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03 08. 2004
・festa della donna (ミモザの日)
  
・la signora
今日、3月8日はミモザの日である。
イタリアをはじめとするヨーロッパ諸国では、男性が、お世話になっている女性(職場の同僚、上司、友人、家族など)に、日頃の感謝を込めてミモザの生花を贈ることになっている日だ(メルマガに詳しく書いたので、よかったら「月刊ラ・スコリエーラ→メールマガジン→バックナンバー003」を読んでください)。

逆ヴァレンタインとでも言うべきか。
愛する女性にというよりも、気軽に身近な人に贈るというところが、ちょっと義理チョコっぽくもある。
でも義理でもきっと嬉しいと思うな。男の人に花を贈られて、嬉しくない女性はいないぞ、多分。
義理チョコをもらう男性の心境ってこんな感じなのかなぁ
(私はチョコが大好きなので、女だけど義理チョコ大歓迎なんだけどなぁ、って関係ないか)。
イタリアでは、今日ミモザをもらえない女性はまずいないだろう。おばあちゃんでも、みんな、みんなだ。
女性なら誰でももらえるなんて。実に羨ましい習慣である。

「ラ・スコリエーラ」では、今日は各テーブルにミモザを飾った。入り口にも、お化粧室にも。
すると突然、店いっぱいにヨーロッパの春の香りが流れ込む。
そして、女性全員に食前酒としてミモザ(オレンジジュース+スプマンテ)をプレゼント! 
うちのミモザは、今はスプレムータ(フレッシュオレンジを絞ったもの)で作っているからおいしいよ。
ついでと言ってはなんですが、ドルチェにもミモザ(イスキア島のお菓子)を用意してます。
当店のアイドル、名無しのジーオ(おじさん)のところにも、春が来ました。


Update:03 08. 2004 20:07 [No.32]


03 05. 2004
・夜空ノムコウ
  
・la signora
2月の後半から、もう一軒プロデュースしているお鮨屋さん(やはり漁師のゆうきさん経営)のほうがちとテンパッていたもので、間遠になっておりましたすみませぬ。書きたいことは山ほどあるのに、毎晩夜中というより朝バタンキュー状態が続いていたので、なかなか書き込みができず、ひとり悶々と過ごす今日この頃である。書きたいイタリアネタならいっぱいあるのに、天の声が囁く。「メルマガもまだ書いてないのに、それ書いちゃって本当にいいのかい?」 ものすご〜く書きたい恨ミシュランネタもあるのに、良心の呵責に苛まされる。「お前はもう、そーゆーこと言える立場ではないのだよ、フッフッフッ」 昨日は満席で嬉しかった、とかお店の日常を書こうと思えばこれも書くことはいくらでもある。だけど・・・「あのメールにもこのメールにもまだお返事出していないのに、やばいんでないかい」 そして私は夜中にもの想ふ。ネットって、自由なようで自由じゃない。タダ原稿って、勝手なようで、実は非常に気を使う。しかも自分で設定した怒涛の締め切りが、自分の首を絞めている。催促してくる編集者はいないので、辛そうな声で電話に出る必要は無いのだが(普段そんなことしてるんかい!)、な〜んか熟睡できないのは、自責の念っていうやつかしらん。ああ、私は自由でありたいの。でも不自由にしているのはほかならぬ自分なのである。見上げると、夜空の月がだんだん丸くなってきた。もうすぐ満月。おお、そうだ。八丈島で撮った美しい月の写真を載せましょう。そして、今宵も事務所で夜明かししている私です。おお〜ん(←月に向かって吠えている声)


Update:03 05. 2004 04:05 [No.31]


02 22. 2004
・春ですね
  
・la signola
今日は店は定休日。だけど厨房の手直し工事があったので、
船長とクオコのミッチーが出社して、職人さんと一緒になって汗水たらして作業をした。
事務仕事が溜まりに溜まっていたので、私も昼過ぎに出てきて、片付けなどを手伝う。
あまりに天気がよくって、まるで4月の陽気だったので、春の服装で出かけるのはいい気持ち。
鼻歌を歌いながら、植え込みの樹木や花たちにお水をあげた。
このところお蔭様で忙しく、水遣りは若いスタッフにまかせっきりだったけど、
やってみると実にいろんなことに気がつく。草木が語りかけてくる感じ。
ああ、忙しいのを理由に、丁寧さが薄れていないかなぁ・・・とちょっと反省した。
でも、水遣りは楽しい。水をうっかりかけてしまわないように、道往く人と言葉を交わす。
犬の散歩をしているおじさん、恋人とそぞろ歩くカップル・・・。
「すみませ〜ん、かかりませんでしたか?」
「いえいえ、何にもすまないことなんかないですよ。気持ちがいいですね」
赤坂な人たちは、言葉を交わすととてもシンパティコだ。

休みの日に店に出ていると、結構ご予約やお問い合わせの電話が鳴る。
将来的には、ホントは無休にできたら一番いいんだよなぁ・・・。
厨房もバージョンアップしたことだし、ますます頑張らねば。
春はいいね。なんか、期待に胸が膨らむというか、自然に前向きな気持ちになるもの。


Update:02 22. 2004 21:09 [No.30]


02 19. 2004
・初・料理教室!
  
・la signora
14日、ヴァレンタインの日、うちで初めての料理教室が行われた。
シェフは朝からちょっと緊張気味で、なかなか初々しい(フッフッ)。
この歳になると(→私)、あるいはTOPの立場に立ってしまうと(→シェフ)、
なかなか緊張するという機会も減っていくので、よいことである。
さて、初回のメニューは本当に本当に簡単なものに的を絞った。
お稽古マニアの私としては、数々のお教室を見させていただいてきたが、
実際に作る気の起きないような複雑なものなど、所詮絵に描いた餅だと痛感していたからだ。
お教室は非常にアットホームに執り行われた。
私たちの予想を裏切ったこととしては、な・なんとイタリア人2名が参加したこと。
ほかの生徒さんも結構料理のベテランさんだったので、初級過ぎたか? と焦ったけれど、
反応は上々。最後はシェフと一緒にプランツォの食卓を囲み、
非常に和やかなひとときであった。よぉ〜し、次回も頑張るぞ!

次回は3月6日(土)。初心者の方のお申し込み、大歓迎です。
それと、月一回この料理教室の日は、ランチの通常営業はお休みになりますのでご注意を。


Update:02 19. 2004 18:24 [No.29]


02 08. 2004
・開高健の愛した蟹
  
・la signora
今週人気のおすすめメニューは、セイコのトマトソースのリングイーネ。
セイコとはズワイガニのメスのことで、北海道では香箱ガニと呼ばれています。
ズワイガニはオスはどーんと立派な体躯ですが、メスはこんなに華奢なんですね!
かの開高健さんをして「海の宝石箱」と言わしめたこの蟹、
小さくても内子がいっぱい詰まっていて、今が旬! の一品です。


Update:02 08. 2004 01:22 [No.23]


02 02. 2004
・八丈島より届きました!
  
・il capitano
今朝一便で、島から戻りました。魚の気持ちがわかる男こと、船長です。
獲れたてのトビウオ、ロウソクチビキ、紋柄カワハギを持参しました。
今日のカルパッチョはこの新鮮そのもののトビウオ、キメジマグロ、赤サバです。
今夜来た人は本当に種類が豊富! どうぞお楽しみください。
(トビウオはクサヤにもなりますが、鮮度バリバリのものは生で刺身にすると超旨いんですよ!)


Update:02 02. 2004 17:14 [No.20]


01 28. 2004
・やっほ〜、ついに新HP完成です!
  
・la signora
Ciao! お待たせいたしました。苦節ほぼ一ヶ月、年末年始の休暇も返上して、
ひたすらコンテンツを書き続けておりましたものが、ついにめでたく新装開店でございます。
改めまして、ごあいさつ〜! 少しずつ成長していけるサイトにしたいと思っております。
今後とも当サイトを、何卒可愛がってくださいまし。。。
もうAll Abouteの記事などでバレてしまっているので一応告白すると、
私は本来、雑誌の記事や、たま〜に本を書くのを生業として約15年(これで歳までバレバレだ)。
それが突然料理屋の女将をやることになって、てんてこまいの日常と、
心に映り往くよしなしごとを、ここにそこはかとなく書きつくらせていただきます。
どうぞ宜しく〜


Update:01 28. 2004 02:28 [No.18]


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