自分はアスペ当事者だと思いますが、実は全体のバランスを俯瞰した時、定型発達は右側に偏っていると感じています。 良いとか悪いとか否定とか非難とかではなくて、アスペルガーは反対側の左側に偏っているなと感じます。 右だの左だのは正直どちらでもいいし何でも良いと思います。 ただ、別に、定型発達が真ん中でも中庸でも正しい、でもないということです。全体としてみたときに。 定型社会にアスペがいれば当然異分子で排除されてきた嫌がられてきたこともわかりますし、もしも全体のバランスがアスペ寄りに戻るならば今まで普通だとされてきた人達の中から確実にずれてくる人がでると思います。 実は、両者の間こそがいい所どりの目指していく方向のように感じます。 一長一短実は同じことの正反対だっただけ。 アスペは定型社会ではずれていますし、良いところは集中力や合理性でしょうが悪くなったり長所も行き過ぎれば寛容性や共感力のなさ、合理的に人間性や気持ちが置き去りになります。 逆に、定型発達が共感力に優れ優しく人間性がよかったとしても、それもまた悪くなったり行き過ぎれば、良くも悪くも締まりがなくなあなあで馴れ合い、依存や共依存になりがちで、共感するからこそまったく方向性も決まらずすべてが先延ばし・・と日本の先延ばし会議のようななあなあで何も変わらないことになります。 変化がいいものでもないですが、かといって、ずっと変わらずなあなあでゆっくりと澱んでいくような馴れ合いが必ずしもいいのかもわかりません。 IQとEQ、男性性と女性性、自分軸と他人軸、そのようなものと一緒なのだと感じます。一番はバランスよく高みにあるのが目指す方向。 どっちが良い悪いではない。そしてたぶんどちらかだけ100にもならない。そうやってこの世界は成り立っていると感じます。 No.11576 - 2023/08/17(Thu) 08:38:03
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