。
名前を出された映画作家や、その作品はほとんどが未知のものですので、書かれた内容を完全に理解するのは難しいですが、それでも言わんとされている点については、納得できる点が多かったです。

ちなみに、個人的にリンチで好きな作品となりますと、やはり『マルホランド・ドライブ』か『ツインピークス』、ある意味、究極的には『イレイザーヘッド』になるのかもしれませんが、これは敬遠する人も多い作品でしょう。
とはいえ、リンチの作品も、ここ数年はほとんど観ていないので、あまり偉そうなことも言えた義理ではありません。
オリヴェイラの『夜顔』は観ましたが、個人的にはかなりツボでした。
ただ、ビュル・オジェのキャスティングは正しかったのかどうか正直なところ疑問はあります。
その作品のつながりで言えば、ブニュエルの『昼顔』は「クイア系」に入るのかどうか分かりませんが、好きな作品と言えます。
No.1069 - 2008/04/29(Tue) 01:03:48
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