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08 12. 2006
・レバノンのシェフたちは今・・・
  
・la signora
チャオ! みなさま、ご無沙汰しております。本日も満員御礼、本当にありがたき幸せでございます。
当店はお盆weekも連日開店しております! ぜひぜひご来店くださいませ♪

・・・と明るく書き始めてはみたものの、今日はちょっと、眉間に皺が寄ってしまうような話題です。
ここをご愛読いただいているご常連の皆さまは既にご存知の通り、馬場シェフは6月に出張をしておりました。何をしに行っていたのかと申しますと、馬場シェフがかつて働いていた、サルデーニャ島の離島、サン・ピエトロ島は、イタリアで唯二のマッタンツァ(中世から伝わる原始的なマグロ漁)の盛んな島なのですが、そこに行っていたのです(唯二と書いたもう一箇所はシチリアの離島、ファヴィニャーナ島。詳しくは当サイト内の『月刊ラ・スコリエーラ』を読んでね)。

そのサン・ピエトロ島では、市長の音頭で数年前から、村おこしのために『GIROTONNO』(ジロトンノ。回遊マグロの意)という名前のマグロ祭りを開催しており、その中のメインイベント、「世界マグロ料理選手権」に日本代表で出場するために、シェフは招待されていたのでした。それで、signoraも急遽、取材と応援を兼ねて出動したわけなのですが、急に決めて旅立ったせいかいろいろと大変な出張になってしまい…。そこらへんのことは割愛しますが、そこらへんにも私がなかなかこの報告を書けなかった理由があったりもします。

まぁそれはともかくとして、シェフは日本代表として、日の丸と君が代を背負って、マグロ料理に挑んだわけです。で、詳しい戦いの内容もここではサクッと省略しちゃいますが(いつか月刊…の形を変えてエッセイみたいな感じで書きたいと思っています)、優勝は日本チームではなく、レバノンチームの頭上に輝いたのでした。馬場シェフは残念ながら負けてしまったわけですが、さすがにスポーツマンらしく、「レバノンの二人は本当に真摯に頑張っていたので、(ずるっこをした(manma mia!)イタリアチームに負けたら納得がいかないが、)彼らに負けたのなら納得だ」と申しておりました。

下の写真に写っているのが、優勝したレバノンチームのシェフ(左)とクオコです。表彰式の後の嬉しい笑顔でのショット。このシェフは写真で見るよりも、実物はもっと若々しくて、でも落ち着いた知的な紳士。日本チームが準備中の会場裏のキッチンで私が話しかけたとき、流暢な英語でこう話してくれました。「君はイタリアにはいっぱい来ているのに、レバノンにはまだ来た事が無いんだね。日本人には馴染みが薄いかもしれないけれど、とっても自然が美しい、輝かしい街だよ。レバノンに来たら、ぜひ店に寄ってくださいね」。私も、未知の国レバノンに知り合いが出来るなんて思ってもみないことだったので、嬉しいな、本当にぜひ一度行ってみたいな、マグロ料理を食べる国民同士だし、なんか親近感が湧いちゃうな、一体どんなレストランなんだろう? と思っていた矢先……。

こんな事態が訪れようとは、本当に予想だにしていませんでした。彼らは戦火の下で、一体どうしているのでしょうか。無事なのでしょうか。店はまだ開けていられるのでしょうか。彼が「本当に美しいんだよ」と溜息混じりに語ってくれたレバノンの街は、今、一体どんなことになっているのでしょうか。我々は、辛くても真実から決して目をそむけてはいけないのだと思います。アメリカの力が強く及ぶ日本では、情報は、残念ながらきちんと伝えられていません。イスラエル(とアメリカ)のやっていることは、紛れも無い侵略であり、虐殺です。報道も世論も正しい認識ができているとは思えません。心ある人は、自己の責任において、下記のサイトをクリックし、そして写真を見てください。かなり衝撃的なものもあるので、覚悟の上で見てください。真実を写す、たくさんの写真を…。

http://fromisrael2lebanon.info/pa/index.php

昔『戦場のピアニスト』という映画を観たとき、私は感動していたのですが、ある友人が「あの映画では、人がキレイに死にすぎる。本当の戦争とは、虐殺とは、あんなものではない」と、バッサリと斬り捨て、非常に怒っていたことを思い出しました。そのときの私は、彼の言う意味が良くわからなかったのですが、今回、この正視しがたいレバノンの現実の数々を目の当たりにしたとき、「ああ、本当に彼の言ったとおりだ。戦争において、人はキレイには死なない。戦場とは、無差別殺人とは、本当に惨たらしいものである」ということに、ようやく気がついたのです。
ときは8月。わが国が、ピカドンを二度も浴びた唯一の被爆国だということを、いやがおうにも思い出す季節…。

それから、この夏はぜひ、映画『日本沈没』を観ておいて欲しいな、というのがsignoraの個人的な意見です。
DVDになってからなどと言わず、ぜひ今観て欲しい。この国の危機に、間に合わなくなってしまわないように…。
邦画なんて、とバカにしたりしないで。私には『ダ・ヴィンチ・コード』よりたくさんの示唆があったよ。
レバノンのように侵略されたくなかったら、日本人はこの映画を観て、真剣に考えるべきだと私は思うのです。
日本人として、人間として、今、私達ひとりひとりが、一体何をなさねばならないのかを…。
私は、涙が止まりませんでした…。こんなことは、以前にここでお薦めした『パッション』を観たとき以来です。

彼らの無事を、そして一日も早くレバノンに再び平和が訪れることを、心より願わずにはいられません…。


Update:08 12. 2006 04:41 [No.289]


08 04. 2006
・帰京しました!
  
・la signora
※サーバーの移管に伴い、繋がりにくいことがあったかと存じます。ご迷惑をおかけしてすみません。

どなたも同じであろうけれども、出張明けは、溜まった仕事が山盛りてんこ盛りで、
ホントに笑うしかないっていう状況のsignoraである。へらへら〜♪ 
でもね、嬉しいことに、東京にはおいしいものがいっぱいだ。
■帰京1日目→鮨割烹・黒瀬で賄いごはんにありつく。久しぶりの生魚の旨さに感動! 木っ端なのにこの旨さ!!!
■帰京2日目の昼→La Scoglieraで、打ち合わせの方にご馳走をするため、ドサクサに紛れてランチを堪能♪
おいし過ぎる!! と思ったら、久しぶりにシェフが作ってくれていた。トマトとシラスのスパゲッティーニ♪
船長が佐島の農家の方と仲良しになって、完熟まで枝につけておいてもらっているトマトである。旨い!!!(涙)
ドルチェに添えられていた桃のコンポートの甘みも、ほんのり柔らかくってとっても好みである。
最近キッチンに入ったばかりのkawakamiくんが、「いかがでしたか?」と聞きにきてくれた。
聞けば、この桃は馬場シェフのお父様が作ってくれた桃だという。馬場農園の桃だから、通称:ババモモ(笑)。
私は大のフルーツ好きなので、果物は熟れごろをそのまんま食べるのが一番だと思う。だから加工するなら、
更においしくするんでなければ罪だと思っている。でもこの桃は、コンポートになって喜んでいたんじゃない?
■帰京2日目の午後→1時間おきに立て続けに打ち合わせ。なので、アイスコーヒーばかりじゃ可哀想と思ったのか、satoちゃんが今度は、te alla pesca freddo(桃のアイスティー)を出してくれた。う、旨いじゃん!!!
ちょっと濁ってるところをみると手作りっぽい。聞けば、ババモモを剥いた皮を入れて出したのだという。
ババモモのテ・アッラ・ペスカ・フレッド。最高にイタリアの夏っぽくて、幸せな甘い香りだ。
■帰京2日目の晩→お客様に呼ばれて黒瀬へ。ついでに端っこの席で、少しお鮨をいただいちゃいました♪ 
久々に味わう白身の王様、尾長鯛の素晴らしいこと! そして尾長の腹身のなんと官能的なことか! 
すみません、板長。今日は働いてないのに。今日はお客様ってことで、お勘定もしますので、お許しを〜♪

やっぱり東京はエエな〜。スコリと黒瀬があるからね。私は本当に幸せものである。
あんまりおいしすぎて、写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました! ごめん。 


Update:08 04. 2006 14:37 [No.288]


07 21. 2006
・Testata !
  
・la signora
地蔵(zizou)さんとマテ貝(materazzi)君の処分が決まったそうである。やれやれ(溜息)。
あ、サッカーに興味が無い人、ごめんね。お店にも関係ないし、これでこの話題は最後にするからね。
さて、色々な御意見があろうが、この件に関するsignoraの見解は、多くの報道の論調とはちょっと違う。
地蔵さんは、確かに歴史に残る名プレイヤーである。本当に、もうあの華麗な足技が見られないのかと思うと
引退を惜しむ気持ちは私にもいっぱいあるし、チームの要だった名プレイヤーの最後の花道を優勝で飾ろう! とフランス代表チームが一気に一丸となっていく様は、ええ話しやなぁ、羨ましいなぁ、と思って観ていた。

しかし、である。地蔵さんには、「切れやすい」という決定的な欠点が歴然とあった。それは通算14枚もの
レッドカードを受け取ったという経歴が証明する事実であり(うち3回が頭突きによる退場だよ?)、
彼自身も、それは自分のカラッテレの一部であるからどうしようもないんだ、と過去にインタビューで認めている。
つまり、彼は確かにすんばらしい技術を持った卓越した選手ではあるけれども、決して素晴らしい人格者とか、
ましてや神とか、そんな形容詞が似合う輩ではないよね、ということがはっきりと見て取れる。

だけど。もしあのまま彼が切れずにプレーをして、おまけにもし逆に、フランスが勝利をおさめていたとしたら・・・。
世界中のメディアは彼を「神」に祀り上げたであろう。彼のサクセスストーリーをたくさんの美談で飾り立て、都合の悪い経歴は封印して。でも、実際には彼は切れてしまった。「よりによってWCの決勝で、自分の引退試合で・・・」と人は言うけれど、私は「あのままうっかり神にされずにすんでよかったじゃん」、と思う。確かにあの唐突なラフプレイには度肝を抜かれたけれど、signoraがまず何を感じたかというと、「ああ、この人は本当に、ストロンツィーノ(悪ガキ)のまーんまおっきくなった、ハングリー精神旺盛なサッカー小僧だったんだなぁ(ある意味神よりキュートだ)。・・・しょうがないなぁ。ま、こういう幕切れも実はらしくってよかったんじゃん?」ということだった。

地蔵さんのしたことは悪いことだと思うし、だからレッドカードは当然、そしてマテ貝君は確かに札付きのワルだけど、挑発したほうが悪いなんて正当化は絶対におかしい。ああいう場合は、手を出したほうが絶対的に負けなのである(あ、出したのは手じゃなくて頭だったけど・・・)。けれど、彼にとって神に祀りたてられてしまうことは、この後の人生にとって、不幸以外のなにものでもなかったのではないだろうか。もし彼がうっかり神になってしまっていたら、「僕は本当はそんな人格者じゃないのに・・・」という違和感を感じつつも、求められるキャラクターでの演技を続けなければならず、ずっと苦しんだであろう。それは「あの決勝でのバカなプレイで選手生活の晩節を汚した」と言われるよりも、ずっと重く苦しい十字架だったのではないかと想像する。選手は、引退してからの人生のほうが長いのだ。だけど今は「地蔵さんはいい選手だけど、けっこうアホでめっちゃヤンチャやったよね〜。決勝であんなことやっちゃってさ〜」ということが全世界に知らしめられ、案外本人はどこかホッとしている部分もあるんじゃないのかな? とさえ思う。だから「反省はしているが後悔はしていない」って言ったのかな? 
なんてね・・・あくまで secondo me, 私論ではありますが。

決勝戦が始まるとき、両キャプテンがフェアプレイの精神を確認し合い、互いの健闘を祈るために握手をしようと、カンナヴァーロが笑顔で「よろしくね」って手を差し出したのに、地蔵さんはそれを無視したんだよね。つまり、試合が始まる前から、彼はもう極限まで興奮しちゃってて(コメアニマーレだ)、ピリピリしてるなんてものじゃなかったわけだ。普段は温厚な地蔵さんが、試合になると闘牛のごとく戦闘的になる。それ自体はプロとして素晴らしいことだと思う。握手を無視するのはかなり感じ悪いけれど、世界一を決める決勝戦のピッチだもんね。もう、ここで頑張らなかったらどこで頑張るの!? っていう場面だもの。究極に自分の戦闘意欲を高めていたんだろうなぁ。ってことは元々一触即発状態だったわけで、マテ貝君の言葉が差別的だったかどうかとか、そんなのまるで関係ないと思う。だってパロラッチャはピッチではもう当たり前なんだし、そんなのセリエAでプレイしていた地蔵さんにとってはわかりきっている、なんてことないE' una battuta だったと思うよ? なんて言ったのか、なんて問題じゃないよ。どうせVa○○○○とか××Ca××とか、しょっちゅう言っていることでしょう。だからって、汚い言葉を使うことが良いことだとは全然思わないよ。サッカーってホントそういうところが下品だよなぁ、と思うけど、でもこの場合だけ、「温厚な人格者のジダンがあんなに怒るんだから、マテがよっぽど悪いことを言ったに違いない、差別に違いない!」なんて決め付け方、完全に先入観だし間違っていると思う。

それに、地蔵さんは本当に二度と出ないかもしれないほどの稀有な名プレイヤーだけれども、キャプテンとしてはどうなんだろう、と私は思う。チームメイトも国民もなんだか庇ってはくれているけどさ、世界中の子供達に悪いことをしたって言う前に、まずはチームメイトに心から謝罪すべきじゃないのかなぁ。大事な大事な決勝戦で、キャプテンが切れちゃって退場をくらったんだよ? 言い訳する前に、ともかく謝らなくっちゃだめでしょう・・・ これ以上無いってぐらいの迷惑をかけちゃったんだから・・・

今回のFIFAのやり方は、本当におかしいと思う。喧嘩両成敗?・・・っていうのも変な話しだし(だってそんな理屈が通るのなら、殺人事件だって殺したくなるほど怒らせたほうが悪いんだから喧嘩両成敗、殺されたほうも責任を取れってことになっちゃうのだろうか?)、決勝戦で主審の判断で一発退場をくらった選手をMVPに選ぶのもちゃんちゃらおかしな話だ。はなっから「今回はジダンのWCにしよう。それで売って行こう!」というシナリオが見え見えじゃん・・・。どこかの記者さんが一人だけ書いていたけど、signoraも本当のMVP選手はイタリア代表のカンナヴァーロだと思う。小柄なのにすごいスライディングでインターセプトをガンガンしまくり、ホントにホントにたくさんのシュートチャンスを潰しながら、ただの一枚もカードをもらっていないんだよ! 全速で走ってきて足を出しても、それはあくまでもボールを蹴るのであって、うっかりでも敵の足を祓って転ばせたり傷つけたりしない。こういうスーパーセイヴィングこそが、差別をなくそうと謳う大会のMVP選手に相応しいプレイだと思うんだけどな! 
DFがMVP初受賞となったら、それこそ世界中で守備的ポジションにある子供達が大喜びになって、サッカーの底上げに貢献したと思うんだけどなぁ…。スターは得点する人だけじゃないんだよ、って。

決勝戦は、確かにフランスが押していた。延長の末のPK合戦で勝利をおさめたのはイタリアだったが、フランスが悔しいのはよくわかる。signoraの母校だって、ずーっと押していて、敵のゴール前でしか試合をしていないのに、結局負けて準優勝になってしまったことがあったよ。そのときの悔しさは、今も忘れない・・・。だけど。そういうことは勝負事ではよくある話だ。勝負に勝ったのはイタリア代表チームなのである。「あのときジダンが退場なんかにならなければ・・・マテの奴め・・・」って思うのは、気持ちはわかる気もするけれど、間違っていると私は思う。試合に勝って勝負に負ける。そういうこともある。それが、人生なのだ。

とにもかくにも、campione del mondo!!! になったのはイタリア代表、Azzuriのみんなだ。イタリア戦はほとんど全戦アウェイ状態で(イタリアとドイツは近いのに、サポーターはあまり行かなかったのだろうか???)、ブーイングがすごくって本当に戦いにくかったと思うんだけど、それでもイタリアは決勝トーナメントを全勝したのだ! 
せっかくイタリアが優勝したのに、世論が地蔵さん一色になってしまったのが私はとっても残念だ。でも悔しいけど面白いから、イタリアのサイトで見つけた地蔵さんパロディのリンク集を貼っておきます。地蔵マンマが「マテ貝の○○を切って料理してやりたい!」って言った超お上品なお言葉を、まんま映像化した動画とか、本当にフランスで発売になるらしい「地蔵音頭」のMVとかが満載です。もうそろそろ旬も過ぎるものなので、今のうちにどうぞ。

http://www.corriere.it/Primo_Piano/Sport/2006/07_Luglio/13/pop_zida.shtml

↓左上の白いのが地蔵さんなのでドラッグして動かして、マテ貝君の前で左クリックすればtestataできます。
http://www.bastardidentro.it/node/view/18910


Update:07 21. 2006 04:47 [No.285]


07 10. 2006
・Campione del mondo , ITALIA !!!
  
・la signora
Auguri, Auguri, あうぐぅり〜!!! 延長戦の途中、突然の睡魔に襲われてしまい、眠くて眠くてたまらなかったんだけど、本音を言えば、決勝でのPK合戦だけは避けて欲しかったんだけど、でもでも、とにもかくにもイタリアが優勝した! ほんとにホントにおめでとう〜!!! signoraも自室でひとしきり喜びの舞いを舞った後、かの地で狂喜しているであろうイタリア人の友人何人かに短めのメールを慌てて送り、その後もTVの朝のニュースをザッピングしまくって、次々にダイジェストを見ながらこれを打っているのである。ああ、朝っぱらから忙しい…♪

signoraは「今回はイタリアが優勝!」と早くから周囲に言っていたのだが、それは単なる勘だったのに、嬉し過ぎる当たりである♪ でもトスカーナの片隅で、あのアメリカ戦のていたらく(PK以外の唯一の失点であるオウンゴールを披露してしまった、あの最低な試合だ)を目の当たりにして、「あっちゃ〜、大丈夫かいな〜」と半分落胆していたのだけれど、試合を経るごとによくなっていったAzzuriの気迫に、ツキもいっぱい味方してくれたように思う。どこが優勝しても不思議ではないような、いい試合が多かったもの。

実はsignoraが生まれたところは、日本においてサッカーが全然マイナーだった時代から、日本一サッカーが盛んな町であった。そして小学校から高校まで、signoraの学校や市や県の代表チームは、常にAzzuri(ブルー軍団)だったのである。いや、高校までじゃないな、日本代表だってサムライブルーだし、日本が敗退してもイタリア代表がアッズーリなんだから、要するに私は青いチームしか応援したことがないのである。ulala〜!!
サッカー=青。ちょうどこのHPの色のような。なんでだ〜(好きな色だからいいんだけど、我ながら不思議…)

ちなみにその時代(ちょうど24年前にイタリアが前回優勝した頃だ。またこんな話をすると歳がばれるぢゃないか!)のサッカースタイルの主流は、徹底して足で守るマンツーマンディフェンスだったので、今回のイタリアチームの攻撃的かつ守備のしつこいサッカーは、signoraにとってはなんとも懐かしいものであり、眠らせていたサッカー好きのDNAが、ますます騒いでしまったのである。やっぱりサッカーはそうでなきゃ〜♪ って感じ。当時の恩師の名言『攻撃は最大の防御なり』は、サッカーのことを言っているんだけど、人生にもそのまま当てはまる。座右の銘みたいなもんである。いやホント、サッカーは格闘技だし、サッカーは人生なのだ。

というわけで、4年に一度ワールドカップのときだけは、昔取った杵柄で、こうしてついつい興奮してしまうのである。許せよ。振り返れば本当にいい試合がいっぱいだったね。すべての選手にありがとうと言いたいな。
Grazie tutti!!
あ〜、今頃イタリアはすんごい騒ぎなんだろうな〜。車はもちろん、電車までサイレン鳴らしまくりで通るらしいよ(それはウルサイ!)。でもでも、私もチルコ・マッシモ(Romaです)に行きた〜い♪ とにかくCampione del mondo。本当におめでとう、ITALIA! そして皆さま、お疲れさまでした〜 

http://mondiali.it.msn.com/


Update:07 10. 2006 07:18 [No.284]


06 27. 2006
・Totti〜!!!
  
・la signora
サルデーニャ島での出来事や、トスカーナでのよしなしごとを、さて、どのように書き綴ろうか…と思いつつ、夜な夜なサッカーに翻弄されて、全然時差ぼけが取れないsignoraである。
日本の試合がすべて終わってしまったのは残念だが、ゲームとしてはココから先の上位戦のほうが、俄然面白くなってくる。signoraの贔屓は、もちろんイタリアのアッズーリだ。イタリアvsアメリカ戦は、ディープなトスカーナのとある町(サン・ミニアートっていうところ。サン・ジミニャーノじゃないのよ。知らないでしょ。signoraも行くまで全然知らなかったもん。蛍が飛んでるぐらい環境のいいところだったよ)のリストランテでかなり興奮気味に観戦した。オフサイドはミスジャッジだわ、オウンゴールはするわ、3枚もレッドカードが出るわ、えらい試合であった。両チームともものすごいラフプレーの連続で、このままだとどんどんピッチにいる選手が減り続けて、5人対6人、全部で11人ぐらいになっちゃうんじゃないの? と言ったら、一緒に観戦しながら食事していたイタリア人たちにやけに受けた。全然納得のいかない結果(引き分け)だったので思わず消化不良を起こしそうだったが、直後にTVで評論番組が喧々諤々やっていたのも生で観たけど、これが日本の解説番組以上に死ぬほどつまらないのである。

今日は、少しだけのつもりが結局ラストまで店にいてしまったのでうっかり忘れかけていたのだが、家に帰るなりイタリアvsオーストラリア戦が始まったので、そのまま食い入るように観戦した。それにしてもスレスレの勝利…。興奮して眠れないではないか。あのレッドカードは厳しすぎるよねぇ…。でも、今回のイタリアの苦戦ぶりを見て、オーストラリアってやっぱり結構強くてしぶとくていいチームだったんだなぁ、つくづく日本はカードが悪すぎたよなぁ、と思う。最後は王子が劇的に決めてくれて、ベッカムといいトッティといい、本物のスターは圧倒的に土壇場に強い、ということを痛感。すごすぎだよ。日本語でこれを「千両役者」という。今日という今日は、たとえどんなにシェフに「signoraってミーハーだよね!」とそしられようとも、臆面もなくトッティに惚れ惚れしてしまった次第である。
Totti, Grazie mille! Sei troppo bravo, Incredibile!!!  追い詰められたときの目つきがたまりませんわ。
しかし、なぜに指しゃぶり? 奥さんのお腹に赤ちゃんがいるから???


Update:06 27. 2006 04:02 [No.282]


06 25. 2006
・遅ればせながら、ただいま〜。デス
  
・la signora
Ben Tornata〜(←って自分で言うのは変か…)。
signoraは、最盛期には年に4、5回渡伊していたのだが、最後に行ったのは、La Scogliera開店半年前。
ナナナナナント! 3年8か月ぶりに行った! と思ったら、今月だけで2往復。つくづく極端な性格である。

2度ともPCを持参していたのに、ほとんど接続することが出来ず、単なる鉄の塊の荷物と化す。
帰国後さっそく書き込みをしようと思ったら、今度は自宅のPCがしょーぺろ(スト)に突入。あ〜ん(涙)
どうにか直して、本日やっと復旧したという次第です。
毎日ご訪問してくださった方、本当にすみませんでした。今日から真面目に更新しまっす。。。

で、どこからご報告したらよいのかよくわからなくなっちゃっているので、まずはこんなヘンテコな写真から。
もう、マジ、ほんっとうに、震えるほど寒かったんですよ〜、6月のサルデーニャ!!!
(っていうか、イタリア中異常気象だったみたい。最悪な連休だった、と後日ローマの人も言ってました)
で、証拠写真。観光客は、こんな冬みたいな格好していたんです(わかるかな?)。子供にダウン着せてるよ。
私はと言えば、ほとんど夏の格好しか持って行かなかったので、いたしかたなくTシャツの重ね着まくりでした。


Update:06 25. 2006 00:07 [No.281]


05 30. 2006
・行ってまいります。
  
・la signora
今回のパーティは、いい感じで踊っていた方が多かったですね〜
Barの前も、こんな感じで盛り上がっていました。いいですね、踊れる方は♪
ところで。
サルデーニャ島のそのまた離島のサン・ピエトロ島で、マグロ料理世界大会というのが開催されます。実は今年はうちのシェフがエントリーされており、signoraも、ちょっと取材を兼ねて行ってまいります。久しぶりにブッキングしたイタリア行きは大変なことになっており、へろへろで飛び立ちます(アリタリアさんが、ちょっとぼーっとしてたら、運行許可の申請を忘れてしまっていて、なんとこのあいだの26日から、カリアリーローマ便、カリアリーミラノ便が、一本も就航できなくなってしまったのです(しかもこの先2年間も!)。ま〜んま・みーあ!!! そんなことって、あり? サルデーニャに住んでいる人やサルデーニャに行きたい人にとって、これは大問題ですよ…。久々に頭をガーんと殴られた感じです。イタリアの洗礼か。でも私も、今日の明日で突如「やっぱり飛びます」とブッキングを土壇場にしたら、あちらの方に「あなたってホントに日本人? それってイタリア人のやることじゃない?」と言われてしまいました。ぎゃふん! 何はともあれ、行ってまいりますね。うまくいけば、この日記上で実況中継したいと思います。ciao〜♪


Update:05 30. 2006 04:36 [No.279]


05 29. 2006
・怖い写真。
  
・la signora
先日のfestaにて、素敵なライブを提供してくださったアリサさん、とても安定感のある歌声で楽しませてくださいました。本当にありがとうございました。Grazie! …で、アリサさんの写真を出そうと思ったら、撮影する瞬間にうちのスタッフのkawakami君が横切ったため、こんな怖い写真になってしまいました…。ぱう〜ら! 

もう一度アリサさんの歌声を聴きに行きたいわ、という皆さまへ。6月14日(水)に、セルリアンタワーでライブがあります。詳細はこちらへどうぞ♪ → http://www.sunagaalisa.com/
※須永さんではなくて、寿永アリサさんでした。お名前を間違えていたなんて、本当に申し訳ございませんでした! ここに訂正してお詫び申し上げます。


Update:05 29. 2006 07:37 [No.278]


05 28. 2006
・『チューボーですよ!』に初登場の巻♪
  
・la signora
わーーーーーん!!! やってしまいましたー。録画失敗。signoraはまだ、昨夜の『チューボーですよ!』のビデオを観られてません。うちはパソコンで録画するのですが、ぬかりなく予約はしてあったのです。ところがパーティ直前に、フロッピーからデータを取ってイタリアに送らねばならないという作業があり、ドライブを差し込んだままうっかりシャットダウン。そしたら録画予約の時間になっても自動起動がされなかった……(がっくり)。早く観たい観たい、観たいよ〜! 店には小さなポータブルTVを持って行ってあったのに、全員見事に忘れてパーティに没頭していました(とほほ)……。どなたかデータでお持ちの方、DVDにコピーを落としていただけると本当に嬉しいです。…と、悲しみにくれていたところ、当店のcarissima clienteにして、フレーグラ広報部長という肩書き(?)を持つHちゃんから、早速感想メールが届きました。↓

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『チューボーですよ!』見ました。
スタジオでは、馬場シェフの作り方通りに作っていましたね。そして、最後の各巨匠の挨拶のところ、他の巨匠は重厚な雰囲気をかもし出しているのに、馬場シェフ異常に軽快すぎ(笑)。やっぱり馬場さんだー、と手を叩きながら大喜びしてしまいました。馬場さんって、カッコいいんだからカッコつけてたらただのカッコいい人になれるのに、あの辺が馬場さんの馬場さんたるゆえんなのでしょう(←一応誉め言葉)。放映前にラ・スコリエーラに一緒に行ったことのある人にメールを出しまくったので、友達もたくさん見てくれたと思います。私もそろそろ行きたいなー。あのペスカトーレ、本当に美味しそうだったし! ペスカトーレとフレーグラ食べたら、お腹いっぱいになって、他のが食べられなくなっちゃうかな?? それでもいいや…。(Hちゃんからのメールより)
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『チューボーですよ!』は、以前から出たかった番組のひとつで、依頼があったときはみんなとっても嬉しかったんです。でも馬場シェフは、あることを心配していました。「あのぉ、どうしてもお辞儀しないと駄目ですか?」。
どうもあの重厚な感じのお辞儀が、自分らしくないと感じていたようなのです。撮影当日ディレクターさんに聞いてみると、「お辞儀は番組開始以来の伝統」と言われたので、やっぱり揃わないといけないだろー、と諦めかけていたのですが、「一応規定どおりのも撮らせていただいた上でなら、違うバージョンもいいですよ、ぜひやってみてください」どちらが使われるかはわかりませんが、とのことでした。でもやっぱり軽やかなほうが採用されたのね♪ きっと取材クルーの皆さんも、そのほうがここのシェフらしいや、と思ってくださったのでしょう。でも実は、シェフはもっとふざけたもっといろんなバージョンを練習していたんだけど、いざとなると照れおって、あれが限界(笑)。
撮影が終わり、スタッフをお見送りするとき、シェフがひと言。「次はもっと違うお辞儀を研究しておきます!」
って、おいおい、料理のことじゃないのかよ!(by三村)って感じでした。

こちらにレシピも載ってます♪ → 公式HP http://www.tbs.co.jp/chubaw/


Update:05 28. 2006 18:47 [No.277]


05 28. 2006
・雨だったけど、サルサな熱い夜。
  
・la signora
Buongiorno tutti!
昨日は、雨ニモマケズ、festa(パーティ)においでくださった皆さま、本当に本当にありがとうございました。これは毎度のことなのですが、雨が降るとイタリア人の出席率が限りなくゼロに近づくため、案の定予測よりも3割ほど控えめの出足でしたが、なんといっても音が安定して良かったため、盛り上がりは最高で、踊りに来た人も食べに来た人も、参加者の評判は今まで以上のものでしたので、お客様が喜んでくだされば何より、ということで、ひとまず大成功、と思っております。本当にありがとうございました。私も今回初めてお客さんに混じって、お料理を食べ、おしゃべりをし、楽しませていただきました。トマトのペンネもおいしかったし、船長が釣ったカツオのカルパッチョも堪能。でも、なんといっても揚げたてほかほかのゼッポリーニ(ナポリの伝統的な料理で、青海苔のたこ焼きみたいな奴)が最高! 今回はスタッフの数も十分だったし、私は楽をさせていただきました。驚いたのは、遅い時間に集まってくださったお客様が多かったこと。じわじわと、皆さんに愛されてきているのかな。丸3周年を迎えましたが、これからも末永くご愛顧のほど、宜しくお願いいたします♪


Update:05 28. 2006 18:24 [No.276]


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