管理人様、いつも大変お世話になっております。 こちらの掲示板とこちらにコメントされている方から日々気づきを頂いており心から感謝しています。
配偶者との関係ではありませんが、ここ数日のお話に心動かされコメントしています。管理人様には少し関係ない内容でこちらを使わせていただきまして申し訳ありません。
距離感やほどほどという内容が話されていましたが、同じようなことになりますが、以前私も似たような経験をし、その後悟ったことがあります。 私は以前身内の介護をしながら貯金を切り崩し無職生活をしていました。それまでは資格職でしたが一時退職をし実家で実家家族と暮らしていました。私は独身で元々結婚願望もなく家族は好きでしたから何かを犠牲にしての介護生活だったとは思っていません。人生の中でこの先家族は持たないと思っていましたから前後はしたけれどとても濃密で豊かな経験ができたと感謝しています。
その生活の中、私の内心や考えを知らないこととはいえ、何人もの方から自己犠牲や自分の人生を生きたほうがいいというご意見を頂きました。反対に、親のすねかじりと思ったのでしょう、親がかわいそう、家族が気の毒、家族を支えろとは言わないけれど自分のお小遣いくらいは稼ぐものだと思う、なども言われました。 実際は私は結構無職期間を過ごしましたがその間私自身の貯金とささやかな資金運用で生活しており家族からお小遣いをもらって遊び暮らしていたわけではありませんでした。
初対面の方に言われたこともあり、身内のものにも言われました。 私の内心や実際のところを知らなかったのである程度は仕方ないと思いながらも、実際にはさめた気持ちになったものです。 私もまだ若かったので色々な見方や憶測、まさか私が生活資金をだしているはずがないのでだったら親か家族のお金で・・となったのだろうと想像はつきますがまさか身内にまでそう見られていたのかと思ったものでした。
苦労を見せまいと軽く振舞えばそれを真に受けて裏側にある見せない部分は気づこうともしない、のです。
私も自分の大切な時間にしたかったこと、自分の無職の言い訳に介護などを使いたくなかったことから、自分が今家にいて家族と最後のときを過ごしたいから遊びたいんだよね、と言っていたからある意味仕方なかったのかもしれません。しかしこのときに、ああ人とはこういうものなのだ・・といい意味で腑に落ちてしまいました。 決して悪い意味でもなければ寂しさとも違いました。
人とは見たいものを見るだけで実際のものがそれと同じかどうかは分からない、外からこう見えたとしても中は違うものであったり、この人からはこのように見えていても他の人から見たらまるで違う様子に見えていたりする・・。目に見える外側でさえそうであり、人の心の中など見えない部分はもっとさらにわからないものであり見る人により様相はまるで違っているのだということも知りました。 見る人の考えや価値観やフィルターによってどう見えるのかは変化する、そしてどれほど近くてもそれをわかるひともいればわからないひともいる、説明したとしても理解力も人によって様々・・何が本当かも人それぞれ、こんなにも曖昧な世界で人は自分の主観と思い込みで世界を強固に構築しているのだなと気づいたのでした。
それは私もまた同じで私という狭い人生経験を通して人を見て感じて判断しているのです。
これならば私という人を理解されなくても当たり前、自分の言葉が少し伝わらなかったり理解されなかったり誤解があっても当たり前だと気持ちが楽になったのです。 寂しさもありましたが、それ以上に気持ちが軽くなりました。 『そんなものなのだ』と。
私も私のことを全ては知らない、知っていると思っていても違う自分をまた知っていく、自分がそうなのだから相手には私のことは全てなんてわからない、だからわかってくれないなどと傷つく必要なんてなかったのだと気づきました。 良いとか悪いとかではなかったのです。
その経験以来私は以前よりも誰のどのような話にも入り込みすぎずに瞬間瞬間新しく聞く事ができるようになったと思います。今はこうだけれども次にあったときには違うかもしれない、今のこの人の理解はここだけれどいつかはまた別かもしれない、そんな風に常に色々な可能性を考え、今がもしも悪かったとしても一瞬先はまだわからないのだとかえって希望もあるのだと前向きになることができました。次がどうなるかはまだ決まっていないから自分の解釈しだいでどうにでもなる、ならなくてももっと先にはわからない、とそれまでよりも時間を直線だけではなく波紋上に感じることができるようになったと思います。
距離感もほどほどもそこにすべて内包されているように感じられます。
私もこちらで日々生きてらっしゃる皆様と同じように日々の気づき、そこから学んだ知恵を重ねながら自分なりの人との関係性を探していきたいと思います。
関係ないことを失礼しました。 ともにおなじときを生きておられる管理人様とこちらの方々に心から感謝しています。 No.11361 - 2022/02/16(Wed) 09:09:15
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